コントローラ仮想マシンを vSphere with Tanzu 環境に構成します。
ロード バランサ制御プレーンを vCenter Server 環境に接続するには、コントローラにデプロイ後の構成パラメータをいくつか指定する必要があります。
前提条件
- 環境が NSX Advanced Load Balancer を構成するためのシステム要件を満たしていることを確認します。vSphere ネットワークと NSX Advanced Load Balancer を使用して vSphere with Tanzu をセットアップするためのシステム要件を参照してください。
- コントローラをデプロイします。『コントローラのデプロイ』を参照してください
手順
- ブラウザを使用して、コントローラのデプロイ時に指定した IP アドレスに移動します。
- [管理者アカウント] を作成します。
オプション 説明 ユーザー名 初期構成に使用する管理者のユーザー名。このフィールドは編集できません。 パスワード コントローラ仮想マシンの管理者パスワードを入力します。 パスワードには、数字、特殊文字、大文字、小文字の組み合わせを含む 8 文字以上を指定する必要があります。
パスワードの確認 管理者パスワードを再度入力します。 メール アドレス(オプション) 管理者のメール アドレスを入力します。 本番環境でのパスワード回復用のメール アドレスを指定することを推奨します。
- [システム設定] を構成します。
オプション 説明 パスフレーズ コントローラ バックアップのパスフレーズを入力します。コントローラ構成は、定期的にローカル ディスクに自動的にバックアップされます。詳細については、バックアップとリストアを参照してください。 パスフレーズには、数字、特殊文字、大文字、小文字の組み合わせを含む 8 文字以上を指定する必要があります。
パスフレーズの確認 バックアップ パスフレーズを再度入力します。 DNS リゾルバ Tanzu 環境の vSphere で使用している DNS サーバの IP アドレスを入力します。たとえば、 10.14.7.12
など。DNS 検索ドメイン ドメイン文字列を入力します。 - (オプション) [E メール/SMTP] を構成します
オプション 説明 SMTP ソース なし、ローカル ホスト、SMTP サーバ、または匿名サーバ 送信元アドレス メール アドレス - マルチテナントを構成します。
- デフォルトのテナント アクセスを維持します。
- [以下の後にクラウドをセットアップ] を選択して、[保存] をクリックします。
注: 保存する前に [以下の後にクラウドをセットアップ] オプションを選択しなかった場合は、初期構成ウィザードが終了します。クラウド構成ウィンドウは自動的に起動せず、コントローラのダッシュボード ビューに移動します。この場合は、 [インフラストラクチャ] > [クラウド] の順に選択して、 [Default-Cloud] を編集して、次の手順に進みます。
- [Default-Cloud] を構成します。
- [クラウド] を選択します。
- インフラストラクチャ タイプとして [VMware vCenter/vSphere ESX] を選択します。
- [インフラストラクチャ] を構成します。
[vCenter/vSphere ログイン] 情報を入力します。
オプション 説明 ユーザー名 vCenter Server 管理者ユーザー名を入力します([email protected] など)。
より少ない権限を使用するには、専用ロールを作成します。詳細については、VMware ユーザー ロールを参照してください。
パスワード ユーザー パスワードを入力します。 vCenter Server アドレス vSphere with Tanzu 環境の vCenter Server のホスト名または IP アドレスを入力します。 アクセス権 [読み取り]:サービス エンジン仮想マシンを作成および管理します。
[書き込み]:コントローラでサービス エンジン仮想マシンが作成および管理されます。
[書き込み] を選択する必要があります。
IP アドレス管理プロファイルと DNS プロファイルは空のままにすることができます。 - [データセンター] を設定します。
- [ワークロード管理] を有効にする vSphere [データセンター] を選択します。
- [デフォルトのネットワーク IP アドレス管理] モードを選択します。
- vSphere ポート グループで DHCP が使用可能な場合は、[DHCP 有効] を選択します。
- サービス エンジン インターフェイスで固定 IP アドレスのみを使用する場合は、このオプションを選択解除したままにします。これは、ネットワークごとに個別に構成できます。
詳細については、『仮想 IP ネットワークの構成』を参照してください。
- [仮想サービス配置設定] を構成します。
オプション 説明 仮想サービス配置用の直接接続ネットワークより固定ルートを優先 サービス エンジン仮想マシンからサーバ ネットワークにアクセスする際にデフォルト ゲートウェイを経由するように設定するには、このオプションを選択します。 デフォルトでは、コントローラは NIC をサーバ ネットワークに直接接続します。ユーザーはサービス エンジンをデータ ネットワークにのみ強制的に接続し、ワークロード ネットワークにルーティングする必要があります。
仮想サービス配置用の VIP のネットワーク解決にスタティック ルートを使用 このオプションは選択解除したままにします。
- [ネットワーク] 設定を構成し、[保存] をクリックします。
オプション 説明 管理ネットワーク 管理ネットワークを選択します。このネットワーク インターフェイスは、サービス エンジンがコントローラに接続するために使用されます。たとえば、 Primary Workload Network
など。サービス エンジン [テンプレート サービス エンジン グループ] は空のままにします。 管理ネットワーク IP アドレス管理 [DHCP 有効] を選択します。 - (オプション) [DHCP 有効] を選択しなかった場合のみ、次のネットワーク設定を構成します。
オプション 説明 IP サブネット 管理ネットワークの IP サブネットを入力します。たとえば、 192.168.110.0/24
です。注: DHCP を使用できない場合にのみ、IP サブネットを入力します。固定 IP アドレス プールの追加 1 つ以上の IP アドレスまたは IP アドレス範囲を入力します。たとえば、 192.168.110.66-192.168.110.90
です。注: DHCP を使用できない場合にのみ、IP サブネットを入力します。デフォルト ゲートウェイ 管理ネットワークのデフォルト ゲートウェイを入力します( 192.168.110.1
など)。注: DHCP を使用できない場合にのみ、IP サブネットを入力します。 - (オプション) 内部 NTP サーバを使用する場合は、NTP 設定を構成します。
- [管理] > [設定] > [DNS/NTP] の順に選択します。
- 既存の NTP サーバがある場合は削除し、使用している DNS サーバの IP アドレスを入力します。たとえば、
192.168.100.1
のように入力します。
結果
構成が完了すると、コントローラ [ダッシュボード] が表示されます。[インフラストラクチャ] > [クラウド] の順に選択し、[Default-Cloud] のコントローラのステータスが緑であることを確認します。Avi Controller が vCenter Server 環境内のすべてのポート グループを検出してステータスが緑になるまで、しばらくの間、ステータスが黄色になることがあります。