ESXi は、VMFS データストアまたは仮想マシン ゲスト OS から発行される、SCSI unmap コマンドまたは NVMe データセット管理割り当て解除コマンドとも呼ばれる容量再利用コマンドをサポートしています。このコマンドを使用すると、シン プロビジョニング ストレージ アレイで、VMFS データストアおよびデータストア上のシン仮想ディスクの未使用容量を再利用できるようになります。VMFS6 データストアは、容量再利用コマンドを自動的に送信できます。VMFS5 データストアでは、ストレージ容量を手動で再利用できます。
Virtual Volumes データストアでの容量再利用の詳細については、vSphere Virtual Volumes データストアの容量の再利用を参照してください。
仮想マシンの削除または移行、スナップショットの統合などを行うときは、VMFS データストア内部のストレージ容量を解放します。仮想マシン内部では、シン仮想ディスクのファイルを削除すると、ストレージ容量が解放されます。これらの操作では、ストレージ アレイの未使用容量のブロックが残されます。しかし、ブロックからデータが削除されたことをアレイが認識しない場合、データストアがブロックを解放するまで、ブロックはアレイによって割り当てられたままになります。VMFS は SCSI unmap コマンドを使用して、ストレージ ブロックに削除されたデータが含まれていることをアレイに通知するため、アレイはこれらのブロックの割り当てを解除できます。
コマンドは、ゲスト OS から直接発行することもできます。VMFS5 および VMFS6 両方のデータストアは、ゲスト OS から処理する unmap コマンドをサポートできます。ただし、VMFS5 ではサポート レベルが制限されています。
VMFS データストアのタイプに応じて、さまざまな方法を使用して、データストアおよび仮想マシンで容量再利用を設定できます。
容量再利用の仕組みの詳細については、次のビデオをご覧ください。