ニーズの増加に応じて、vRealize Log Insight に割り当てるストレージ リソースを増やすことができます。
vRealize Log Insight 仮想アプライアンスのストレージ容量を増やすには、新しい仮想ディスクを仮想アプライアンスに追加する必要があります。サポートされているオプションはこれだけです。
小さいディスクを多数追加する代わりに、アドレス指定可能なストレージの合計が最大 4 TB(+ OS ドライブ)の大きいディスクを少数追加することをお勧めします。合計は、2 つの 2 TB ディスクの組み合わせ、または 4 つの 1 TB ディスクの組み合わせのようにできます。詳細については、vRealize Log Insight 構成制限を参照してください。
注:
- vRealize Log Insight クラスタでは、各ノードに同じ容量のストレージを追加する必要があります。
- マルチノード クラスタでは、シャットダウン、ストレージの追加、再起動などの操作を一度に 1 台のノードで実行する必要があります。
ストレージは任意の順序でノードに追加できます。ただし、内部ロード バランシング (ILB) ノードは、追加のストレージを受け取る最後のノードにすることをお勧めします。
前提条件
- 環境内の仮想マシンのハードウェアを変更する権限を持ったユーザーとして vSphere Client にログインします。
- vRealize Log Insight 仮想アプライアンスを安全にシャットダウンします。vRealize Log Insight 仮想アプライアンスのパワーオフを参照してください。
手順
- vSphere Client のインベントリで vRealize Log Insight仮想マシンを右クリックし、[設定の編集] を選択します。
- [ハードウェア] タブで [追加] をクリックします。
- [ハード ディスク] を選択して、[次へ] をクリックします。
- [新規仮想ディスクを作成] を選択し、[次へ] をクリックします。
- ディスク容量を入力します。
vRealize Log Insight は最大 2TB の仮想ハード ディスクをサポートします。さらに大きな容量が必要な場合は、複数の仮想ハード ディスクを追加します。
- ディスク フォーマットを選択します。
オプション 説明 シック プロビジョニング (Lazy Zeroed) デフォルトのシック フォーマットで仮想ディスクを作成します。仮想ディスクの作成時に、仮想ディスクに必要な容量が割り当てられます。物理デバイスに常駐するデータは、仮想ディスクの作成中には消去されませんが、後で仮想アプライアンスから初めて書き込むときにオンデマンドで消去されます。 シック プロビジョニング (Eager Zeroed) Fault Tolerance などのクラスタリング機能をサポートする、シック仮想ディスクのタイプを作成します。仮想ディスクに必要な容量は、作成時に割り当てられます。フラット フォーマットの場合とは異なり、物理デバイスに存在するデータは仮想ディスクの作成時に消去されます。他のタイプのディスクに比べて、このフォーマットでディスクを作成する場合は非常に長い時間がかかることがあります。 vRealize Log Insight 仮想アプライアンスのパフォーマンスおよび操作性を改善するために、可能な場合は常にシックプロビジョニング (Eager Zeroed) のディスクを作成します。
Thin Provision シン フォーマットのディスクを作成します。このフォーマットを使用してストレージ容量を節約します。 - (必須) データストアを選択するには、データストアの場所を参照し、[次へ] をクリックします。
- ディスク容量を入力します。
- デフォルトの仮想デバイス ノードを受け入れ、[次へ] をクリックします。
- 情報を確認し、[終了] をクリックします。
- [OK] をクリックして変更内容を保存し、ダイアログ ボックスを閉じます。
結果
vRealize Log Insight 仮想アプライアンスをパワーオンすると、仮想マシンによって新しい仮想ディスクが検出され、デフォルトのデータ容量に自動的に追加されます。まず、仮想マシンを完全にパワーオフします。仮想アプライアンスのパワーオンの詳細については、https://www.vmware.com/support/pubs/vsphere-esxi-vcenter-server-6-pubs.htmlを参照してください。
注意: 仮想アプライアンスに追加したディスクは安全に取り外すことができません。
vRealize Log Insight 仮想アプライアンスからディスクを取り外すと、データが完全に損失してしまう場合があります。