コントローラ仮想マシンを vSphere with Tanzu 環境に構成します。

ロード バランサ制御プレーンを vCenter Server 環境に接続するには、コントローラにデプロイ後の構成パラメータをいくつか指定する必要があります。

前提条件

手順

  1. ブラウザを使用して、コントローラのデプロイ時に指定した IP アドレスに移動します。
  2. [管理者アカウント] を作成します。
    オプション 説明
    ユーザー名 初期構成に使用する管理者のユーザー名。このフィールドは編集できません。
    パスワード コントローラ仮想マシンの管理者パスワードを入力します。

    パスワードには、数字、特殊文字、大文字、小文字の組み合わせを含む 8 文字以上を指定する必要があります。

    パスワードの確認 管理者パスワードを再度入力します。
    メール アドレス(オプション) 管理者のメール アドレスを入力します。

    本番環境でのパスワード回復用のメール アドレスを指定することを推奨します。

  3. [システム設定] を構成します。
    オプション 説明
    パスフレーズ コントローラ バックアップのパスフレーズを入力します。コントローラ構成は、定期的にローカル ディスクに自動的にバックアップされます。詳細については、バックアップとリストアを参照してください。

    パスフレーズには、数字、特殊文字、大文字、小文字の組み合わせを含む 8 文字以上を指定する必要があります。

    パスフレーズの確認 バックアップ パスフレーズを再度入力します。
    DNS リゾルバ Tanzu 環境の vSphere で使用している DNS サーバの IP アドレスを入力します。たとえば、10.14.7.12 など。
    DNS 検索ドメイン ドメイン文字列を入力します。
  4. (オプション) [E メール/SMTP] を構成します
    オプション 説明
    SMTP ソース なし、ローカル ホスト、SMTP サーバ、または匿名サーバ
    送信元アドレス メール アドレス
  5. マルチテナントを構成します。
    1. デフォルトのテナント アクセスを維持します。
    2. [以下の後にクラウドをセットアップ] を選択して、[保存] をクリックします。
      注: 保存する前に [以下の後にクラウドをセットアップ] オプションを選択しなかった場合は、初期構成ウィザードが終了します。クラウド構成ウィンドウは自動的に起動せず、コントローラのダッシュボード ビューに移動します。この場合は、 [インフラストラクチャ] > [クラウド] の順に選択して、 [Default-Cloud] を編集して、次の手順に進みます。
  6. [Default-Cloud] を構成します。
    1. [クラウド] を選択します。
    2. インフラストラクチャ タイプとして [VMware vCenter/vSphere ESX] を選択します。
  7. [インフラストラクチャ] を構成します。
    [vCenter/vSphere ログイン] 情報を入力します。
    オプション 説明
    ユーザー名

    vCenter Server 管理者ユーザー名を入力します([email protected] など)。

    より少ない権限を使用するには、専用ロールを作成します。詳細については、VMware ユーザー ロールを参照してください。

    パスワード ユーザー パスワードを入力します。
    vCenter Server アドレス vSphere with Tanzu 環境の vCenter Server のホスト名または IP アドレスを入力します。
    アクセス権

    [読み取り]:サービス エンジン仮想マシンを作成および管理します。

    [書き込み]:コントローラでサービス エンジン仮想マシンが作成および管理されます。

    [書き込み] を選択する必要があります。

    IP アドレス管理プロファイルと DNS プロファイルは空のままにすることができます。
  8. [データセンター] を設定します。
    1. [ワークロード管理] を有効にする vSphere [データセンター] を選択します。
    2. [デフォルトのネットワーク IP アドレス管理] モードを選択します。
      • vSphere ポート グループで DHCP が使用可能な場合は、[DHCP 有効] を選択します。
      • サービス エンジン インターフェイスで固定 IP アドレスのみを使用する場合は、このオプションを選択解除したままにします。これは、ネットワークごとに個別に構成できます。

        詳細については、『仮想 IP ネットワークの構成』を参照してください。

    3. [仮想サービス配置設定] を構成します。
      オプション 説明
      仮想サービス配置用の直接接続ネットワークより固定ルートを優先 サービス エンジン仮想マシンからサーバ ネットワークにアクセスする際にデフォルト ゲートウェイを経由するように設定するには、このオプションを選択します。

      デフォルトでは、コントローラは NIC をサーバ ネットワークに直接接続します。ユーザーはサービス エンジンをデータ ネットワークにのみ強制的に接続し、ワークロード ネットワークにルーティングする必要があります。

      仮想サービス配置用の VIP のネットワーク解決にスタティック ルートを使用 このオプションは選択解除したままにします。
  9. [ネットワーク] 設定を構成し、[保存] をクリックします。
    オプション 説明
    管理ネットワーク 管理ネットワークを選択します。このネットワーク インターフェイスは、サービス エンジンがコントローラに接続するために使用されます。たとえば、Primary Workload Network など。
    サービス エンジン [テンプレート サービス エンジン グループ] は空のままにします。
    管理ネットワーク IP アドレス管理 [DHCP 有効] を選択します。
  10. (オプション) [DHCP 有効] を選択しなかった場合のみ、次のネットワーク設定を構成します。
    オプション 説明
    IP サブネット 管理ネットワークの IP サブネットを入力します。たとえば、192.168.110.0/24 です。
    注: DHCP を使用できない場合にのみ、IP サブネットを入力します。
    固定 IP アドレス プールの追加 1 つ以上の IP アドレスまたは IP アドレス範囲を入力します。たとえば、192.168.110.66-192.168.110.90 です。
    注: DHCP を使用できない場合にのみ、IP サブネットを入力します。
    デフォルト ゲートウェイ 管理ネットワークのデフォルト ゲートウェイを入力します(192.168.110.1 など)。
    注: DHCP を使用できない場合にのみ、IP サブネットを入力します。
  11. (オプション) 内部 NTP サーバを使用する場合は、NTP 設定を構成します。
    1. [管理] > [設定] > [DNS/NTP] の順に選択します。
    2. 既存の NTP サーバがある場合は削除し、使用している DNS サーバの IP アドレスを入力します。たとえば、192.168.100.1 のように入力します。

結果

構成が完了すると、コントローラ [ダッシュボード] が表示されます。[インフラストラクチャ] > [クラウド] の順に選択し、[Default-Cloud] のコントローラのステータスが緑であることを確認します。Avi Controller が vCenter Server 環境内のすべてのポート グループを検出してステータスが緑になるまで、しばらくの間、ステータスが黄色になることがあります。