vSphere Replication 9.0 Configuration Import/Export Tool を使用して、vSphere Replication で作成されたレプリケーションに関する構成データをエクスポートおよびインポートできます。
vSphere Replication を別のホストに移行する場合は、ツールを使用してレプリケーションの設定およびそれに関連するオブジェクトを XML ファイルにエクスポートできます。後で、以前にエクスポートしたファイルから構成データをインポートできます。
vSphere Replication 9.0 Configuration Import/Export Tool によって新しい発信レプリケーションと受信レプリケーションが作成され、既存のレプリケーションは変更されません。たとえば、10 の送信レプリケーションをエクスポートし、その中の 6 つを削除すると、インポート操作は削除された 6 つのレプリケーションに対してのみ構成されます。4 つの既存のレプリケーションの処理はスキップされます。
vSphere Replication アプライアンスをデプロイすると、vSphere Replication 9.0 Configuration Import/Export Tool もアプライアンスと一緒にデプロイされます。このツールは /opt/vmware/vr-impex-too ディレクトリにあります。
vSphere Replication 9.0 Configuration Import/Export Tool の使用の要件
- Java 1.8.x 以降がインストールされている必要があります。
- JAVA_HOME 環境変数が正しく構成されている必要があります。たとえば、Windows の場合は JAVA_HOME=C:\Program Files\Java\jre1.8.0_152、Linux の場合は JAVA_HOME=/usr/java/jre1.8.0_152 となります。
レプリケーション グループ構成データをエクスポートおよびインポートするための要件
- 構成をエクスポートするには、サイト ペアの保護サイトとリカバリ サイトの両方で vSphere Replication 9.0.x が実行されている必要があります。
- インポートは、同一の vCenter Server インスタンスか、または同一のインベントリを含む vCenter Server インスタンスに登録された、vSphere Replication 9.0.x のクリーン インストールでサポートされます。
インポートに必要な入力パラメータ
- Lookup Service のホスト名。Platform Services Controller が組み込まれた vCenter Server を使用している場合は Platform Services Controller のホスト名または vCenter Server のホスト名。
- 両方のサイトの vCenter Single Sign-On 管理者のユーザー名およびパスワード。
エクスポートされた情報
vSphere Replication 9.0 Configuration Import/Export Tool は、ホスト フォルダの情報、コンピューティング リソース、ネットワークとデータストアの情報、データストアのパス、RPO の設定、複数の特定時点 (MPIT)、静止、ネットワーク圧縮などをエクスポートします。
ネットワーク要件
デフォルト ポート | ターゲット | 説明 |
---|---|---|
443 | オンプレミス vCenter Server | vCenter Server HTTPS ポート |
443 | オンプレミス Platform Services Controller/Lookup Service | Platform Services Controller HTTPS ポート |
8043 | オンプレミス vSphere Replication | vSphere Replication ポート |