vRealize Business for CloudvRealize Automation の複数のバージョンと互換性があります。また、vRealize Automation との統合をせずに、外部 VMware Identity Manager を利用して、スタンドアロン モードで vRealize Business for Cloud 7.1 をデプロイすることもできます。

導入シナリオ

vRealize Business for Cloud 仮想アプライアンスをデプロイするシナリオは次のとおりです。

  • IaaS コンポーネントが統合された vRealize Automation と一緒に vRealize Business for Cloud をデプロイする。
  • スタンドアロン vRealize Automation と併せて vRealize Business for Cloud をデプロイする。IaaS 統合はない(vRealize Automation をお持ちでない場合はこのアプローチを使用します)。
  • VMware Identity Manager と併せて vRealize Business for Cloud をデプロイする。
表 1. 導入シナリオ
シナリオ 実行手順
vRealize Automation 6.2.3 以降の 6.2.x と一緒にデプロイする場合
  1. VMware ID 仮想アプライアンス (SSO) をデプロイし、構成します。
  2. vRealize Automation 仮想アプライアンスをデプロイし、ID 仮想アプライアンスを参照するように構成します。
  3. vRealize Business for Cloud 仮想アプライアンスをデプロイします。
  4. vRealize AutomationvRealize Business for Cloud を登録します。
注: : vRealize Automation スタンドアロン バージョンを使用している場合は、提供された vRealize Automation ライセンス キーを vRealize Business for Cloud 仮想アプライアンスの [vRealize Automation] タブで適用します。
vRealize Automation 7.x および 7.0.x と一緒にデプロイする場合
  1. vRealize Automation 仮想アプライアンスをデプロイします。
  2. vRealize Business for Cloud 仮想アプライアンスをデプロイします。
  3. vRealize AutomationvRealize Business for Cloud を登録します。
注: : vRealize Automation スタンドアロン バージョンを使用している場合は、 vRealize Business for Cloud ライセンス キーを vRealize Automation 仮想アプライアンスに適用します。
VMware Identity Manager と併せてデプロイするには
  1. VMware Identity Manager 仮想アプライアンスをデプロイします。
    注: : VMware Identity Manager のインストールには、ライセンス キーは必要ありません。
  2. vRealize Business for Cloud 仮想アプライアンスをデプロイします。
  3. VMware Identity ManagervRealize Business for Cloud を登録します。

ベスト プラクティス

  • リモート データ コレクタをデプロイする場合、vCenter Server セットアップがデプロイされている LAN と同じ LAN にリモート データ コレクタがあることを確認します。組み込みのデータ コレクタの場合、vCenter Server セットアップがデプロイされている LAN と同じ LAN に vRealize Business for Cloud をデプロイします。
  • vRealize Business for CloudvCenter Server、VMware ID 仮想アプライアンス、および vRealize Automation の Network Time Protocol (NTP) サーバを構成し、参照時刻の一貫性を確保します。