特定の vRealize Log Insight のアラート クエリによって、所定のしきい値を超える結果が返されたときに、イベントを vRealize Operations に通知するように、vRealize Log Insight でアラートを構成することができます。

vRealize Log Insight によって生成される通知イベントは、vRealize Operations のリソースに関連付けられます。リソースの詳細については、『vRealize Operations スタート ガイド(カスタム UI)』を参照してください。

注: 通知イベントが vRealize Operations ユーザー インターフェイスに表示されるまで数分かかります。

前提条件

  • URL の形式が https://log_insight-host である vRealize Log Insight Web ユーザー インターフェイスにログインしていることを確認します。ここで、log_insight-hostvRealize Log Insight 仮想アプライアンスの IP アドレスまたはホスト名です。
  • ユーザー アカウントがアラートに関連する権限を持つロールに関連付けられていることを確認します。

    ユーザー アカウントにアラートへの表示アクセス権を持つロール(ユーザー ロールなど)が割り当てられている場合は、組織内のすべてのアラートを表示できます。ただし、ユーザーが管理できるのは、自分のアラートだけです。

    ユーザー アカウントにアラートへの編集またはフル アクセス権を持つロール(スーパー管理者ロールなど)が割り当てられている場合:
    • 組織内のすべてのシステム アラートを有効または無効にできます。
    • 組織内のすべてのユーザー定義アラートを作成、変更、および削除できます。
    ロールの詳細については、『vRealize Log Insight の管理』のロールの作成と変更を参照してください。
また、アラート統合を有効にするように、 vRealize Log InsightvRealize Operations の接続が構成されていることを確認します。 vRealize Operations に通知イベントを送信する Log Insight の構成を参照してください。

手順

  1. [アラート] タブで [アラート] をクリックします。
  2. [新規作成] をクリックします。
    ヒント: [インタラクティブ分析] タブに移動して、クエリに基づいてアラートを作成することもできます。クエリを入力し、 [検索] ボタンの横にある "" をクリックし、 [クエリからアラートを作成] を選択します。
  3. アラートの定義の説明に従って、アラートの名前、説明、トリガ条件を入力します。
    アラート名と説明は、 vRealize Log Insight が送信する通知イベントに含まれます。
  4. [vROps に送信] を選択します。
  5. [フォールバック オブジェクト] ドロップダウン メニューで、フォールバック オブジェクトを選択します。
    vRealize Operations 6.0 以上と統合した場合、アラートは通知として、アラート発生の原因となった仮想マシン、ESXi ホスト、または vCenter Server オブジェクトに送信されます。他のエンティティによって生じたアラートは、選択されたフォールバック オブジェクトに送信されます。
  6. (オプション) [重要度] ドロップダウン メニューで、vRealize Operations カスタム ユーザー インターフェイスに表示される通知イベントの重要度レベルを選択します。
  7. (オプション) 特定の期間内にアラートがトリガされない場合に vRealize Operations のアラートをキャンセルするには、[自動キャンセル] チェック ボックスをオンにして、キャンセル期間を入力します。
  8. [保存] をクリックします。

結果

アラート クエリによって、アラート基準に一致する結果が返されると、通知イベントが vRealize Operations に送信されます。定義済みスケジュールに従ってアラート クエリが実行され、特定のしきい値の時間範囲内で 1 回だけトリガーされます。

通知イベントの場所は、使用する vRealize Operations ユーザー インターフェイスに応じて異なります。vRealize Operations の Log Insight 通知イベントを参照してください。

例: vRealize Operations への通知アラートを構成する

vm-abc という仮想マシン リソースが vRealize Operations 内にあるとします。

仮想マシン vm-abc が実行されている vCenter Server システムからイベントをプルするように、vRealize Log Insight を構成しました。

vm-abc 仮想マシンがパワーオフされるたびに、vRealize Operations で通知を受信したいとします。

vRealize Log Insight を次のように構成して、これらの通知イベントが vRealize Operations に送信されるようにします。

  1. [インタラクティブ分析] タブの検索テキスト ボックスに 仮想マシンをパワーオフ と入力します。
  2. [フィルタの追加] をクリックして、[vc_vm_name] を選択します。
  3. [検索] をクリックします。

    選択した時間範囲の間に vm-abc 仮想マシンがパワーオフされると、発生したすべてのインスタンスが検索によって返されます。

  4. [検索] ボタンの右側にあるドロップダウン メニューで、[クエリからアラートを作成] を選択します。
  5. アラートの名前と説明を入力します。
  6. [トリガ条件]で、期間のドロップダウン メニューから [リアルタイム] を選択します。
  7. [vROps に送信] を選択します。
  8. [フォールバック オブジェクト] ドロップダウン メニューで、[vm-abc] を選択します。
  9. (オプション) vRealize Operations カスタム ユーザー インターフェイスに表示される重要度レベルを変更します。
  10. (オプション) 自動キャンセルの設定とキャンセル期間を選択します。
  11. [保存] をクリックします。

vRealize Log Insight により、vCenter Server システムが 5 分間隔でポーリングされます。クエリによって新しい「仮想マシンをパワーオフする」タスクが仮想マシン vm-abc から返されると、vRealize Log Insight は、vRealize Operationsvm-abc リソースに関連付けられた通知イベントを送信します。

次のタスク

アラートを有効化、無効化、または変更できます。