SNMPv2-MIB.mib ファイルは、SNMP の問題のデバッグに役立ついくつかのカウンタを提供します。

SNMPv2-MIB の診断カウンタ に、これらの診断カウンタの一部を一覧表示します。

表 1. SNMPv2-MIB の診断カウンタ
変数 ID マッピング 説明
snmpInPkts snmp 1 転送サービスから SNMP エンティティに配信されたメッセージの総数。
snmpInBadVersions snmp 3 SNMP エンティティに配信されたが、サポート対象外の SNMP バージョンのものだった SNMP メッセージの総数。
snmpInBadCommunityNames snmp 4 SNMP エンティティに配信され、無効な SNMP コミュニティ名を使用していたコミュニティ ベースの SNMP メッセージの総数。
snmpInBadCommunityUses snmp 5 メッセージで指定されたコミュニティで許可されていない SNMP 操作に相当する、SNMP エンティティに配信されたコミュニティ ベースの SNMP メッセージの総数。
snmpInASNParseErrs snmp 6 受信した SNMP メッセージのデコード時に SNMP エンティティで発生した、ASN.1 または BER エラーの総数。
snmpEnableAuthenTraps snmp 30 SNMP エンティティが、authenticationFailure トラップの生成を許可されているかどうかを示します。このオブジェクトの値は、すべての構成情報をオーバーライドします。したがって、すべての authenticationFailure トラップを無効にすることができます。
snmpSilentDrops snmp 31 SNMP エンティティに配信され、空の変数バインディング フィールドを持つ代替 Response Class PDU を含んだ応答のサイズが、ローカル制約、または要求元に関連付けられた最大メッセージ サイズよりも大きかったために無条件でドロップされた Confirmed Class PDU の総数。
snmpProxyDrops snmp 32 SNMP エンティティに配信され、プロキシ ターゲットへのメッセージ送信が、Response Class PDU が返されなかったなど、タイムアウト以外の方法で失敗したために無条件でドロップされた Confirmed Class PDU の総数。