vSphere Lifecycle Manager ベースラインを使用する際、アップデートとは、vSphere Lifecycle Manager ベースラインを使用して適用可能なすべてのパッチ、拡張機能、アップグレードを指します。インベントリ内のオブジェクトに添付するベースラインおよびベースライン グループ内のアップデートのコンプライアンス状態は、ターゲット オブジェクトのコンプライアンスのチェック後に算出されます。

ベースラインでのアップデートのコンプライアンス状態によって、そのベースラインの全体的なコンプライアンス状態が定義されます。ベースラインのコンプライアンス状態の詳細については、ESXiホスト、ベースライン、およびベースライン グループのコンプライアンス状態を参照してください。

競合
アップデートが、ホストの既存のアップデートまたは vSphere Lifecycle Manager デポにある別のアップデートのいずれかと競合しています。 vSphere Lifecycle Manager は、競合のタイプを報告します。競合は、ターゲット オブジェクトの問題を示すわけではありません。現在のベースラインを選択することで、競合が発生することのみを示します。ユーザーは、コンプライアンス チェック、修正、およびステージングを実行できます。多くの場合、競合の解決が必要になります。
競合する新規モジュール
ホスト アップデートが、ソフトウェアをはじめて提供する新しいモジュールですが、ホスト上の既存のアップデートまたは vSphere Lifecycle Manager デポ内の別のアップデートと競合しています。 vSphere Lifecycle Manager は、競合のタイプを報告します。競合は、ターゲット オブジェクトの問題を示すわけではありません。現在のベースラインを選択することで、競合が発生することのみを示します。ユーザーは、スキャン、修正、およびステージングを実行できます。多くの場合、競合の解決が必要になります。
互換性のないハードウェア
選択したオブジェクトのハードウェアに互換性がないか、またはアップデートのサポートに十分なリソースがありません。たとえば、32 ビットのホストに対してアップグレード スキャンを実行している、またはホストに十分なメモリが搭載されていない場合などです。
インストール済み
アップデートはターゲット オブジェクトにインストールされており、これ以降のユーザーの操作は必要ありません。
なし
アップデートはターゲット オブジェクトに適用できますが、オブジェクトがインストールされていません。このアップデートを使用してターゲット オブジェクトを修正する必要があり、そうすることで、アップデートは準拠状態になります。
パッケージの不足
デポ内にアップデートのメタデータがありますが、対応するバイナリ ペイロードがありません。原因としては、指定されたロケールのアップデートが製品に含まれていないこと、 vSphere Lifecycle Manager デポが破損していること、 vSphere Lifecycle Manager がアップデートをダウンロードするためにインターネットにアクセスできないこと、または vSphere Lifecycle Manager デポからアップグレード パッケージが手動で削除されていることなどが考えられます。
新規モジュール
アップデートが新しいモジュールです。このコンプライアンス状態のアップデートがホスト パッチ ベースラインの一部である場合、アップデートをインストールできません。ホスト拡張機能ベースラインの一部である場合は、新規モジュール状態は、モジュールがホスト上で見つからず、修正によってプロビジョニングされる可能性があることを示します。ベースラインのコンプライアンス状態は、新規モジュール状態のアップデートを含むベースラインのタイプによって異なります。ベースラインがホスト パッチ ベースラインである場合、ベースライン全体の状態は準拠になります。ベースラインがホスト拡張機能ベースラインである場合、ベースライン全体の状態は非準拠になります。
該当なし
アップデートはターゲット オブジェクトに適用できません。パッチは次のいずれかの理由により、該当なしのコンプライアンス状態になることがあります。
  • このパッチを古い状態にするその他のパッチが、vSphere Lifecycle Manager デポ内にあります。
  • アップデートがターゲット オブジェクトに適用されません。
インストール不能
アップデートをインストールできません。コンプライアンス チェックは成功する可能性がありますが、ターゲット オブジェクトの修正は実行できません。
ホストにサポートされない旧式
このコンプライアンス状態は主にパッチに適用されます。ターゲット オブジェクトに、より新しいバージョンのパッチがあります。たとえば、パッチに複数のバージョンがある場合、最新のバージョンをホストに適用したあとは、以前のバージョンのパッチはホストにサポートされない旧式のコンプライアンス状態になります。
ステージング済み
このコンプライアンス状態は、ホスト パッチとホスト拡張機能に当てはまります。アップデートは vSphere Lifecycle Manager デポからホストにコピーされていますが、まだインストールされていないことを示します。ステージングされたコンプライアンス ステータスは、 ESXi 6.7 以降を実行しているホストのコンプライアンス ステータスを確認する場合にのみ発生することがあります。
不明
vSphere Lifecycle Manager でターゲット オブジェクトを正常にスキャンするまでは、パッチはそのオブジェクトに対して不明の状態になります。ターゲット オブジェクトがサポートされていないバージョンのターゲット オブジェクトである場合、 vSphere Lifecycle Manager にメタデータがない場合、またはパッチ メタデータが破損している場合、スキャンに成功しないことがあります。
サポート対象外のアップグレード
アップグレード パスが正しくありません。たとえば、仮想マシンの現在のハードウェア バージョンが、ホストがサポートする最新バージョンより新しい場合です。