テンプレートから新規仮想マシンをデプロイする場合や、既存の仮想マシンのクローンを作成する場合に、仮想マシンの Windows ゲスト OS をカスタマイズできます。ゲスト OS をカスタマイズすることで、コンピュータ名の重複など、同一設定の仮想マシンをユーザーがデプロイする際に発生する可能性がある競合を防止できます。
Windows が元の仮想マシンと同一のセキュリティ ID(SID)を持つ新しい仮想マシンまたはテンプレートを割り当てないように設定できます。これらのコンピュータが 1 つのドメイン内にあり、ドメイン ユーザー アカウントのみが使用される場合、SID が重複していても問題が発生することはありません。しかし、これらのコンピュータがワークグループの一部であったり、ローカル ユーザー アカウントを使用したりする場合、SID が重複しているとファイル アクセスが危険にさらされる場合があります。詳細は、Microsoft Windows オペレーティング システムのドキュメントを参照してください。
前提条件
- カスタマイズの要件をすべて満たしていることを確認します。ゲスト OS のカスタマイズ要件を参照してください。
- 使用できるカスタマイズ仕様があることを確認します。ゲストのカスタマイズ仕様の作成については、Windows のカスタマイズ仕様の作成を参照してください。
手順
結果
新しい仮想マシンがはじめて起動するとき、ゲスト OS は、カスタマイズ プロセスを完了するためにファイナライズ スクリプトを実行します。仮想マシンは、このプロセスで何回も再起動することがあります。
新しい仮想マシンが起動したときに、ゲスト OS が一時停止した場合は、不正な製品キーや無効なユーザー名などのエラーの訂正を待機している可能性があります。システムが情報を待機しているかどうかを確認するには、仮想マシン コンソールを開きます。
次のタスク
ボリューム ライセンス バージョンではない特定の Windows オペレーティング システムをデプロイすると、新しい仮想マシンでオペレーティング システムを再度有効にすることが必要になる場合があります。
新しい仮想マシンの起動中にカスタマイズ エラーが発生した場合、エラーは %WINDIR%\temp\vmware-imc に記録されます。エラー ログ ファイルを表示するには、Windows の [スタート] メニューから、 の順に選択します。