vCloud Usage Meter 4.5 は、vCloud Usage Meter 4.x 上にインプレース アップグレードとしてインストールできます。

前提条件

前提条件 説明
プロキシ プロキシの背後にある隔離されたネットワークでアップグレードする場合、プロキシ サーバを OS レベルで構成する必要があります。
  1. Photon OS 仮想マシンに root としてログインします。
  2. /etc/sysconfig/proxy ファイルを開き、vi などのテキスト エディタを使用して編集します。
    vi /etc/sysconfig/proxy
  3. /Etc/sysconfig/proxy を次のように更新します。
    PROXY_ENABLED="yes"
    HTTP_PROXY="Proxy-server-name:port-number"
    HTTPS_PROXY="Proxy-server-name:port-number"
  4. /Etc/sysconfig/proxy ファイルを更新します。
    :wq!
ソース vCloud Usage Meter アプライアンス
  • アップグレードするソース vCloud Usage Meter アプライアンスのバックアップまたはスナップショットの作成を行います。
  • root 権限で、ソース vCloud Usage Meter アプライアンスでコマンドを実行し、SSH を有効にして起動します。
    systemctl enable sshd
    systemctl start sshd
認証 root として vCloud Usage Meter コンソールにログインするためのパスワードが設定されている必要があります。

手順

  1. コンピュータ上でローカルにアップグレード ファイルをダウンロードします。
    ファイル名 説明
    Usage_Meter_Agent-4.5.0.0-<BUILD_NUMBER>_Upgrade.iso アップグレード スクリプトと YUM リポジトリを含む ISO アップグレード ファイル。
    Usage_Meter_Agent-4.5.0.0-<BUILD_NUMBER>_Upgrade.mf アップグレード ISO ファイルの sha1checksum が含まれています。
    Usage_Meter_Agent-4.5.0.0-<BUILD_NUMBER>_Upgrade.crt ISO ファイルに署名するパブリック証明書が含まれています。
    Usage_Meter_Agent-4.5.0.0-<BUILD_NUMBER>_Upgrade.sign ISO ファイルの署名が含まれています。
  2. (オプション) ダウンロード ページに投稿されているものとダウンロードのチェックサムが一致することを確認します。
    sha1sum -c Usage_Meter_Agent-4.5.0.0-<BUILD_NUMBER>_Upgrade.mf
  3. (オプション) 証明書を確認します。
    openssl x509 -in Usage_Meter_Agent-4.5.0.0-<BUILD_NUMBER>_Upgrade.crt -text
    openssl verify Usage_Meter_Agent-4.5.0.0-<UM_NEW_BUILD>_Upgrade.crt
  4. (オプション) 証明書のパブリック キーを取得し、ISO ファイルの署名を確認します。
    openssl x509 -pubkey -in Usage_Meter_Agent-4.5.0.0-<BUILD_NUMBER>_Upgrade.crt \
      > Usage_Meter_Agent-4.5.0.0-<BUILD_NUMBER>_Upgrade.key
    openssl dgst -sha1 -verify Usage_Meter_Agent-4.5.0.0-<BUILD_NUMBER>_Upgrade.key \
      -signature Usage_Meter_Agent-4.5.0.0-<BUILD_NUMBER>_Upgrade.sign \
      Usage_Meter_Agent-4.5.0.0-<BUILD_NUMBER>_Upgrade.mf
  5. vCloud Usage Meter の CD-ROM ドライブを Usage_Meter_Agent-4.5.0.0-<BUILD>_Upgrade.iso ファイルに接続します。
    詳細については、『 vSphere 仮想マシン管理』ドキュメントの「 仮想マシンの CD または DVD ドライブの追加または変更」を参照してください。
  6. 移行元の vCloud Usage Meter コンソールに root としてログインします。
  7. upgrade ディレクトリを作成します。
    mkdir /root/upgrade
  8. CD ドライブをマウントします。
    mount -o loop /dev/cdrom /root/upgrade
  9. インプレース アップグレードを開始するには、次のコマンドを実行します。
    bash /root/upgrade/upgrade-um.sh

    アップグレードするソース vCloud Usage Meter アプライアンスのスナップショットの存在の確認を要求されます。

    vCloud Usage Meter アプライアンス仮想マシンのスナップショットが、実行されている vCenter Server 環境に作成されていますか? (y/n):

  10. インプレース アップグレードを完了するには、アプライアンスを再起動する必要があります。

    アプライアンスを再起動すると、アップグレードされた vCloud Usage Meter インストールをポイントする cloudusagemetering フォルダが新しく作成されます。

  11. vCloud Usage Meter サービスが実行されていることを確認します。
    1. /opt/vmware/cloudusagemetering ディレクトリに移動します。
      cd /opt/vmware/cloudusagemetering
    2. vCloud Usage Meter サービスのステータスを確認します。
      bash scripts/status.sh
      サービスが実行されている場合は、 Running ステータスが返されます。
      重要:
      /opt/vmware/var/logs/um-upgrade.log で、インプレース アップグレード ログ ファイルにアクセスできます。検証が Offline エラー メッセージを表示して失敗した場合は、最新のバックアップまたはスナップショットから vCloud Usage Meter アプライアンスをリストアし、手順を繰り返します。
  12. 次のコマンドを実行して、SSH を停止します。
    systemctl stop sshd
    systemctl disable sshd

次のタスク

  • 計測対象のすべての製品サーバの証明書が FIPS 準拠であることを確認します。
  • vCloud Usage Meter 4.1.x からアップグレードする場合は、vCloud Usage Meter Web インターフェイスで測定対象のすべての製品サーバの証明書を手動で受け入れる必要があります。
注: 月次製品使用量データの自動集計とレポート作成を行うには、正常なアップグレードの後に、ソース vCloud Usage Meter アプライアンスのスナップショットに戻さないでください。