リファレンス ホストにホスト プロファイルを作成すると、共有属性を使用した複数のホストをカスタマイズできます。ホストを個別にカスタマイズするには、各ホストでユーザーに入力を求めるように、ホスト プロファイル内のいくつかのフィールドを設定します。ホストのカスタマイズを編集してエクスポートすることもできます。
ホストのカスタマイズ
ホスト プロファイルを使用すると、リファレンス ホストのストレージ設定や Syslog 設定などの情報を事前に指定できます。また、作成したホスト プロファイルは、同じ設定を持つ一連のターゲット ホストに適用できます。さらに、ホスト プロファイルを使用して、ホスト固有の設定を指定することができます。この場合、Auto Deploy でホストをプロビジョニングすると、ホストはメンテナンス モードで起動します。ホストを修正するか、ホストのカスタマイズをリセットして、入力プロンプトを表示します。ユーザーが入力した情報はシステムに保存され、次回のホスト起動時に使用されます。
ユーザー入力を求めるようにホスト プロファイルが設定されており、ホストのカスタマイズをリセットする場合、表示されるダイアログ ボックスに値を指定する必要があります。値を指定しないと、エラーが発生します。
ユーザー入力を要求する情報 | ホスト プロファイル オプションの設定方法 |
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iSCSI のプロファイルが含まれるシステムにホスト プロファイルを適用する場合は、いくつかのプロパティの指定が求められます。それらのプロパティの多くには、システムのデフォルト値が適用されます。一部のプロパティでは、値を指定しないとエラーが発生します。 |
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ユーザー入力を要求する情報 | ホスト プロファイル オプションの設定方法 |
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固定のパス選択ポリシー (PSP) を設定する際に、固定 PSP を使用するストレージ アレイのアダプタおよびターゲット ID の入力を求めるプロンプトが表示されるようにします。 |
このオプションは、固定 PSP を使用するようにアダプタが設定されている場合にのみ使用できます。
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ユーザー入力を要求する情報 | ホスト プロファイル オプションの設定方法 |
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ホストが最初に起動するときに、ESXi ホストの管理者パスワードを要求します。 |
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ESXi ホストのユーザーは事前に構成しますが、ユーザーのパスワードは、ホストの初回起動時に各ホストで要求します。 | このタスクは、ユーザー設定がすでに存在している場合にのみ実行できます。オプションのいずれかを選択してユーザーを設定します。
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ホストが Active Directory ドメインに参加するとき、ユーザーに認証情報の入力を要求します。 |
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ユーザー入力を要求する情報 | ホスト プロファイル オプションの設定方法 |
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ポート グループの MAC アドレスの入力をユーザーに求めます。システム プロンプトを必ず表示して、ユーザー指定の MAC アドレスの入力を求めることも、デフォルト値が設定されていない場合にのみプロンプトを表示することもできます。 |
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プロファイルを適用する ESXi ホストごとに、IPv4 アドレスの入力をユーザーに求めます。システム プロンプトを必ず表示して、ユーザー指定の IPv4 アドレスの入力を求めることも、デフォルト値が設定されていない場合にのみプロンプトを表示することもできます。 |
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プロファイルを適用する ESXi ホストごとに、IPv6 アドレスの入力をユーザーに求めます。システム プロンプトを必ず表示して、ユーザー指定の IPv6 アドレスの入力を求めることも、デフォルト値が設定されていない場合にのみプロンプトを表示することもできます。 |
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ホストの DNS 名の入力をユーザーに求めます。システム プロンプトを必ず表示して、ユーザー指定のホスト名の入力を求めることも、デフォルト値が設定されていない場合にのみプロンプトを表示することもできます。 |
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Distributed Switch の MAC アドレス、ポート グループ、またはサービスの 1 つを入力するようにユーザーに求めます。ホストの仮想 NIC フォルダのアイコンを右クリックし、[サブプロファイルの追加] アイコンをクリックして設定の適用先コンポーネントを決定します。 デフォルト値が設定されていない場合にのみプロンプトを表示するか、必ずプロンプトを表示するかを指定できます。 |
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Distributed Switch の IPv4 アドレス、ポート グループ、またはサービスの 1 つを入力するようにユーザーに求めます。ホストの仮想 NIC フォルダのアイコンを右クリックし、[サブプロファイルの追加] アイコンをクリックして設定の適用先コンポーネントを決定します。 デフォルト値が設定されていない場合にのみプロンプトを表示するか、必ずプロンプトを表示するかを指定できます。 |
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Distributed Switch の IPv6 アドレス、ポート グループ、またはサービスの 1 つを入力するようにユーザーに求めます。ホストの仮想 NIC フォルダのアイコンを右クリックし、[サブプロファイルの追加] アイコンをクリックして設定の適用先コンポーネントを決定します。 デフォルト値が設定されていない場合にのみプロンプトを表示するか、必ずプロンプトを表示するかを指定できます。 |
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ホストのカスタマイズをエクスポートする方法
vSphere ホスト プロファイルのカスタム属性を .CSV ファイルとしてデスクトップにエクスポートする方法について説明します。
セキュリティ上の理由から、パスワードなどの機密データはエクスポートされません。
手順
次のタスク
このファイルをデスクトップに保存したら、ファイルを手動で編集して、カスタム値を後で適用できるように保存します。
ホストのカスタマイズの編集方法
vSphere ホスト プロファイルに添付された特定のホスト、またはホスト プロファイルに添付されたクラスタのホストのカスタマイズを編集する方法について説明します。
手順
応答ファイル フィールドと vSphere ホスト プロファイルの抽出
新しいプロファイルが ESXi ホストから抽出された場合(またはアップグレード後)は、ホスト プロファイル ポリシーのオプションおよびホストのカスタマイズ値が変更されます。この変更の詳細については、「応答ファイル フィールドとホスト プロファイルの抽出」テーブルを参照してください。
ESXi ホストから新しいホスト プロファイルを抽出すると、一部のポリシー オプションの値が変更されます。これらの値を保持するには、ホスト プロファイルを抽出する前に手動で保存する必要があります。「応答ファイル フィールドとホスト プロファイルの抽出」テーブルに、値が変更されているポリシー オプション、および新規に抽出されたホスト プロアイルで同じ値が保持されるオプションを示します。
ポリシー オプションを特定するには、[ホスト プロファイル] メイン ビューに移動し、抽出されたホスト プロファイルを右クリックして、[ホストのカスタマイズの編集] を選択します。
ポリシー オプションのパス | ポリシー オプション | 新規に抽出されたプロファイルのポリシー オプション値の変化 |
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[セキュリティおよびサービス -> セキュリティ設定 -> セキュリティ] | UserInputPasswordConfigOption | デフォルト ユーザーの場合は、パスワードをそのまま残します (root)。 デフォルト以外のユーザーの場合は、常にユーザー入力が抽出されます。 |
UserInputPasswordConfigOption | ホスト プロファイルのバージョンが 6.5 より前の場合、このオプションは抽出されません。抽出されたホスト プロファイル内に UserAccount profile プロファイルを明示的に作成する必要があります。 | |
UserInputAdminPasswordOption | 固定に変更します。ユーザー入力値を維持しません。 | |
[ストレージ設定 -> iSCSI イニシエータの設定] | AdvancedUserInputUserConfigOption | 固定に変更します。ユーザー入力値を維持しません。 |
UserInputIqn | ユーザー入力値を維持します。 | |
UserInputAlias | ユーザー入力値を維持します。 | |
UserInputChapName | 固定に変更します。ユーザー入力値を維持しません。 | |
UserInputChapSecret | 固定に変更します。ユーザー入力値を維持しません。 | |
UserInputFirstBurstLength | 固定に変更します。ユーザー入力値を維持しません。 | |
UserInputMaxBurstLength | 固定に変更します。ユーザー入力値を維持しません。 | |
[一般システム設定 -> 管理エージェント設定 -> SNMP エージェント設定] | UserInputMaxReceiveSegmentLength | 固定に変更します。ユーザー入力値を維持しません。 |
UserInputUsers | 固定に変更します。ユーザー入力値を維持しません。 | |
UserInputV3Targets | 固定に変更します。ユーザー入力値を維持しません。 | |
UserInputEngineId | 固定に変更します。ユーザー入力値を維持しません。 | |
UserInputContact | 固定に変更します。ユーザー入力値を維持しません。 | |
UserInputLocation | 固定に変更します。ユーザー入力値を維持しません。 | |
[セキュリティおよびサービス -> セキュリティの設定][ -> セキュリティ -> Active Directory 権限] | UserInputUserName | ユーザー入力値を維持します。 |
UserInputPassword | ユーザー入力値を維持します。 | |
[ネットワーク設定] | UserInputMacAddress | 使用できるデフォルト値がない場合の、条件付きのプロンプト表示。 |
UserInputHostName | 使用できるデフォルト値がない場合の、条件付きのプロンプト表示。 | |
UserInputIPAddress | 使用できるデフォルト値がない場合の、条件付きのプロンプト表示。 | |
[詳細設定 -> 詳細オプション] | UserInputAdvancedConfigOption | 固定に変更します。ユーザー入力値を維持しません。 |
[詳細設定 -> システム イメージ キャッシュ設定] | Enable Stateless Caching | ポリシー オプションを明示的に選択する必要があります。 |
Enable Stateful Install | ポリシー オプションを明示的に選択する必要があります。 |