vSAN ファイル サービスが有効になっている場合、vSAN データストアに 1 つ以上のファイル共有を作成できます。vSAN ファイル サービスでは、これらのファイル共有を ESXi のデータストアとして使用できません。
前提条件
Kerberos セキュリティで SMB ファイル共有または NFSv4.1 ファイル共有を作成している場合は、Active Directory ドメインに vSAN ファイル サービスを構成していることを確認します。
[共有名と使用量に関する考慮事項]
- ASCII 以外の文字を含むユーザー名を使用して共有データにアクセスできます。
- 共有名は 80 文字以内にする必要があります。英字、数字、ハイフン文字を使用できます。ハイフンの前後には数字またはアルファベットが必要です。ハイフンを連続して使用することはできません。
- SMB タイプの共有の場合、ファイルとディレクトリに Unicode 対応の文字列を含めることができます。
- 純粋な NFSv4 タイプの共有の場合、ファイルとディレクトリに UTF-8 対応の文字列を含めることができます。
- 純粋な NFSv3 タイプと NFSv3+NFSv4 タイプの共有の場合、ファイルとディレクトリに ASCII 対応の文字列のみを含めることができます。
- 古い NFSv3 から NFSv4 のみの新しい vSAN ファイル サービス共有に移行するには、すべてのファイルとディレクトリの名前を UTF-8 エンコードに変換する必要があります。この操作は、別のサードパーティ ツールで行うこともできます。
手順
- vSAN クラスタに移動し、[構成] > [vSAN] > [ファイル共有] の順にクリックします。
- [追加] をクリックします。
- [全般] ページで次の情報を入力して、[次へ] をクリックします。
- [ネットのアクセス コントロール] ページには、ファイル共有へのアクセスを定義するオプションが表示されます。ネットワーク アクセス コントロール オプションは、NFS 共有でのみ使用できます。次のいずれかのオプションを選択し、[次へ] をクリックします。
- [アクセスなし]:任意の IP アドレスからファイル共有にアクセスできないようにするには、このオプションを選択します。
- [任意の IP アドレスからのアクセスを許可]:すべての IP アドレスからファイル共有にアクセスできるようにするには、このオプションを選択します。
- [ネット アクセスのカスタマイズ]:特定の IP アドレスの権限を定義するには、このオプションを選択します。このオプションを使用すると、ファイル共有に対する特定の IP アドレスの権限(アクセス、変更または読み取り専用)を指定できます。また、各 IP アドレスの [Root squash] を有効または無効にすることもできます。IP アドレスは次の形式で入力します。
- 単一の IP アドレス。例:123.23.23.123
- IP アドレスとサブネット マスク例:123.23.23.0/8
- 範囲。開始 IP アドレスと終了 IP アドレスをハイフン (-) で区切って指定します。例:123.23.23.123-123.23.23.128
- アスタリスク (*)。すべてのクライアントを表します。
- [確認] ページで設定を確認し、[終了] をクリックします。
vSAN データストアに新しいファイル共有が作成されます。