vRealize Business for Cloud により、ユーザーの IaaS 配信の財政面の可視性が向上し、これらの処理を最適化および改善することができます。
アーキテクチャは、vRealize Business for Cloud のメイン コンポーネント、サーバ、FactsRepo インベントリ サービス、データ変換サービス、データ収集サービス、およびリファレンス データベースを示します。
データ収集サービス
データ収集サービスには、インベントリ情報(サーバ、仮想マシン、クラスタ、ストレージ デバイス、およびこれらの間の関連付け)と使用量(CPU とメモリ)の統計を取得する、vCenter Server、vCloud Director、AWS などの各プライベート クラウドとパブリック クラウドのエンドポイントの一連のサービスが含まれます。データ収集サービスで収集されたデータはコスト計算に使用されます。
FactsRepo インベントリ サービス
これは、MongoDB に組み込まれているインベントリ サービスで、vRealize Business for Cloud サーバがコスト計算に使用する収集されたデータを保存します。
データ変換サービス
データ変換サービスは、データ収集サービスから受信したデータを FactsRepo で使用可能な構造に変換します。データ変換サービスは、すべてのデータ コレクタからのデータの単一集約ポイントです。
vRealize Business for Cloud サーバ
リファレンス データベース
このコンポーネントは、サポートされる各コスト要因のデフォルトの設定不要コストを提供します。リファレンス データベースは自動的または手動で更新され、ユーザーは最新のデータ セットをダウンロードして、そのデータ セットを vRealize Business for Cloud にインポートできます。新しい値がコスト計算に影響します。使用される参照データは、インストール中に選択した通貨に応じて異なります。vRealize Business for Cloud のデプロイ後は、通貨構成を変更できません。
サーバとリファレンス データベース間の通信
リファレンス データベースは圧縮および暗号化されたファイルで、ユーザーはこのファイルを手動でダウンロードしてインストールすることも、自動で更新することもできます。リファレンス データベースの最新バージョンを更新できます。詳細については、vRealize Business for Cloudのリファレンス データベースの更新を参照してください。
その他の情報ソース
これらのソースはオプションで、インストールおよび構成された場合にのみ使用されます。ソースには、vRealize Automation、vCloud Director、vRealize Operations Manager、Amazon Web Services (AWS)、Microsoft Azure、および EMC Storage Resource Manager (SRM) が含まれます。
vRealize Business for Cloud の仕組み
vRealize Business for Cloud は、外部ソースから継続してデータを収集し、FactsRepo を定期的に更新します。収集されたデータはダッシュボードに表示することも、レポートを生成することもできます。データの同期または更新は定期的に行われます。ただし、システムの初期化やプライベート、パブリック、またはハイブリッド クラウド アカウントの追加などインベントリの変更が行われたときにデータ収集プロセスを手動でトリガーできます。
外部インターフェイス
以下は、外部アプリケーションに公開されるインターフェイス/API です。
インターフェイス | 説明 |
---|---|
vRealize Automation | vRealize Business for Cloud を呼び出してコスト プロファイルを取得します |