ESXiホストおよびアップデートに関するコンプライアンス情報の表示

vSphere Lifecycle Managerはオブジェクトをスキャンし、そのオブジェクトに添付したベースラインやベースライン グループに対する準拠状態を判定します。単一の ESXiホスト、またはコンテナ オブジェクト内のホストのグループに関するコンプライアンス情報を表示できます。

ESXiホストのサポートされているグループには、フォルダ、クラスタ、データセンターなどの仮想インフラストラクチャのコンテナ オブジェクトが含まれます。

ホストまたはコンテナ オブジェクトには、コンプライアンス情報の検査対象となるベースラインまたはベースライン グループが添付されている必要があります。ベースラインおよびベースライン グループに対するコンプライアンスは、表示時に評価されます。

ESXiホストの全体的なコンプライアンス状態は、オブジェクトに添付されているすべてのベースラインおよびベースライン グループのコンプライアンス状態によって異なります。オブジェクト、ベースラインまたはベースライン グループに含まれる可能性があるさまざまなコンプライアンス状態の詳細については、ESXiホスト、ベースライン、およびベースライン グループのコンプライアンス状態を参照してください。

ベースラインのコンプライアンス状態は、ベースラインのすべてのアップデートのコンプライアンス状態によって異なります。アップデートによって発生する可能性のあるコンプライアンス状態の詳細については、アップデートのコンプライアンス状態を参照してください。

VSphere オブジェクトのコンプライアンス状態を表示できるかは、所有している権限に基づきます。インベントリ オブジェクトのコンプライアンス状態を表示するには、 コンプライアンス状態の表示 権限を持っている必要があります。特定のインベントリ オブジェクトに対して、パッチ、拡張機能、およびアップグレードを基準に修正する権限と、パッチおよび拡張機能をステージングする権限を所有しているユーザーは、 コンプライアンス状態の表示 権限がなくても、そのオブジェクトのコンプライアンス状態を参照できます。

• あるコンテナの参照権限はあるが、コンテナのコンテンツすべてに対する参照権限がないユーザーの場合、そのコンテナにあるすべてのオブジェクトのコンプライアンス状態を集約したものが表示されます。
• オブジェクト、オブジェクトのコンテンツ、または特定の仮想マシンに対する参照権限がユーザーにない場合、これらのスキャン結果は表示されません。

ユーザー、グループ、ロール、および権限の管理の詳細については、『vSphere のセキュリティ』 を参照してください。

すべての vSphere Lifecycle Managerの権限とその説明のリストについては、ベースラインを使用するための vSphere Lifecycle Manager の権限を参照してください。

イメージを基準にしてホストのコンプライアンスを確認する方法については、vSphere Lifecycle Manager イメージに対するクラスタのコンプライアンスの確認を参照してください。