実装されたサポート対象のグラフィックのグラフィック設定を編集できます。
- VMware では、AMD、Intel、および NVIDIA の 3D グラフィック ソリューションがサポートされます。
- NVIDIA GRID のサポート。
- 単一の NVIDIA vib で、vSGA と vGPU の両方の実装をサポートできるようにします。
- vCenter Server に Intel と NVIDIA の GPU パフォーマンス チャートを提供します。
- Horizon View VDI デスクトップのグラフィックを有効にします。
- 最大 16 個の vGPU デバイスを持つ仮想マシンを作成できます。ESXi および vCenter で HWv21 が有効になっている必要があります。
GPU 統計の表示
ホストのグラフィック カードの詳細情報を表示できます。
手順
- vSphere Clientで、ホストに移動します。
- [監視] > [パフォーマンス] の順にクリックします。
- [詳細] をクリックし、ドロップダウン メニューから [GPU] を選択します。
仮想マシンへの NVIDIA GRID vGPU の追加
ESXiホストに NVIDIA GRID GPU グラフィック デバイスが搭載されている場合は、NVIDIA GRID の仮想 GPU (vGPU) テクノロジーを使用するように仮想マシンを設定できます。
NVIDIA GRID GPU グラフィック デバイスは、複雑なグラフィック操作を最適化し、CPU に過大な負荷をかけずに高パフォーマンスで動作するように設計されています。
前提条件
- NVIDIA GRID GPU グラフィック デバイスおよび適切なドライバがホストにインストールされていることを確認します。『vSphere のアップグレード』ドキュメントを参照してください。
- 仮想マシンが ESXi 6.0 以降と互換性があることを確認します。
手順
結果
仮想マシンがデバイスにアクセスできるようになります。
ホスト グラフィックの設定
グラフィック オプションは、ホストごとにカスタマイズできます。
前提条件
仮想マシンの電源はオフにする必要があります。
手順
- ホストを選択し、 を選択します。
- [ホスト グラフィック] の [編集] を選択します。
- [ホスト グラフィック設定の編集] ウィンドウで、次を選択します。
オプション 説明 共有 VMware の共有仮想グラフィック 直接共有 ベンダーの共有パススルー グラフィック - 共有パススルー GPU の割り当てポリシーを選択します。
- 複数の GPU にわたって仮想マシンを分散 (ベスト パフォーマンス)
- GPU の上限まで仮想マシンをグループ化(GPU 統合)
- [OK] をクリックします。
次のタスク
[OK] をクリックした後は、ホストで Xorg を再起動する必要があります。
グラフィック デバイスの設定
ビデオ カードのグラフィックの種類を編集できます。
前提条件
仮想マシンの電源はオフにする必要があります。
手順
- [グラフィック デバイス] でグラフィック カードを選択し、[編集] をクリックします。
- VMware 共有仮想グラフィックには [共有] を選択します。
- ベンダーの共有パススルー グラフィックには [直接共有] を選択します。
- [OK] をクリックします。
結果
デバイスを選択すると、そのデバイスを使用しているアクティブな仮想マシンが表示されます。
次のタスク
[OK] をクリックした後は、ホストで Xorg を再起動する必要があります。
vGPU を使用する仮想マシンの移行
vGPU を使用する仮想マシンを移行できます。
vSphere 8.0 U2 以降では、DRS は vGPU を使用する仮想マシンを自動的に移行できます。DRS クラスタの詳細オプションが設定されていて、仮想マシン デバイスの推定サスペンド時間が仮想マシン デバイスの vMotion のサスペンド時間制限よりも短い場合、DRS は仮想マシンの移行を自動実行します。
この機能を有効にするには、インフラストラクチャが次の要件を満たしていることを確認します。
- 健全な vSphere ライフサイクル サービス(KB91891 を参照)
- vCenter Server のみを使用した仮想マシンの vGPU デバイスの構成
- 健全な vMotion ネットワーク(vMotion NIC のセットアップ)
これらの要件が満たされている場合は、次のDRSクラスタ詳細オプションを追加します。
クラスタの詳細オプションのDRS | 値 |
---|---|
PassthroughDrsAutomation | 1 |
LBMaxVmotionPerHost | 1 |
サスペンド時間が「vMotion のサスペンド時間制限」(デフォルトは 100 秒)を超える vGPU 仮想マシンの場合、VI 管理者は次の DRS クラスタの詳細オプションを追加できます。
クラスタの詳細オプションのDRS | 値 |
---|---|
VmDevicesStunTimeTolerated | <クラスタ内の仮想マシンの推定サスペンド時間より長い秒数>(デフォルトは 100 秒) |
の [vMotion のサスペンド時間制限] を変更することもできます。
以前のリリースの場合:
メンテナンス モードの退避については、KB88271(vGPU 仮想マシンによる DRS クラスタでのホスト メンテナンス モードの自動移行)を参照してください。
仮想マシンの配置に問題が生じた場合は、DRS 自動化を [一部自動化] に抑制します。詳細については、クラスタ設定の編集を参照してください。
vGPU を使用する仮想マシンを別のホストに手動で移行できます。詳細については、『 vCenter Serverおよびホスト管理 』ガイドの「 vMotion を使用した vGPU 仮想マシンの移行 」を参照してください。
vGPU サイズの構成
vCenter Server では vGPU のサイズを調整できます。
1 つの物理 GPU の vGPU プロファイルに、さまざまなタイプやサイズを設定できます。たとえば、16 GB のコンピューティングと 4 GB のグラフィックが設定された vGPU 仮想マシン プロファイルを 1 台のデバイスで同時に実行できます。これにより、vGPU ワークロードの柔軟性が向上し、複数の vGPU ワークロードが混在する場合のデバイスの使用率が向上します。
異種サイズは、デバイスごとに有効または無効にできます。この機能を有効にすると、一部のプロファイルの最大インスタンス数が減少します。たとえば、機能が無効になっている場合、A16-1Q プロファイルでサポートされるインスタンスは 24 個ですが、有効にすると 16 個になります。一部のデバイスでは、ワークロードに対するキャパシティを最大化するために、この機能を無効にすることも考えられます。
手順
- ESXi ホストを参照します。
- vGPU のサイズは、 で調整できます。
- [vGPU モード] を選択し、[SameSize] または [MixedSize] を選択します。デフォルト値は [SameSize] です。
- [SameSize] は、サイズがすべて同じであることを示します。
- [MixedSize] は、サイズが異なる可能性があることを示します。
結果
設定は、ホストまたは「xorg」サービスの再起動後に有効になります。
これは、vGPU サイズを編集するときに必要です。