より多くのパフォーマンス データを確認するには、詳細チャートを使用するか、カスタム チャートを独自に作成します。問題はわかっているが、問題の原因を特定するにはより多くの統計データが必要な場合は、詳細チャートが便利です。

詳細チャートには次の機能があります。

  • 詳細情報の提供。チャート内でデータ ポイントの上にマウスを置くと、そのデータ ポイントに関する詳細情報が表示されます。
  • カスタマイズ可能なチャート。チャート設定を変更できます。独自のチャートを作成するには、カスタム設定を保存します。
  • スプレッドシートへのエクスポート。
  • イメージ ファイルまたはスプレッドシートに保存します。

vSphere Client での詳細パフォーマンス チャートの表示

詳細チャートは、ほかのパフォーマンス チャートではサポートされていないデータ カウンタをサポートしています。

たとえば、電源ビューを使用して vm.power カウンタを表示し、ホストの仮想マシンの電源情報を監視することができます。

手順

  1. vSphere Client で、インベントリ オブジェクトに移動します。
  2. [監視] タブをクリックし、[パフォーマンス] をクリックします。
  3. [詳細] をクリックします。
  4. (オプション) 別のチャートを表示するには、[表示] リストからオプションを選択します。
    チャートに表示される履歴データの量は、 vCenter Server で設定された収集間隔と統計レベルによって異なります。
  5. (オプション) 選択したパフォーマンス チャートをポップアップ ウィンドウに表示するには、[チャート コンテキスト メニュー] アイコン (チャートをエクスポートするファイル タイプを選択するためのメニュー アイコン。) をクリックし、[チャートのポップアップ] をクリックします。チャートを新しいブラウザ ウィンドウで開くことで、パフォーマンス チャートを別のウィンドウで開きながら vSphere Client 内を移動することができます。次のビデオでこの機能の詳細を参照できます。

詳細チャート設定の変更

監視対象のオブジェクト、含めるカウンタ、時間範囲、およびチャート タイプを指定することで、パフォーマンス チャートをカスタマイズできます。事前設定済みのチャート ビューはカスタマイズ可能です。また、チャート ビューを作成することもできます。

手順

  1. vSphere Client でインベントリ オブジェクトを選択します。
  2. [監視] タブをクリックし、[パフォーマンス] をクリックします。
  3. [詳細] をクリックします。
  4. [チャート オプション] をクリックします。
  5. [チャート メトリック] で、そのチャートのメトリック グループを選択します。
  6. [期間] メニューからメトリック グループの時間範囲を選択します。

    [期間] メニューで [カスタム間隔] を選択しないと、時間範囲オプションはアクティブになりません。

    If you choose [Custom interval], do one of the following.

    • [過去] を選択し、オブジェクトを監視する期間として時間数、日数、週数、または月数を設定します。
    • [開始日] を選択し、開始日と終了日を選択します。

    総計収集間隔の設定をカスタマイズすると、時間範囲オプションもカスタマイズできます。

  7. カウンタで、チャートに表示するデータ カウンタを選択します。
  8. [ターゲット オブジェクト] で、チャートに表示するインベントリ オブジェクトを選択します。
  9. チャート タイプを選択します。

    積み重ねグラフ オプションを選択する場合は、次の点に注意してください。

    • 選択できるのは、測定リストの 1 つの項目のみです。
    • 仮想マシンごとの積み重ねグラフは、ホストでのみ使用できます。
    • カウンタの機能に関する情報や、選択したメトリックを仮想マシンごとのグラフに対してスタックできるかどうかを表示するには、カウンタの記述名をクリックします。
  10. [OK] をクリックします。

カスタム詳細チャートの作成

カスタマイズしたチャート設定を保存して、独自のチャートを作成できます。新しいチャートは [表示] メニューに追加され、選択したオブジェクトのチャートが表示されているときにだけ、このメニューに表示されます。

手順

  1. vSphere Client でインベントリ オブジェクトを選択します。
  2. [監視] タブをクリックします。
  3. [パフォーマンス][詳細] をクリックし、[チャート オプション] をクリックします。
  4. ビューとして保存するチャート メトリック、カウンタ、オブジェクト、期間、チャート タイプを選択して、チャート設定をカスタマイズします。
  5. [名前を付けてオプションを保存...] をクリックします。
  6. カスタム チャート オプションの名前を入力します。
  7. [OK] をクリックします。

結果

チャート設定が保存され、チャートのエントリが [詳細パフォーマンス] 画面の [表示] メニューに追加されます。

カスタム詳細チャート ビューの削除

vSphere Client から、カスタム チャート ビューを削除できます。

手順

  1. vSphere Clientでインベントリ オブジェクトを選択します。
  2. [監視] タブをクリックし、[パフォーマンス] をクリックします。
  3. [詳細] をクリックします。
  4. [チャート オプション] をクリックします。
  5. チャートを選択し、[オプションの削除] をクリックします。
  6. [OK] をクリックして削除を確定します。
    チャートが削除され、 [表示] メニューからも削除されます。

チャート データのファイルへの保存

詳細パフォーマンス チャートのデータは、さまざまなグラフィック形式やカンマ区切り値 (CSV) 形式のファイルに保存できます。

手順

  1. vSphere Client で、インベントリ オブジェクトを選択します。
  2. [監視] タブをクリックし、[パフォーマンス] をクリックします。
  3. [詳細] をクリックします。
  4. [チャート コンテキスト メニュー] アイコン(エクスポートするチャートのファイル タイプを選択するためのメニュー アイコン。)をクリックします。
  5. エクスポート先のファイル タイプを選択し、該当するオプションをクリックします。

結果

指定した形式でファイルがローカル システムに保存されます。