vSphere Web Client を使用して vCloud Usage Meter アプライアンスをデプロイします。

前提条件

  • vCloud Usage Meter には、次のハードウェア リソースが必要です。
    • 2 つの仮想 CPU コア
    • 8 GB のメモリ
    • 80 GB のストレージ
  • VMware Customer Connectダウンロード製品ページから vCloud Usage Meter OVA ファイルをダウンロードして、ローカルに保存します。
  • vSphere Web Client で OVA ファイルをデプロイするためのアクセス権と適切な権限があることを確認します。

手順

  1. OVA ファイルをデプロイするための十分な権限を持つユーザーとして vSphere Web Client にログインします。
  2. vSphere Web Client で、[ホストおよびクラスタ] に移動します。
  3. vCloud Usage Meter アプライアンスのターゲット ホストまたはクラスタを右クリックし、[OVF テンプレートのデプロイ] を選択します。
  4. [OVF テンプレートのデプロイ] ウィザードで、vCloud Usage Meter OVA ファイルに移動し、[次へ] をクリックします。
  5. vCloud Usage Meter アプライアンスの一意の名前を入力し、ターゲットのデプロイ場所を選択して、[次へ] をクリックします。
  6. [コンピューティング リソースの選択] 画面で、vCloud Usage Meter アプライアンスを実行するデプロイ ターゲット リソースを選択し、[次へ] をクリックします。
    クラスタ、ホスト、vApp、またはリソース プールを選択できます。
  7. OVF テンプレートの詳細を確認し、[次へ] をクリックします。
  8. エンドユーザー使用許諾契約書を確認して同意し、[次へ] をクリックします。
  9. [ストレージの選択] 画面で、vCloud Usage Meter がファイルを保存する場所と方法を選択します。
    アプライアンスの仮想ディスク形式、仮想マシン ストレージ ポリシー、およびデータストアを選択します。
  10. デプロイされたテンプレートのネットワークを選択し、[次へ] をクリックします。
    注: デフォルトでは、アプライアンスによるデプロイは、IP アドレスの割り当てが静的-手動、プロトコルが IPv4 の設定で行われます。[ネットワーク プロパティ] フィールドを空白のままにすると、IP アドレスの割り当てが DHCP に設定された状態でアプライアンスがデプロイされます。
  11. [テンプレートのカスタマイズ] 画面で、ローカル ユーザー アカウントのパスワードを設定し、収集された製品使用量データを vCloud Usage Meter で管理する方法を構成します。
    注: すべてのパスワードは、一連のパスワード要件を満たしている必要があります。詳細については、 vCloud Usage Meter ユーザー アカウントのパスワード要件を参照してください。
    デプロイ プロパティ
    初期の root パスワード root パスワードを設定し、パスワードを記録しておきます。セキュリティ要件を満たしていない root パスワードを入力すると、vCloud Usage Meter では、アプライアンスへの初回ログイン時にパスワードの変更を求められます。root パスワードは回復できませんが、リセットすることはできます。vCloud Usage Meterroot パスワードの変更については、root パスワードのリセットを参照してください。
    連邦情報処理標準 (FIPS) の使用 vCloud Usage Meter アプライアンスを FIPS 準拠モードでデプロイするには、トグル ボタンをクリックします。
    注: vCloud Usage Meter アプライアンスを FIPS 準拠ベースのモードでデプロイする場合は、Intel ® Secure Key テクノロジーをサポートしていないハードウェアにデプロイされた vCloud Usage Meter アプライアンスを実行すると、所要時間が大幅に増加し、タイムアウトの例外やアプリケーションの障害が発生することがあります。
    初期の usagemeter パスワード usagemeter パスワードを設定します。アプライアンスのデプロイ後、usagemeter パスワードがセキュリティ要件を満たしていることを確認します。詳細については、パスワード強度のコンプライアンスの確認を参照してください。パスワードが既存のセキュリティ要件を満たしていない場合は、usagemeter パスワードを変更する必要があります。詳細については、usagemeter および umauditor ユーザー アカウントのユーザー アカウント パスワードの変更を参照してください。
    初期の [umauditor] パスワード [umauditor] パスワードを設定します。アプライアンスのデプロイ後、umauditor パスワードがセキュリティ要件を満たしていることを確認します。詳細については、パスワード強度のコンプライアンスの確認を参照してください。パスワードが既存のセキュリティ要件を満たしていない場合は、umauditor パスワードを変更する必要があります。詳細については、usagemeter および umauditor ユーザー アカウントのユーザー アカウント パスワードの変更を参照してください。
    ホスト名 vCloud Usage Meter アプライアンスのホスト名を入力します。固定 IP アドレス割り当てネットワーク モードの場合は必須です。DHCP ネットワーク モードの場合は、このフィールドを空白のままにして、IP アドレスの逆引きを試行します。
    ホスト ネットワークのデフォルト ゲートウェイ vCloud Usage Meter アプライアンスのデフォルト ゲートウェイのアドレスを入力します。固定 IP アドレス割り当てネットワーク モードの場合は必須です。
    ドメイン名 vCloud Usage Meter アプライアンスのドメイン名を入力します。固定 IP アドレス割り当てネットワーク モードの場合は必須です。
    ドメイン検索パス vCloud Usage Meter アプライアンスのドメイン検索パスとして使用するドメイン名のカンマ区切りのリストを入力します。固定 IP アドレス割り当てネットワーク モードの場合は必須です。
    ドメイン ネーム サーバ vCloud Usage Meter アプライアンスのドメイン ネーム サーバの IP アドレスのカンマ区切りのリストを入力します。固定 IP アドレス割り当てネットワーク モードの場合は必須です。
    ネットワーク 1 の IP アドレス このインターフェイスの IP アドレスを入力します。固定 IP アドレス割り当てネットワーク モードの場合は必須です。
    ネットワーク 1 のネットマスク(CIDR 表記のネットマスク) 固定 IP アドレスの vCloud Usage Meter アプライアンスでは、ネットマスクを CIDR 表記で構成します。たとえば、255.255.255.0 の場合は [24]、255.255.255.240 の場合は [28] と入力します。固定 IP アドレス割り当てネットワーク モードの場合は必須です。
  12. [設定の確認] 画面で情報を確認し、[完了] をクリックします。
    1. FIPS を無効にするには、[FIPS] チェック ボックスを選択解除します。
    重要: Partner Connect Program のコンプライアンスの問題を回避するため、 vCloud Usage Meter アプライアンスのクローンを作成しないでください。追加の vCloud Usage Meter インスタンスが必要な場合は、新しい vCloud Usage Meter アプライアンスをデプロイする必要があります。

結果

デプロイされた vCloud Usage Meter アプライアンスのデフォルトのタイム ゾーンは UTC で、変更できません。

次のタスク

必要に応じて、vCloud Usage Meter アプライアンスの vRAM を設定します。ほとんどのサービス プロバイダは、8 GB で適切に実行できます。[サポート] 画面で、メモリ使用量の監視と追加を実行できます。

vCloud Usage Meter アプライアンスをオフライン モードで設定する場合は、vCloud Usage Meter インスタンスのオフライン モードでの管理を参照してください。