vCloud Usage Meter アプライアンスには、ローカル LDAP ネーム サービス デーモンが付属しています。外部 Active Directory サービスを介して ID 管理サービスと認証サービスを提供するには、Active Directory 接続構成のプロパティと追加プロパティを使用して /etc/nslcd.conf ファイルを編集します。Active Directory とローカル ユーザー アカウントの両方を介して認証する場合は、ローカルの Name Service Switch を構成します。

Active Directory サーバの構成に基づいて /etc/nslcd.conf を構成します。指定した設定は参照値です。環境に応じてこれらの設定を再構成してください。

手順

  1. vCloud Usage Meter コンソールに usagemeter としてログインします。
  2. ローカル LDAP ネーム サービス デーモンを再構成します。
    1. /etc フォルダに移動します。
      cd /etc
    2. nslcd.conf ファイルを開いて編集します。
      sudo vi nslcd.conf
    3. Active Directory 接続プロパティを追加します。
      uri ldap://ldap.acme.com
      base dc=acme,dc=com
      binddn <your username>@acme.com
      bindpw <your AD password>
    4. Active Directory マッピングを構成します。
      # Mappings for Active Directory
      referrals off
      idle_timelimit 800
      filter passwd (&(objectClass=user)(objectClass=person)(!(objectClass=computer)))
      map    passwd uid              cn
    5. /etc/nslcd.conf ファイルを保存します。
      :wq!
    6. nslcd サービスを再起動します。
      sudo systemctl restart nslcd
  3. Name Service Switch のソースとして Active Directory を有効にします。
    1. /etc/nsswitch.conf ファイルを開いて編集します。
      sudo vi nsswitch.conf
    2. 少なくとも passwdgroup、および shadow タイプをローカルで検索した後に、LDAP をソースとして追加します。
      passwd:     files ldap
      group:      files ldap
      shadow:     files ldap
    3. /etc/nsswitch.conf ファイルを保存します。
      :wq!