構成した vRealize Orchestrator 環境をスケール アウトすることで、可用性とスケーラビリティを向上させることができます。

前提条件

手順

  1. プライマリ ノードを設定します。
    1. 設定した vRealize Orchestrator 環境のコントロール センターに root としてログインします。
    2. [認証プロバイダを設定] を選択して、認証プロバイダを登録解除します。
    3. [ホストの設定] を選択して、ロード バランサ サーバのホスト名を入力します。
    4. [認証プロバイダを設定] を選択して、認証プロバイダを再度登録します。
    5. 設定したインスタンスの vRealize Orchestrator Appliance コマンド ラインに root としてログインします。
    6. vRealize Orchestrator インスタンスのすべてのサービスを停止するには、/opt/scripts/deploy.sh --onlyClean コマンドを実行します。
    7. ロード バランサを設定するには、vracli load-balancer setload_balancer_FQDN を実行します。
    8. (オプション) vRealize Orchestrator インスタンスでカスタム証明書が使用されている場合は、vracli certificate ingress --set your_cert_file コマンドを実行します。
    注: 証明書チェーンを含むファイルは、PEM でエンコードされている必要があります。
  2. 設定したインスタンスにセカンダリ ノードを参加させます。
    1. セカンダリ ノードの vRealize Orchestrator Appliance コマンド ラインに root としてログインします。
    2. 設定したインスタンスにセカンダリ ノードを参加させるには、vracli cluster joinprimary_node_hostname_or_IP コマンドを実行します。
    3. 他のセカンダリノードに手順を繰り返します。
  3. スケール アウト プロセスを終了します。
    1. 設定したインスタンスの vRealize Orchestrator Appliance コマンド ラインに root としてログインします。
    2. /opt/scripts/deploy.sh を実行し、スクリプトが終了するまで待機します。

結果

vRealize Orchestrator 環境がスケール アウトされました。

注: 3 つの vRealize Orchestrator インスタンスを含む環境の場合、スケール アウトされた環境は 1 つのインスタンスの失敗に耐え、引き続き機能します。2 つのインスタンスが失敗すると、 vRealize Orchestrator 環境が機能しなくなります。