デフォルトでは、vSAN はディスク グループのデータを自動的にリバランスします。自動リバランスの設定を構成できます。

デバイスの I/O パターンが不均等になったり、ホストやキャパシティ デバイスを追加したりすると、vSAN クラスタがアンバランスになることがあります。クラスタがアンバランスになった場合、vSAN は自動的にディスクのリバランスを実行します。この処理により、使用率の高いディスクのコンポーネントが使用率の低いディスクに移動されます。

自動リバランスは有効または無効にすることができ、自動リバランスがトリガされる偏差のしきい値も設定できます。クラスタ内の任意の 2 台のディスク間でキャパシティの偏差がリバランスのしきい値を超えると、vSAN はクラスタのリバランスを開始します。

ディスクのリバランスは、vSAN クラスタの I/O パフォーマンスに影響を与える可能性があります。このパフォーマンスへの影響を回避するために、ピーク パフォーマンスが必要な場合は自動リバランスをオフにできます。

手順

  1. vSAN クラスタに移動します。
  2. [設定] タブをクリックします。
  3. vSAN[サービス] を選択します。
  4. [詳細オプション] をクリックして編集します。
  5. 自動リバランスを有効または無効にするには、[自動リバランス] をクリックします。
    偏差のしきい値は、20% から 75% の間の任意の値に変更できます。

次のタスク

vSAN 健全性サービスを使用してディスクのバランスを確認できます。[クラスタ] カテゴリを展開し、 [vSAN ディスク バランス] を選択します。