このトピックでは、TKG サービス クラスタで実行されているワークロードをバックアップおよびリストアするための考慮事項について説明します。

TKG サービス クラスタのバックアップとリストア

TKG クラスタをバックアップおよびリストアするには、スーパーバイザー データベースをバックアップします。これにより、vSphere 名前空間 オブジェクトと TKG クラスタ ノード仮想マシンをリストアできます。

vCenter Server 管理インターフェイスを通じて使用可能な vCenter Server バックアップ機能を使用して、スーパーバイザー のバックアップとリストアを有効にします。詳細については、vSphere IaaS control plane のバックアップとリストアに関するドキュメントを参照してください。

注： スーパーバイザー バックアップは、TKG クラスタ ノード仮想マシンをリストアする場合にのみ使用できます。 スーパーバイザー バックアップを使用して、TKG クラスタにデプロイされたワークロードをリストアすることはできません。ワークロードは別途バックアップし、クラスタのリストア後にリストアする必要があります。

TKG サービス クラスタで実行されているワークロードのバックアップとリストア

表に、TKG クラスタで実行されているステートレスおよびステートフル ワークロードをバックアップおよびリストアするためのオプションの概要を示します。
注： Kubernetes クラスタをバックアップおよびリストアするときにスタンドアローンの Velero を使用すると、移植性が得られます。つまり、 TKG サービス でプロビジョニングされていない Kubernetes クラスタにクラスタ ワークロードをリストアできるようにする場合は、スタンドアローンの Velero を使用することを検討してください。
使用例 ツール コメント

スーパーバイザー上の TKG クラスタでステートレス ワークロードおよびステートフル ワークロードをバックアップし、スーパーバイザー上の TKG クラスタにリストアします。

Velero Plugin for vSphere

Velero Plugin for vSphere を使用したワークロードのバックアップとリストアを参照してください。

Kubernetes メタデータとパーシステント ボリュームの両方をバックアップおよびリストアできます。

Velero スナップショット作成は、ステートフル アプリケーションでパーシステント ボリュームに使用されます。

Velero Plugin for vSphere もスーパーバイザーにインストールされ、構成されている必要があります。

スーパーバイザー上の TKG クラスタでステートレスおよびステートフル ワークロードをバックアップし、適合する Kubernetes クラスタにリストアします。

スタンドアローン Velero と Restic

『スタンドアローンの Velero と Restic を使用した スーパーバイザー での TKG クラスタ ワークロードのバックアップとリストア』を参照してください

。

Kubernetes メタデータとパーシステント ボリュームの両方をバックアップおよびリストアできます。

Restic は、ステートフル アプリケーションでパーシステント ボリュームに使用されます。

移植性が必要な場合は、このアプローチを使用します。
スーパーバイザー上の TKG クラスタでステートレスおよびステートフル ワークロードをバックアップし、適合する Kubernetes クラスタにリストアします。

CSI スナップショットを使用したスタンドアローン Velero

『Velero と CSI スナップショットを使用したバックアップとリストア』を参照してください

 vSphere 8.0 には、vSphere 8.0 U2 以降および TKr v1.26 以降が必要です。