vSphere 管理者は、vSphere 名前空間 内の仮想マシンで使用される仮想マシン (VM) クラスを作成したり、編集したりできます。仮想マシン クラスごとに、使用可能な属性のサブセットを指定します。

次の表に、仮想マシン クラス内で定義できるすべての属性を示します。

仮想マシン クラスの属性 説明
名前 仮想マシン クラスを識別します。次の要件を満たす一意の DNS 準拠名を入力します。
  • 環境内のデフォルトまたはカスタム仮想マシン クラスの名前と重複しない、一意の名前を使用します。
  • 63 文字以下の英数字の文字列を使用します。
  • 大文字や空白は使用しないでください。
  • ダッシュは最初または最後の文字以外の場所で使用します。たとえば、vm-class1 のようにします。
仮想マシン クラスを作成した後に、名前を変更することはできません。
vCPU の数 仮想マシンの仮想 CPU (vCPU) の数を定義します。これは仮想マシンのハードウェア構成を示します。DevOps ユーザーが仮想マシン クラスを仮想マシンに割り当てている場合、この数は仮想マシンに構成された vCPU の数になります。
CPU リソース予約 オプションのパラメータです。仮想マシンに保証される CPU リソースの最小割り当てを指定します。値はパーセント (%) で表します。値が 0 % の場合は、CPU 予約なしと定義されます。

入力した割合に、すべてのクラスタ ノードで使用可能な最小 CPU が乗算されます。結果の値 (MHz) が、vSphere が仮想マシンに保証する CPU リソース量になります。

メモリ 仮想マシン用に構成されたメモリを MB、GB、または TB 単位で定義します。これは仮想マシンのハードウェア構成を示します。DevOps ユーザーが仮想マシン クラス ポリシーを仮想マシンに割り当てている場合、仮想マシンはこの属性で定義された容量のメモリを受け取ります。

値は 4 MB ~ 24 TB の範囲内の、4 MB の倍数で指定する必要があります。

メモリ リソース予約 オプションのパラメータです。仮想マシンに構成されるメモリの予約容量を定義します。この属性の値の範囲は 0 ~ 100% です。

仮想マシン クラス構成に PCI デバイスを追加する場合は、このパラメータを 100% に設定します。