ストレージ DRS では、初期配置と実行中のバランシングの推奨が、ストレージ DRS 対応のデータストア クラスタ内のデータストアに対して提供されます。
初期配置は、仮想マシン ディスクを配置するデータストア クラスタ内のデータストアが、ストレージ DRS で選択されるときに発生します。これは、仮想マシンが作成またはクローン作成されるとき、仮想マシン ディスクが別のデータストア クラスタに移行されるとき、または既存の仮想マシンにディスクを追加するときに発生します。
初期配置の推奨は、領域の制約に従って、領域および I/O ロード バランシングの目標を基準に作成されます。これらの目標は、1 つのデータストアのオーバー プロビジョニング、ストレージ I/O のボトルネック、および仮想マシンのパフォーマンス上の影響のリスクを最低限にすることを意図しています。
ストレージ DRS は、構成された頻度 (デフォルトでは 8 時間ごと) で起動する、またはデータストア クラスタ内の 1 つ以上のデータストアがユーザー構成可能な領域使用率のしきい値を超えたときに起動します。ストレージ DRS が起動すると、各データストアの領域使用率および I/O 待ち時間の値が、しきい値と照合して確認されます。I/O 待ち時間について、ストレージ DRS では、1 日の過程で測定された I/O 待ち時間の 90 パーセンタイルの値が、しきい値との照合に使用されます。