vCenter Server 拡張リンク モードでは、vCenter Server の任意のシングル インスタンスにログインして、グループ内のすべての vCenter Server システムのインベントリを表示および管理できます。

単一の vSphere Single Sign-On ドメイン内に、vCenter Server 拡張リンク モードの vCenter Server アプライアンス環境を最大で 15 個参加させることができます。

vCenter Server アプライアンスの展開時に、vCenter Server 拡張リンク モード グループを作成できます。

vSphere ドメインから他の既存のドメインに vCenter Server を移動または再ポイントすることにより、vCenter Server 拡張リンク モード グループに参加することもできます。vCenter Server ノードの再ポイントの詳細については、異なるドメイン内の別の vCenter Server への vCenter Server の再ポイントを参照してください。

vCenter Server アプライアンスの vCenter Server 拡張リンク モード

vCenter Server アプライアンスの展開では、拡張リンク モードのサポートが有効になっています。

複数の vCenter Server アプライアンス環境を互いに接続して、ドメインを形成することができます。

その他の機能は、次のとおりです。
  • バックアップおよびリストア処理を簡単に実行できます。詳細についてはvCenter Server のファイルベースのバックアップとリストアを参照してください。
  • HA 処理がシンプルで、ロード バランサが不要です。
  • 拡張リンク モードを使用して最大 15 個の vCenter Server アプライアンス環境をリンクし、単一のインベントリ ビューに表示できます。
  • vCenter High Availability (vCenter HA) クラスタの場合は、3 台のノードが 1 台の論理 vCenter Server ノードとみなされます。vCenter HA アーキテクチャの概要については、『vSphere の可用性について』の「vCenter Architecture Overview」を参照してください。1 つの vCenter HA クラスタには、1 つの vCenter Server 標準ライセンスが必要です。
図 1. vCenter Server Appliance の展開のための拡張リンク モード
vCenter Server Appliance は拡張リンク モードを形成するために接続されます。

読み取り専用のレプリケーションでの拡張リンク モード

vCenter High Availability (vCenter HA) インスタンスが異なる vCenter Server のインスタンスと接続されており、その vCenter Server インスタンスで拡張リンク モードが有効であるときに、vCenter HA フェイル オーバーがパッシブ ノードに発生し、もう一方の vCenter Server ノードにあるレプリケーション パートナーと通信できない場合、vCenter HA ノードのレプリカは、読み取り専用モードになります。

vCenter Server 拡張リンク モード ドメインへの参加

vCenter Server アプライアンスのデプロイ時に、vCenter Server アプライアンスを別のノードに参加させることができます。

注:

vSphere ドメインから他の既存のドメインに vCenter Server を移動または再ポイントすることにより、vCenter Server 拡張リンク モード グループに参加することもできます。vCenter Server ノードの再ポイントの詳細については、異なるドメイン内の別の vCenter Server への vCenter Server の再ポイントを参照してください。

例として、2 台の vCenter Server アプライアンス システムをデプロイし、vCenter Server 拡張リンク モードを使用して 2 台のノードを参加させることができます。

ユーザー インターフェイス インストーラを使用して vCenter Server アプライアンス ノードをデプロイする場合は、次の操作を実行します。

  1. アプライアンス 1 については、vCenter Server アプライアンスを ESXi ホスト 1 のインスタンスとしてデプロイします。時刻設定を ESXi ホスト 1 と同期させます。
  2. アプライアンス 2 については、vCenter Server アプライアンスを ESXi ホスト 1 のインスタンスとしてデプロイし、アプライアンス 2 が ESXi ホスト 1 と同期するように時刻設定を行います。ステージ 2 で、アプライアンス 1 にデプロイされたアプライアンスの vCenter Single Sign-On サーバを参加させるように選択します。具体的な手順については、ステージ 2 - 新しくデプロイされた vCenter Serverアプライアンスのセットアップを参照してください。

CLI を使用して vCenter Server アプライアンス ノードをデプロイする場合は、次の操作を実行します。

  1. アプライアンス 1 の JSON 構成テンプレート embedded_vCSA_on_VC.json(または embedded_vCSA_on_ESXi.json)を、ESXi ホスト 1 のインスタンスとして構成します。JSON 構成ファイルの準備に関する具体的な手順については、CLI デプロイ用の JSON 構成ファイルの準備を参照してください。
  2. vcsa-cli-installer コマンドを実行して、アプライアンス 1 をデプロイします。構成方法については、CLI を使用した vCenter Serverアプライアンスのデプロイを参照してください。
  3. アプライアンス 2 の JSON 構成テンプレート embedded_vCSA_replication_on_VC.json(または embedded_vCSA_replication_on_ESXi.json)を、ESXi ホスト 1 のインスタンスとして構成します。sso セクションの replication_partner_hostname フィールドに、最初の組み込みノードのホスト名を入力します。
  4. Embedded_vCSA_replication_on_VC.json(または embedded_vCSA_replication_on_ESXi.json)ファイルを使用し、vcsa-cli-installer コマンドを実行してアプライアンス 2 をデプロイします。