vSphere IaaS control plane を有効にする前に、スーパーバイザー および名前空間で使用するストレージ ポリシーを作成します。このポリシーは、データストアを表し、スーパーバイザー 制御プレーン仮想マシン、vSphere ポッド の短期ディスク、コンテナ イメージなどのコンポーネントやオブジェクトのストレージ配置を管理します。パーシステント ボリュームおよび仮想マシン コンテンツ ライブラリのストレージ配置にもポリシーが必要になることがあります。Tanzu Kubernetes クラスタを使用する場合は、ストレージ ポリシーによって、Tanzu Kubernetes クラスタ ノードのデプロイ方法も決定されます。
vSphere ストレージ環境と DevOps のニーズに応じて、さまざまなストレージ クラスのために複数のストレージ ポリシーを作成することができます。たとえば、vSphere ストレージ環境にブロンズ、シルバー、ゴールドの 3 つのクラスのデータストアがある場合、すべてのデータストア タイプに対してストレージ ポリシーを作成できます。
スーパーバイザー を有効にして名前空間を設定すると、多様なオブジェクト、コンポーネント、ワークロードで使用されるさまざまなストレージ ポリシーを割り当てることができます。
注：
スーパーバイザー 用、または 1 ゾーン
スーパーバイザー 内の名前空間用に作成するストレージ ポリシーは、トポロジに対応する必要はありません。これらのポリシーでは、使用ドメインを有効にしないでください。
3 ゾーン スーパーバイザー 内の名前空間用に作成するストレージ ポリシーは、トポロジに対応し、手順 4b で使用ドメインを有効にする必要があります。3 ゾーン名前空間を使用すると、トポロジに対応しないストレージ ポリシーを割り当てることはできません。
次の例では、ゴールドとタグ付けされたデータストアのストレージ ポリシーを作成します。
前提条件
- vSphere IaaS control plane でのストレージ ポリシーの詳細については、『vSphere IaaS 制御プレーンの概念と計画』のAbout Storage Policiesを参照してください。
- パーシステント ストレージに vSAN データ パーシステンス プラットフォームを使用し、vSAN Direct または vSAN SNA データストア向けにカスタム ストレージ ポリシーを作成する必要がある場合は、『vSphere IaaS 制御プレーンのサービスとワークロード』のCreating Custom Storage Policies for vSAN Data Persistence Platformを参照してください。
- 3 ゾーン スーパーバイザー でパーシステント ストレージに使用するトポロジ対応のストレージ ポリシーを作成する必要がある場合は、『vSphere IaaS 制御プレーンのサービスとワークロード』の3 ゾーン スーパーバイザーでのパーシステント ストレージの使用を参照してください。
- ストレージ ポリシーで参照するデータストアが、クラスタ内のすべての ESXi ホスト間で共有されることを確認します。VMFS、NFS、vSAN、vVols など、環境内のすべての共有データストアがサポートされます。
- 必要な権限：および。
手順
結果
既存のストレージ ポリシーのリストに、ゴールドとタグ付けされたデータストアの新しいストレージ ポリシーが表示されます。
次のタスク
ストレージ ポリシーを作成した後、vSphere 管理者は次のタスクを実行できます。
- ストレージ ポリシーを スーパーバイザー に割り当てます。スーパーバイザー に設定したストレージ ポリシーにより、制御プレーン仮想マシン、ポッドの短期ディスク、およびコンテナ イメージが、ポリシーによって表されるデータストアに配置されます。
- ストレージ ポリシーを vSphere 名前空間 に割り当てます。名前空間で認識されるストレージ ポリシーにより、名前空間がどのデータストアにアクセスしてパーシステント ボリュームに使用できるかが決まります。ストレージ ポリシーは、名前空間では一致する Kubernetes ストレージ クラスとして表示されます。このストレージ クラスは、この名前空間の Tanzu Kubernetes クラスタにも伝達されます。DevOps エンジニアは、ストレージ クラスをパーシステント ボリュームの要求指定で使用できます。vSphere 名前空間の作成と構成を参照してください。
