vmkfstools
は、VMFS ボリューム、ストレージ デバイス、および仮想ディスクを管理する ESXi Shell コマンドの 1 つです。vmkfstools
コマンドを使用して多くのストレージ操作を実行できます。たとえば、物理パーティションで VMFS データストアを作成および管理する、または VMFS または NFS データストアに格納されている仮想ディスク ファイルを操作できます。
vmkfstools
を使用して変更した後、
vSphere Client がすぐに更新されない場合があります。クライアントの更新または再スキャン操作を使用してください。
ESXi Shell の詳細については、『ESXCLI スタート ガイド』を参照してください。
vmkfstools コマンドの構文
vmkfstools
コマンドを実行する場合、通常は root ユーザーとしてログインする必要はありません。ただし、ファイル システム コマンドなどの一部のコマンドは、root ユーザーとして実行する必要があります。
vmkfstools
コマンドでは、次のコマンド構文をサポートします。
vmkfstools options target
ターゲットはコマンド オプションを適用するパーティション、デバイスまたはパスを指定します。
引数 | 説明 |
---|---|
オプション | vmkfstools で実行するアクティビティを指定するために使用する、1 つ以上のコマンドライン オプションと関連する引数です。たとえば、新しい仮想ディスクを作成するときにディスク フォーマットを選択します。 オプションを入力したら、操作を実行するターゲットを指定します。ターゲットはパーティション、デバイスまたはパスを示すことができます。 |
パーティション | ディスク パーティションを指定します。この引数は、disk_ID:P 形式を使用します。disk_ID はストレージ アレイから返されるデバイス ID で、P はパーティション番号を表す整数です。パーティションの数字は 0 よりも大きく、有効な VMFS パーティションに対応している必要があります。 |
デバイス | デバイスまたは論理ボリュームを指定します。この引数は、ESXi のデバイス ファイル システムのパス名を使用します。パス名は /vmfs/devices で始まります。 これは、デバイス ファイル システムのマウント ポイントです。 異なるタイプのデバイスを指定する場合、次の形式を使用します。
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パス | VMFS ファイル システムまたはファイルを指定します。この引数は、ディレクトリ シンボリック リンク、Raw デバイス マッピング、または /vmfs 下のファイルを示す絶対パスまたは相対パスです。
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vmkfstools コマンドのオプション
vmkfstools
コマンドにはいくつかのオプションがあります。オプションには、上級ユーザーのみに推奨されるものが含まれています。
長形式のオプションと 1 文字のオプションは同等です。たとえば、次のコマンドは同一です。
vmkfstools --createfs vmfs6 --blocksize 1m disk_ID:P vmkfstools -C vmfs6 -b 1m disk_ID:P
-v サブオプション
-v
サブオプションは、コマンド出力の詳細さのレベルを示します。
このサブオプションの形式は次のとおりです。
-v --verbose number
number の値は、1 ~ 10 の整数で指定します。
すべての vmkfstools
オプションで -v
サブオプションを指定できます。オプションの出力が -v
サブオプションの使用に適していない場合、vmkfstools
は -v
を無視します。
-v
サブオプションは、任意の
vmkfstools
コマンド ラインに含めることができるので、各オプションの説明には
-v
がサブオプションとして含まれていません。