vSphere ESXi Image Builder コマンドレットを使用して、使用可能なデポの確認、デポの追加、イメージ プロファイル情報の表示、新しいイメージ プロファイルのクローン作成を行います。
発行済みのプロファイルは、通常読み取り専用であり、変更できません。発行済みのプロファイルが読み取り専用でない場合にも、プロファイルを変更せずに、クローンを作成することがベスト プラクティスです。これは、元のプロファイルを変更すると、元の内容が消えてしまうためです。デポに再接続しない限り、未変更の元のプロファイルに戻すことはできません。
プロファイルのクローン作成のワークフローには、システムの現在の状態の確認、ソフトウェア デポの追加、およびプロファイルのクローン作成が含まれます。
前提条件
vSphere ESXi Image Builder cmdlet を使用すると、使用可能なデポの確認、デポの追加、イメージ プロファイル情報の表示、および使用可能なイメージ プロファイルのクローン作成による新規イメージ プロファイルの作成を行うことができます。
PowerCLI および前提となるソフトウェアがインストールされていることを確認します。vSphere ESXi Image Builderの構成を参照してください。
手順
- PowerShell のウィンドウで、現在のセッション用に定義されているソフトウェア デポがないか確認します。
$DefaultSoftwareDepots
PowerShell は、現在定義されているデポを返します。または、PowerShell を起動したばかりの場合は、なにも返しません。
- クローンを作成するプロファイルを含むデポが結果に表示されない場合は、そのデポを現在のセッションに追加します。
オプション |
操作 |
リモート デポ |
Add-EsxSoftwareDepot -DepotUrl depot_url を実行します。 |
ZIP ファイル |
- ZIP ファイルをローカル ファイル パスにダウンロードします。
Add-EsxSoftwareDepot -DepotUrl C:\file_path\offline-bundle.zip を実行します。
|
PowerShell は、指定されたデポを現在のセッションに追加し、現在のすべてのデポを一覧表示します。
- (オプション)
$DefaultSoftwareDepots
変数を確認します。ここで、新しく追加されたデポが返されます。
- 使用できるすべてのイメージ プロファイルを表示します。
- イメージ プロファイルのクローンを作成するには、イメージ プロファイルの名前、新しいプロファイルの名前、およびベンダーの名前を入力します。
$ip = New-EsxImageProfile -CloneProfile base-tbd-v1 -Name "Test Profile 42" -Vendor "Vendor20"
- (オプション) 新しく作成されたイメージ プロファイル
$ip
を表示します。
PowerShell は、イメージ プロファイルに関する情報を表形式で返します。
Name Vendor Last Modified Acceptance Level
---- ------ ------------- ----------------
Test Profile 42 Vendor20 9/15/2010 5:45:43... PartnerSupported
例: 変数を使用した、クローン作成によるイメージ プロファイルの作成
このワークフローの例では、このワークフローの手順を繰り返しますが、パラメータを名前で渡す代わりに、変数内の位置に基づいてアクセスされるオブジェクトとして渡します。次の コマンドレット を PowerCLI プロンプトから順番に実行できます。
$DefaultSoftwareDepots
Add-EsxSoftwareDepot -DepotUrl depot_url
$DefaultSoftwareDepots
$profs = Get-EsxImageProfile
$profs
$ip = New-EsxImageProfile -CloneProfile $profs[2] -Name "new_profile_name" -Vendor "my_vendor"
$ip