あらゆる種類のワイルドカードの式を使用して、vSphere ESXi Image Builder コマンドレットでソフトウェア デポと VIB を調べることができます。
ワークフロー自体は、名前別にパラメータを渡します。ただし、変数にアクセスすることにより、パラメータをオブジェクトとして渡すことができます。
フィルタ オプションおよびワイルドカードの式を使用して、デポの内容を調査することができます。
手順
- PowerCLIセッションで、使用するデポごとに、Add-EsxSoftwareDepot cmdlet を実行します。
オプション |
操作 |
リモート デポ |
Add-EsxSoftwareDepot -DepotUrl <depot_url> を実行します。 |
ZIP ファイル |
- ZIP ファイルをローカル ファイル システムにダウンロードします。
Add-EsxSoftwareDepot -DepotUrl C:\<file_path>\<offline-bundle>.zip を実行します
|
この cmdlet は、1 つ以上の
SoftwareDepotオブジェクトを返します。
- イメージ プロファイルを取得します。
ベンダー、名前、および許容レベルでフィルタリングできます。
-
Get-EsxImageProfiles
セッションに追加したすべてのデポから ImageProfile オブジェクトのアレイを返します。
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Get-EsxImageProfile -Vendor "C*"
名前が C で始まるベンダーによって作成された、すべてのイメージ プロファイルを返します。
- Get-EsxSoftwarePackage cmdlet を使用することにより、ソフトウェア パッケージを取得します。
ベンダーやバージョンなどでフィルタリングしたり、PowerShell の標準のワイルドカード文字を使用することができます。
-
Get-EsxSoftwarePackage -Vendor "V*"
名前が V で始まるベンダーから、すべてのソフトウェア パッケージを返します。
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Get-EsxSoftwarePackage -Vendor "V*" -Name "*scsi*"
名前が V で始まるベンダーから、名前に文字列 scsi
を含むすべてのソフトウェア パッケージを返します。
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Get-EsxSoftwarePackage -Version "2.0*"
バージョンの文字列が 2.0 で始まる、すべてのソフトウェア パッケージを返します。
- -Newest を使用して、最新のパッケージを検索します。
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Get-EsxSoftwarePackage -Vendor "V*" -Newest
名前が V で始まるベンダーの最新パッケージを返し、情報を表形式で表示します。
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Get-EsxSoftwarePackage -Vendor "V*" -Newest | format-list
ソフトウェア パッケージの要求の出力を PowerShell の format-list cmdlet にリンクするパイプラインを使用して、各ソフトウェア パッケージに関する詳細情報を返します。
- イメージ プロファイルの VIB のリストを表示します。
(Get-EsxImageProfile -Name "Robin's Profile").VibList
VibList は
ImageProfile オブジェクトのプロパティです。
- 特定の日付の前または後でリリースされたソフトウェア パッケージを、CreatedBefore または CreatedAfter パラメータを使用して取得します。
Get-EsxSoftwarePackage -CreatedAfter 7/1/2010
例: 変数を使用した、デポの内容の調査
このワークフローの例では、パラメータを名前で渡す代わりにオブジェクト(変数内の位置によってアクセスされる)として渡して、デポの内容を調査します。次のコマンドは、PowerCLI プロンプトから順番に実行できます。名前は、インストールに合わせて適切な名前に置き換えます。
Get-EsxSoftwarePackage -Vendor "V*"
Get-EsxSoftwarePackage -Vendor "V*" -Name "r*"
Get-EsxSoftwarePackage -Version "2.0*"
$ip1 = Get-EsxImageProfile -name ESX-5.0.0-123456-full
$ip1.VibList
Get-EsxSoftwarePackage -CreatedAfter 7/1/2010