データストア クラスタ機能を適切に使用するには、データストア クラスタと関連付けられたデータストアおよびホストが、特定の要件を満たしている必要があります。
データストア クラスタを作成するときは、次のガイドラインに従ってください。
- データストア クラスタに含めるデータストアは、相互に類似していて、交換可能なものにする必要があります。
1 つのデータストア クラスタには、サイズおよび I/O キャパシティが異なるデータストアや、アレイおよびベンダーの異なるデータストアを混在させることができます。しかし、1 つのデータストア クラスタ内に、次のタイプのデータストアを共存させることはできません。
- 同一のデータストア クラスタで、NFS データストアと VMFS データストアを組み合わせることはできません。
- レプリケートされたデータストアは、同一のストレージ DRS 対応データストア クラスタに属するレプリケートされていないデータストアと組み合わせることはできません。
- データストア クラスタ内のデータストアに接続されるすべてのホストは、ESXi 5.0 以降である必要があります。データストア クラスタ内のデータストアが ESX/ESXi 4.x 以前のホストと接続されている場合、ストレージ DRS は実行されません。
- 複数のデータ センターで共有されているデータストアは、データストア クラスタに含めることはできません。
- ベスト プラクティスとして、ハードウェア アクセラレーション機能が有効なデータストアは、ハードウェア アクセラレーション機能が有効でないデータストアと同じデータストア クラスタ内に含めないようにします。ハードウェア アクセラレーションでサポートされる動作を確保するには、データストア クラスタ内のデータストアを同種のクラスタにする必要があります。