次の手順に従って、vSphere 8.x のために TKr を実行している TKG サービス クラスタに標準パッケージ リポジトリを設定します。

要件

パッケージ リポジトリを作成する前に、次の要件を満たします。

Carvel imgpkg のインストール

Carvel imgpkg (https://carvel.dev/imgpkg/) ツールを使用すると、標準パッケージ リポジトリの使用可能なバージョンを参照できます。リポジトリはパブリックであるため、ログインする必要はありません。

Carvel imgpkg をインストールするには、次の手順を実行します。
  1. 次のコマンドを使用して imgpkg をインストールします。
    wget -O- https://carvel.dev/install.sh > install.sh
    sudo bash install.sh
  2. インストールを確認します。
    imgpkg version
    結果の例:
    imgpkg version 0.42.1
  3. 次のコマンドを実行して、リポジトリのバージョンを一覧表示します。
    imgpkg tag list -i projects.registry.vmware.com/tkg/packages/standard/repo
    このコマンドは、使用可能な標準パッケージ リポジトリのバージョンを返します。
    Tags
    
    Name
    ...
    v2024.4.12
    v2024.4.19
    v2024.5.14
    v2024.5.16
    
    39 tags
    
    Succeeded

パッケージ リポジトリの作成

TKG クラスタにログインし、パッケージ リポジトリを作成します。
  1. クラスタにログインします。
    kubectl vsphere login --server=IP-or-FQDN --vsphere-username USER@vsphere.local --tanzu-kubernetes-cluster-name CLUSTER --tanzu-kubernetes-cluster-namespace VSPHERE-NS
  2. パッケージ リポジトリを作成します。
    tanzu package repository add standard-repo --url projects.registry.vmware.com/tkg/packages/standard/repo:v2024.5.16 -n tkg-system
    注: リポジトリのバージョン文字列を、目的のリポジトリのバージョンと一致するように変更します。
  3. 使用可能なパッケージを一覧表示します。
    tanzu package available list -n tkg-system
    注: リポジトリ内のすべてのパッケージが TKG クラスタでサポートされているわけではありません。サポートされているパッケージの公式リスト「 TKG サービス クラスタの標準パッケージ」を参照してください。
  4. 個々のパッケージの使用可能なバージョンを一覧表示します。

    Cert Manager

    tanzu package available get cert-manager.tanzu.vmware.com -n tkg-system

    Contour

    tanzu package available get contour.tanzu.vmware.com -n tkg-system

    外部 DNS

    tanzu package available get external-dns.tanzu.vmware.com -n tkg-system

    Fluent Bit

    tanzu package available get fluent-bit.tanzu.vmware.com -n tkg-system

    Grafana

    tanzu package available get grafana.tanzu.vmware.com -n tkg-system

    Prometheus

    tanzu package available get prometheus.tanzu.vmware.com -n tkg-system