このセクションでは、Microsoft Windows OS を実行している仮想マシンの VMware 固有のパフォーマンス データをインストールおよび表示する方法について説明します。VMware では、ゲスト オペレーティング システムのパフォーマンスに関するさまざまな観点からのデータを表示できるようにする、Microsoft Windows Perfmon ユーティリティ用のパフォーマンス カウンタを提供しています。
使用環境内にある仮想マシンのステータス、または使用率によって異なりますが、仮想化プロセスには、利用可能なリソースを直接割り当てるものがあります。これによって、仮想マシンや仮想マシン内で実行中のアプリケーションそれぞれの個別のリソース使用量(特に CPU 使用率)の正確な情報の入手が難しくなる可能性があります。VMware では Windows Perfmon ユーティリティ用の仮想マシン固有のパフォーマンス カウンタ ライブラリを提供しています。これにより、アプリケーション管理者は、Windows Perfmon ユーティリティ内から、仮想マシン リソース使用量に関する正確な統計にアクセスできます。
仮想化された CPU パフォーマンス カウンタを利用して、ゲスト OS 内のパフォーマンス調整ツールを使用できます。『vSphere 仮想マシン管理ガイド』 ドキュメントを参照してください。
ゲスト OS のパフォーマンス分析のための統計収集の有効化
VMware 固有のパフォーマンス オブジェクトは、VMware Tools をインストールすると、Microsoft Windows Perfmon にロードされて有効になります。
パフォーマンス オブジェクトに関するパフォーマンス チャートを表示するには、カウンタを追加する必要があります。Windows ゲスト OS のパフォーマンス統計の表示 を参照してください。
Windows ゲスト OS のパフォーマンス統計の表示
Microsoft Windows Perfmon ユーティリティに VMware 固有の統計を表示できます。
前提条件
仮想マシンに Microsoft Windows オペレーティング システムおよび VMware Tools がインストールされていることを確認します。