単一のイメージで管理する vSAN クラスタの場合は、クラスタ内のイメージ コンポーネントとハードウェア間のコンプライアンスをチェックできます。このチェックは vSAN ハードウェア互換性リスト (vSAN HCL) を基準にして実行され、イメージがホストに適用されていること、および修正後の結果が vSAN HCL に従っていることを確認します。

前提条件

  • クラスタで vSAN が有効になっていることを確認します。
  • クラスタが単一のイメージを使用していることを確認します。
  • クラスタ内のすべてのホストが同一ベンダーのものであることを確認します。
  • PCI デバイスおよびディスク デバイス ハードウェアと、ターゲット ファームウェア バージョンの間の互換性を検証するには、クラスタのイメージにファームウェア アドオンが含まれていることを確認します。
  • 適切な権限があることを確認します。イメージを使用するための vSphere Lifecycle Manager の権限を参照してください。

手順

  1. vSphere Client で、単一のイメージを使用して管理する vSAN クラスタに移動します。
  2. [更新] タブで、[ホスト] > [ハードウェア互換性] の順に選択します。
    [ハードウェア互換性] ペインに、前回の互換性チェックの結果が表示されます。
  3. [ハードウェア互換性] ペインで [チェックの実行] ボタンをクリックします。

結果

vSphere Lifecycle Manager によって、すべての互換性情報と問題が [ハードウェア互換性] ペインに表示されます。PCI デバイスまたはディスク ドライブのそれぞれの詳細な互換性情報が表示されます。

次のタスク

ハードウェア互換性チェックの結果を確認します。

クラスタを修正する前に、問題を解決してください。

ディスク デバイスのコンプライアンス状態の手動変更

ディスク デバイスのコンプライアンス状態を手動で変更し、準拠または非準拠としてマークできます。

ディスク ドライブのコンプライアンス状態を利用できない場合、ハードウェア互換性チェックを手動で実行し、デバイスを準拠または非準拠としてマークする必要があります。

前提条件

  • vCenter Server 7.0 Update 3
  • クラスタで vSAN が有効になっていることを確認します。
  • クラスタが単一のイメージを使用していることを確認します。
  • クラスタ内のすべてのホストが同一ベンダーのものであることを確認します。
  • 適切な権限があることを確認します。イメージを使用するための vSphere Lifecycle Manager の権限を参照してください。

手順

  1. vSphere Client で、単一のイメージを使用して管理する vSAN クラスタに移動します。
  2. [更新] タブで、[ホスト] > [ハードウェア互換性] の順に選択します。
    [ハードウェア互換性] ペインに、前回の互換性チェックの結果が表示されます。
  3. [ディスク] ボタンをクリックします。
    すべての非準拠および準拠ディスク デバイスのリストが表示されます。
  4. コンプライアンス状態をオーバーライドするディスク デバイスをクリックします。
  5. [分類の変更] ボタンをクリックします。
    ドロップダウン メニューが表示されます。

    ドロップダウン メニューからオプションを選択し、ディスク デバイスのコンプライアンス状態を変更します。

  6. ディスク デバイスに適用するコンプライアンス状態を選択します。
    • 問題を準拠としてマークするには、[問題を確認済みとしてマーク] を選択します。
    • 問題を非準拠としてマークするには、[非準拠としてフラグ付け] を選択します。
    [問題を確認済みとしてマーク] オプションは、準拠デバイスに使用できません。ディスク デバイスが非準拠の場合、 [非準拠としてフラグ付け] オプションは使用できません
  7. (オプション) オーバーライドの選択を取り消すには、[分類の変更] ドロップダウン メニューから [オーバーライドしない] を選択します。

結果

ディスク デバイスのコンプライアンス状態が変更されました。ただし、新しいハードウェア互換性チェックを実行するまで、ディスク デバイスは元のリストに残ります。

デバイスが確認済みとしてマークされている場合、ディスク グループに対し [ユーザー確認済み] ラベルが表示されます。ディスクが準拠としてマークされると、[ユーザー確認済み] ラベルが表示され、デバイスが準拠としてマークされているというテキストが表示されます。

デバイスが非準拠としてマークされている場合、ディスク グループに対し [フラグ付き] ラベルが表示されます。ディスクが非準拠としてマークされると、[フラグ付き] ラベルが表示され、デバイスに非準拠フラグが付いているというテキストが表示されます。

次のタスク

ディスクの新しいコンプライアンス状態が保存されるよう、新しいハードウェア互換性チェックを実行します。