Tier-0 ゲートウェイは、物理インフラストラクチャへの NSX-T Data Center 論理ネットワークの North-South 接続を提供する NSX-T Data Center 論理ルーターです。vSphere with Tanzu は、同じトランスポート ゾーン内の複数の NSX Edge クラスタで複数の Tier-0 ゲートウェイをサポートします。

前提条件

NSX Edge クラスタを作成済みであることを確認します。

手順

  1. NSX Manager にログインします。
  2. [ネットワーク] > [Tier-0 ゲートウェイ] の順に選択します。
  3. [Tier-0 ゲートウェイの追加] をクリックします。
  4. Tier-0 ゲートウェイの名前を入力します。
    例えば、 Tier-0_VWT です。
  5. アクティブ/スタンバイ HA モードを選択します。
    アクティブ/スタンバイ モードでは、選択されたアクティブなメンバーがすべてのトラフィックを処理します。アクティブなメンバーに障害が発生した場合は、新しいメンバーが選択されてアクティブになります。
  6. 以前に作成した NSX Edge クラスタを選択します。
    たとえば、 EDGE-CLUSTER を選択します。
  7. [保存] をクリックします。
    Tier-0 ゲートウェイが作成されます。
  8. [はい] を選択して、構成を続行します。
  9. インターフェイスを設定します。
    1. [インターフェイス] を展開して、[設定] をクリックします。
    2. [インターフェイスの追加] をクリックします。
    3. 名前を入力します。
      たとえば、 TIER-0_VWT-UPLINK1 という名前を入力します。
    4. [タイプ][外部] を選択します。
    5. Edge 論理ルーター – アップリンク VLAN から IP アドレスを入力します。IP アドレスは、以前に作成した NSX Edge 仮想マシン用に設定した管理 IP アドレスとは異なる必要があります。
      たとえば、 10.197.154.1/24 です。
    6. [接続先] で、以前に作成した Tier-0 アップリンク セグメントを選択します。
      たとえば、 TIER-0-LS-UPLINK
    7. リストから NSX Edge ノードを選択します。
      たとえば、 nsx-edge-1 です。
    8. [保存] をクリックします。
    9. 2 つ目のインターフェイスについて、手順 a ~ h を繰り返します。
      たとえば、IP アドレス 10.197.154.2/24nsx-edge-2 Edge ノードに接続される 2 つ目のアップリンク TIER-0_VWT-UPLINK2 を作成します。
    10. [閉じる] をクリックします。
  10. 高可用性を構成するには、[HA VIP 構成][設定] をクリックします。
    1. [HA VIP 構成の追加] をクリックします。
    2. IP アドレスを入力します。
      たとえば、 10.197.154.3/24
    3. インターフェイスを選択します。
      たとえば、 TIER-0_WVT-UPLINK1TIER-0_WVT-UPLINK2 を選択します。
    4. [追加] および [適用] クリックします。
  11. ルーティングを構成するには、[ルーティング] をクリックします。
    1. スタティック ルートで [設定] をクリックします。
    2. [スタティック ルートの追加] をクリックします。
    3. 名前を入力します。
      たとえば、 DEFAULT-STATIC-ROUTE です。
    4. ネットワーク IP アドレスとして 0.0.0.0/0 を入力します。
    5. ネクスト ホップを設定するには、[ネクスト ホップの設定] をクリックし、次に [ネクスト ホップの追加] をクリックします。
    6. ネクスト ホップ ルーターの IP アドレスを入力します。通常、これは NSX Edge 論理ルーター アップリンク VLAN からの管理ネットワーク VLAN のデフォルト ゲートウェイです。
      たとえば、 10.197.154.253 です。
    7. [追加][適用][保存] の順にクリックします。
    8. [閉じる] をクリックします。
  12. 接続を確認するために、物理アーキテクチャの外部デバイスが、構成したアップリンクに対して ping を実行できることを確認します。

次のタスク

スーパーバイザー クラスタ を構成します。『NSX-T Data Center ネットワークを使用したワークロード管理の有効化』を参照してください