v1alpha3 API を使用して、複数の vSphere Zone を横断する TanzuKubernetesCluster をプロビジョニングするには、サンプル YAML を参照してください。
vSphere Zone と障害ドメイン
vSphere Zone を使用すると、可用性の高い TKG クラスタを スーパーバイザー に作成できます。複数の vSphere Zone を横断する TKG クラスタをプロビジョニングする場合は、各ノード プールに障害ドメインを指定する必要があります。
各障害ドメインは vSphere Zone にマッピングされ、vSphere Zone は 1 つの vSphere クラスタに関連付けられます。vSphere フォルト ドメインとも呼ばれる障害ドメインは、vSphere Zone を作成するときに、vSphere 管理者によって定義および管理されます。TKG クラスタに使用するストレージ プロファイルは、zonal
として構成する必要があります。TKG サービス クラスタの vSphere ストレージ ポリシーの作成を参照してください。
レプリカを持つポッドを スーパーバイザー 上の TKG クラスタにデプロイすると、ポッド インスタンスは vSphere Zone 全体に自動的に分散されます。TKG クラスタにポッドをデプロイするときにゾーンの詳細を指定する必要はありません。
kubectl get vspherezones
kubectl get availabilityzones
system:authenticated
ユーザーは、両方のコマンドを利用できます。vSphere Zones は スーパーバイザー スコープのリソースであるため、名前空間を指定する必要はありません。
v1alpha3 の例:複数の vSphere Zone を横断する TKC
このサンプル YAML では、複数の vSphere Zone を横断する TKG クラスタをプロビジョニングします。
failureDomain
パラメータで vSphere Zone を指定しています。このパラメータの値は、vSphere Zone の名前です。
apiVersion: run.tanzu.vmware.com/v1alpha3 kind: TanzuKubernetesCluster metadata: name: tkc-zoned namespace: tkg-cluster-ns spec: topology: controlPlane: replicas: 3 vmClass: guaranteed-medium storageClass: tkg2-storage-policy-zonal tkr: reference: name: v1.25.7---vmware.3-fips.1-tkg.1 nodePools: - name: nodepool-a01 replicas: 3 vmClass: guaranteed-medium storageClass: tkg-storage-policy-zonal failureDomain: az1 - name: nodepool-a02 replicas: 3 vmClass: guaranteed-medium storageClass: tkg-storage-policy-zonal failureDomain: az2 - name: nodepool-a03 replicas: 3 vmClass: guaranteed-medium storageClass: tkg-storage-policy-zonal failureDomain: az3 settings: storage: defaultClass: tkg-storage-policy-zonal network: cni: name: antrea services: cidrBlocks: ["198.51.100.0/12"] pods: cidrBlocks: ["192.0.2.0/16"] serviceDomain: cluster.local