vSphere 管理者は、vSphere with Tanzu に組み込まれている Harbor レジストリを有効にできます。レジストリに対してコンテナ イメージのプッシュとプルを行ったり、これらのイメージを使用して をデプロイしたりできます。

Harbor レジストリ を有効にすると、スーパーバイザー クラスタ のすべての名前空間に、プライベート イメージ レジストリと同じ名前のプロジェクトが対応するようになります。名前空間に対する編集権限または表示権限を持つすべてのユーザーまたはグループは、プライベート イメージ レジストリで同じ名前の対応するプロジェクトで、対応するロールのメンバーになります。プライベート イメージ レジストリのプロジェクトおよびメンバーのライフサイクルは自動的に管理され、名前空間および名前空間内のユーザーまたはグループの権限のライフサイクルにリンクされます。

前提条件

組み込みの Harbor レジストリを有効にするには、 [ワークロード管理] を有効にして、 スーパーバイザー クラスタ をデプロイしておく必要があります。さらに、コンテナ イメージの配置用のストレージ ポリシーを作成します。このストレージ ポリシーは、レジストリ内のコンテナ イメージのバッキング ストアとして使用するパーシステント ボリュームをプロビジョニングするために使用されます。
注: 組み込み Harbor レジストリ を使用するには、ネットワーク ソリューションとして NSX-T Data Center とともに スーパーバイザー クラスタ をデプロイする必要があります。 vSphere with Tanzu 用 NSX-T Data Center の構成を参照してください。

手順

  1. vSphere Client で、[ワークロード管理] が有効な vCenter Server クラスタを参照します。
  2. [構成] を選択します。
  3. [スーパーバイザー クラスタ] を選択します。
  4. [イメージ レジストリ] を選択します。
  5. [Harbor を有効化] をクリックします。
  6. コンテナ イメージの配置用の [ストレージ ポリシー] を選択します。
  7. [OK] をクリックしてプロセスを完了します。

結果

プライベート イメージ レジストリは、数分後に有効になります。プライベート イメージ レジストリのインスタンスに対して、特殊な名前空間が作成されます。この名前空間に対して操作を実行することはできません。vSphere ユーザーにとっては、読み取り専用です。

次のタスク

組み込みの Harbor レジストリ コンソールへのログイン