標準の仮想マシン構成ファイルとともに、仮想マシンの DataSets ファイルをレプリケートできます。

DataSets ファイルには構成情報が含まれており、vSphere Client と仮想マシンのゲスト OS 間でデータを共有する方法を提供します。 DataSets は、他の仮想マシン構成ファイルとともに仮想マシンのディレクトリに保存されます。 DataSets ファイルには、次の 2 つのタイプがあります。
  • .dsv - 仮想マシン モードの DataSets ファイル。このファイルは、スナップショットおよびクローンの作成操作中は保持されません。
  • .dsd - ディスク モードの DataSets ファイル。このファイルは、スナップショットおよびクローンの作成操作中は保持されます。

DataSets 機能の詳細については、vSphere 8.0 製品ドキュメントのvSphere Client および仮想マシンのゲスト OS とデータセットの間のデータ共有を参照してください。

注: システムを vSphere Replication 8.6 以降、 vCenter Server 8.0 以降、および ESXi ホスト 8.0 以降にアップグレードする前に仮想マシンがレプリケーション用に構成されている場合、 vSphere Replication はこの仮想マシンの DataSets ファイルを自動的にレプリケートしません。デフォルトでは、システムのアップグレード後、すべての仮想マシンの DataSets レプリケーションの有効化の設定は無効になります。レプリケーション用に仮想マシンを再構成し、 DataSets ファイルのレプリケーションの構成オプションを有効にする必要があります。

前提条件

ソース サイトとターゲット サイトの両方で、環境が次の要件が満たされていることを確認します。
  • vSphere Replication 8.6 以降。
  • vCenter Server 8.0 以降。
  • ESXi ホスト 8.0 以降。
  • 仮想マシンのハードウェア バージョンが 20 である必要があります。

レプリケーションの構成またはレプリケーションの再構成の手順を確認してください。

手順

  1. vSphere Client にログインします。
  2. ホーム ページで、[Site Recovery] > [Site Recovery を開く] の順にクリックします。
  3. [Site Recovery] ホーム ページでサイトのペアを選択して、[詳細表示] をクリックします。
  4. [レプリケーション] タブをクリックし、[送信] または [受信] を選択します。
  5. 必要に応じて [新しいレプリケーションの作成] アイコンまたは [再構成] アイコンをクリックして、ウィザードのプロンプトに従います。
  6. [レプリケーション設定] 画面で [DataSets レプリケーションの有効化] チェック ボックスをオンにします。
  7. 仮想マシンの構成または再構成を完了します。
    注: 保護対象の仮想マシンで DataSets が有効になっている場合は、DataSets ファイルのレプリケーションをオフにしても、リカバリ後、リカバリした仮想マシンで DataSets が引き続き有効になることがあります。これは、DataSets ファイルがレプリカ フォルダに追加されている場合や、リカバリ前に DataSets ファイルがレプリカ フォルダに存在していた場合に発生する可能性があります。

次のタスク

DataSets ファイルを使用して仮想マシンをリカバリする場合は、標準プロセスに従って仮想マシンをリカバリします。 vSphere Replication を使用した仮想マシンのリカバリを参照してください。 vSphere Replication は、レプリケートされた他の仮想マシン構成ファイルとともに、既存のレプリカ ファイルの場所にある DataSets ファイルをリカバリします。