このセクションでは、vSphere 7.x の TKr でプロビジョニングされている TKG クラスタに標準パッケージをインストールする手順について説明します。

要件

これらの手順は、vSphere 7.0.3.6 の TKr v1.27.10 および vSphere 8.0.1.1 の TKr v1.27.10 で検証されています。公開時点では、このリリースが vSphere 7.x で使用可能な最新の TKr でした。vSphere 7.x の TKr は vSphere 8.x で実行できますが、vSphere 7.x から vSphere 8.x にアップグレードする目的に限られます。

次の前提条件を満たす必要があります。
注: vSphere 8.x の TKr でプロビジョニングされた TKG クラスタを使用している場合、標準パッケージのインストール手順については、次のドキュメントを参照してください。 vSphere 8.x 用の TKr を使用した TKG クラスタへの標準パッケージのインストールTkr バージョンの詳細については、 リリース ノートを参照してください。

TKG クラスタの作成

標準パッケージをホストするための TKG クラスタを作成します。
  1. TKG クラスタを作成します。

    Kubectl を使用して TKG クラスタをプロビジョニングするためのワークフローを参照してください。

    TKr v1.27.10 の Photon エディションのクラスタ仕様の例。
    apiVersion: run.tanzu.vmware.com/v1alpha3
    kind: TanzuKubernetesCluster
    metadata:
      name: tkgs-cluster-photon
      namespace: tkgs-ns
    spec:
      topology:
        controlPlane:
          replicas: 3
          vmClass: guaranteed-medium
          storageClass: vsan-esa-default-policy-raid5
          tkr:
            reference:
              name: v1.27.10---vmware.1-fips.1-tkg.1 #TKR for v7
        nodePools:
        - name: worker
          replicas: 3
          vmClass: guaranteed-medium
          storageClass: vsan-esa-default-policy-raid5
      settings:
        storage:
          defaultClass: vsan-esa-default-policy-raid5
    TKr v1.27.10 の Ubuntu エディションのクラスタ仕様の例。
    apiVersion: run.tanzu.vmware.com/v1alpha3
    kind: TanzuKubernetesCluster
    metadata:
      name: tkgs-cluster-ubuntu
      namespace: tkgs-ns
      annotations:
        run.tanzu.vmware.com/resolve-os-image: os-name=ubuntu
    spec:
      topology:
        controlPlane:
          replicas: 3
          vmClass: guaranteed-medium
          storageClass: vsan-esa-default-policy-raid5
          tkr:
            reference:
              name: v1.27.10---vmware.1-fips.1-tkg.1.ubuntu #TKR for v7
        nodePools:
        - name: worker
          replicas: 3
          vmClass: guaranteed-medium
          storageClass: vsan-esa-default-policy-raid5
      settings:
        storage:
          defaultClass: vsan-esa-default-policy-raid5

Carvel パッケージ マネージャのインストール

Carvel パッケージ マネージャをインストールします。
  1. TKG クラスタにログインします。
    kubectl vsphere login --server=IP-or-FQDN --vsphere-username USER@vsphere.local --tanzu-kubernetes-cluster-name tkgs-cluster-photon --tanzu-kubernetes-cluster-namespace tkgs-ns
  2. Carvel パッケージ マネージャをインストールします。
    wget -O- https://carvel.dev/install.sh > install.sh
    sed -i 's/wget -nv -O-/wget --no-check-certificate -nv -O-/' install.sh
    sudo bash install.sh
  3. インストールを確認します。
    imgpkg version

Kapp Controller のインストール

vSphere 7.x 用の TKr への Kapp Controller のインストールを参照してください。

パッケージ リポジトリの追加

目的のパッケージ リポジトリ バージョンを追加します。
  1. 最新のリポジトリ タグを一覧表示します。
    imgpkg tag list -i projects.registry.vmware.com/tkg/packages/standard/repo
  2. packagerepo.yaml を作成します。
    ターゲット バージョンと一致するようにリポジトリのバージョンを更新します。
    apiVersion: packaging.carvel.dev/v1alpha1
    kind: PackageRepository
    metadata:
      name: tanzu-standard  
      namespace: tkg-system
    spec:
      fetch:
        imgpkgBundle:
          image: projects.registry.vmware.com/tkg/packages/standard/repo:v2024.2.1
  3. パッケージ リポジトリをインストールします。
    kubectl apply -f packagerepo.yaml
    予期される結果:
    packagerepository.packaging.carvel.dev/tanzu-standard created
  4. パッケージ リポジトリを確認します。
    kubectl get packagerepositories -A
    予期される結果:
    NAMESPACE    NAME             AGE    DESCRIPTION
    tkg-system   tanzu-standard   3m9s   Reconcile succeeded

Cert Manager のインストール

vSphere 7.x 用の TKr への Cert Manager のインストールを参照してください。

Envoy を使用する Contour のインストール

vSphere 7.x 用の TKr への Contour のインストールを参照してください。

ExternalDNS のインストール

vSphere 7.x 用の TKr への ExternalDNS のインストールを参照してください。

ログ転送のための Fluent Bit のインストール

vSphere 7.x 用の TKr への Fluent Bit のインストールを参照してください。

Prometheus のインストール

vSphere 7.x 用の TKr への Prometheus のインストールを参照してください。

Grafana のインストール

vSphere 7.x 用の TKr への Grafana のインストールを参照してください。

Harbor のインストール

vSphere 7.x 用の TKr への Harbor のインストールを参照してください。