SLES オペレーティング システムの vRealize Log Insight 4.8 を Photon オペレーティング システムの vRealize Log Insight 8.0 にアップグレードできます。

SLES ベースの vRealize Log Insight 4.8 から Photon ベースの vRealize Log Insight 8.0 へのアップグレードは、基盤となるオペレーティング システムの変更により、以前のアップグレードとは異なります。このアップグレードによって、vRealize Log Insight 仮想アプライアンス内の各仮想マシンのアーキテクチャが変更されます。

たとえば、ブート (SDA1)、スワップ (SDA2)、およびルート (SDA3) の 3 つのパーティションで構成されるディスク SDA を持つ仮想マシンを考えます。パーティション SDA3 のサイズは約 16 GB で、SLES に関する情報が含まれています。SLES ベースの vRealize Log Insight 4.8 から Photon ベースの vRealize Log Insight 8.0 へのアップグレードでは、SDA3 に別のパーティションが作成され、SLES 用 (SDA3) と Photon 用 (SDA4) の 2 つの部分に均等(それぞれ約 8 GB)に分割されます。SDA4 がアクティブ パーティションになります。SDA3 は非アクティブのままですが、SLES の有効な vRealize Log Insight 情報が含まれています。仮想マシンを起動するときに、SDA3 を手動で選択して起動できます。

注:

SLES ベースの vRealize Log Insight 4.8 から Photon ベースの vRealize Log Insight 8.0 にアップグレードする前に、ルート パーティションにアップグレードのための十分な空き容量があることを確認します。ルート パーティションのサイズが小さい(たとえば 8 GB)場合は、ディスク サイズを 20 GB に増やして、ルート パーティションのサイズが 16 GB になるようにします。容量の少ないルート パーティションを持つノードごとにディスク サイズを増やす必要があります。ルート パーティションのサイズを増やす方法については、https://kb.vmware.com/s/article/76304を参照してください。

Photon ベースの vRealize Log Insight 8.0 へのアップグレード後:

  • ユーザー インターフェイスまたは REST API に変更はありません。
  • SLES は initd に基づき、Photon は systemd に基づいているため、コマンド ラインから vRealize Log Insight 8.0 仮想マシンに接続して操作すると systemd ベースの情報が表示されます。

vRealize Log Insight 8.0 へのアップグレードの詳細については、アップグレードに関する注意事項を参照してください。

アップグレード プロセスの詳細については、vRealize Log Insight の最新バージョンへのアップグレードを参照してください。