ESXi ホストのパッチをダウンロードするように UMDS を設定できます。また、ESXi6.7ESXi 7.0、および ESXi 8.0 のパッチ バイナリ、パッチ メタデータ、および通知を、サードパーティ ポータルからダウンロードするように UMDS を設定することもできます。

Linux 上で実行される UMDS の場合、管理者のアクセス権限はパッチをダウンロードするための要件ではありません。

UMDS を設定して、公式の VMware デポおよびサードパーティ ポータルから ESXi 6.7ESXi 7.0、および ESXi 8.0 のパッチをダウンロードできます。

ベスト プラクティスは、cron ジョブなどのジョブ スケジューラを使用して、アップグレード、パッチ、通知をダウンロードするために UMDS を定期的にトリガするジョブを作成することです。

vSphere Update Manager Download Service (UMDS) でダウンロードするデータの設定

UMDS では、ホストのパッチ バイナリ、パッチ メタデータ、および通知がデフォルトでダウンロードされます。どのパッチ バイナリとパッチ メタデータを UMDS でダウンロードするかは指定できます。

手順

  1. UMDS がインストールされているマシンにログインし、[コマンド プロンプト] ウィンドウを開きます。
  2. UMDS がインストールされているディレクトリに移動します。
    64 ビット Linux の場合、デフォルトの場所は /usr/local/vmware-umds です。
  3. ダウンロードする更新を指定します。
    • ESXi ホストのすべてのアップデートをダウンロードするように設定するには、次のコマンドを実行します。
      vmware-umds -S --enable-host
    • ホストのアップデートのダウンロードを無効にするには、次のコマンドを実行します。
      vmware-umds -S --disable-host

次のタスク

選択したデータをダウンロードします。

vSphere Update Manager Download Service (UMDS) パッチ リポジトリの場所の変更

UMDS は、アップグレード ファイル、パッチ バイナリ、パッチ メタデータ、通知などをダウンロードし、UMDS のインストール時に指定されたフォルダにこれらのデータを保存します。

Linux マシンの場合、UMDS がダウンロードしたパッチ バイナリとパッチ メタデータはデフォルトで /var/lib/vmware-umds フォルダに保存されます。

UMDS をインストールした後でも、UMDS がダウンロードしたデータの保存先フォルダを変更できます。

ホストのアップデートをすでにダウンロードしている場合は、古い保存先から新しいパッチの保存先にすべてのファイルとフォルダをコピーします。UMDS がダウンロードしたパッチ バイナリとパッチ メタデータの保存先フォルダは UMDS がインストールされているマシン上に存在している必要があります。

手順

  1. UMDS がインストールされているマシンに管理者としてログインし、[コマンド プロンプト] ウィンドウを開きます。
  2. UMDS がインストールされているディレクトリに移動します。
    64 ビット Linux の場合、デフォルトの場所は /usr/local/vmware-umds です。
  3. 次のコマンドを実行してパッチ リポジトリのディレクトリを変更します。
    vmware-umds -S --patch-store your_new_patchstore_folder
    この例では、 your_new_patchstore_folder の部分に、ダウンロードされたパッチ バイナリとパッチ メタデータの新しい保存先フォルダのパスを入力します。

結果

これで、UMDS によってダウンロードされたパッチ データの保存先ディレクトリが正しく変更されます。

次のタスク

UMDS を使用してデータをダウンロードします。

ホストの URL アドレスの設定

サードパーティ ベンダーの Web サイトに接続して ESXi6.7ESXi 7.0、および ESXi 8.0 ホストのパッチと通知をダウンロードするように vSphere Update Manager Download Service (UMDS) を設定できます。

手順

  1. UMDS が実行されているマシンにログインし、[コマンド プロンプト] ウィンドウを開きます。
  2. UMDS がインストールされているディレクトリに移動します。
    64 ビット Linux の場合、デフォルトの場所は /usr/local/vmware-umds です。
  3. 新しい URL アドレスからデータをダウンロードするように UMDS を設定します。
    • ESXi6.7ESXi 7.0、または ESXi 8.0 ホストのパッチと通知をダウンロードするための新しい URL アドレスを追加するには、次のコマンドを実行します。
      vmware-umds -S --add-url https://host_URL/index.xml --url-type HOST 
  4. (オプション) 今後 UMDS で以前の URL アドレスからデータがダウンロードされないように、そのアドレスを削除します。
    ダウンロード済みのデータは保持され、エクスポートすることもできます。次のコマンドを使用します。
    vmware-umds -S --remove-url https://URL_to_remove/index.xml 

結果

指定された URL アドレスからホストのパッチと通知をダウンロードするように UMDS を設定しました。

次のタスク

UMDS を使用してパッチと通知をダウンロードします。