資格を使用して、特定の Horizon FLEX イメージから仮想マシンのインスタンスをダウンロードおよび作成することを特定のユーザーとグループに許可します。

ユーザーは、資格が付与されている任意の Horizon FLEX 仮想マシンをダウンロードできます。最初に Horizon FLEX 仮想マシンを登録して使用できるようにするには、ユーザーは Active Directory の認証情報を入力する必要があります。ユーザーは Horizon FLEX Server にログインして、仮想マシンをダウンロードできます。または、Horizon FLEX 仮想マシンを USB からコピーして、仮想マシンの初回起動時に Active Directory の認証情報を入力できます。

前提条件

手順

  1. Horizon FLEX 管理コンソール を起動します。
    1. Web ブラウザで、https://WebManagerServer:port/rvm と入力します。
      • WebManagerServer は、Mirage Web Manager がインストールされているホストの DNS 名または IP アドレスです。
      • portHorizon FLEX 管理コンソール にアクセスするのに使用するポート番号です。Mirage Web Manager をインストールするときに Horizon FLEX 管理コンソールHorizon FLEX ポリシー サーバ を異なるポートにデプロイする場合、port[VMware Horizon FLEX Web 管理] オプションで指定されたポート番号になります。そうでない場合は、port[VMware Mirage Web 管理] オプションで指定されたポート番号になります。
    2. Mirage にアクセスできるドメイン アカウントのユーザー名とパスワードを入力します。
    3. [ログイン] をクリックします。
  2. 左のパネルで [資格] を選択します。
  3. [新規] ([+]) ボタンをクリックして資格を作成するか、既存の資格を選択してから [編集] をクリックして変更します。また、既存の資格を選択してから [複製] をクリックして複製します。
  4. 資格名を作成して、これを Horizon FLEX イメージに割り当てます。
    1. 資格の名前を [資格名] テキスト ボックスに入力します。

      ユーザーが Horizon FLEX サーバに接続すると、資格が付与された仮想マシンのリストが [利用可能なデスクトップ] ウィンドウに表示されます。各仮想マシンには、仮想マシン名と資格名が表示されます。

      資格名は、同じ仮想マシンの資格がユーザーに複数回付与される場合に役に立ちます。ユーザーはこのような仮想マシンを資格名で区別できます。

    2. 資格に追加する Horizon FLEX イメージを選択します。
      検索フィールドを使用すると、 Horizon FLEX イメージのリストをフィルタリングできます。
      既存の資格を複製する場合は、保存する前に複製した資格の名前を変更する必要があります。
      Horizon FLEX イメージを選択すると、そのイメージの URL が自動的に [ダウンロード URL] テキスト ボックスに表示されます。
    3. (オプション) [ダウンロード URL] テキスト ボックスで、クライアントが Horizon FLEX イメージのダウンロードに使用する URL を変更します。
    4. [次へ] をクリックします。
  5. 資格に追加する Active Directory のユーザーとグループを選択します。
    1. 検索フィールドを使用して、資格に追加するユーザーとグループを検索し、選択します。
      新しい Active Directory のユーザーやグループは、最長 15 分間経過しないと検索結果に表示されません。
    2. [追加] をクリックして、ユーザーまたはグループを [資格メンバー] リストに追加します。
      [削除] または [すべて消去] ボタンを使用すると、メンバーのリストを管理できます。
    3. [次へ] をクリックします。
  6. 資格のポリシーを選択し、[次へ] をクリックします。
    検索フィールドを使用してポリシーのリストをフィルタリングし、 フィルタの消去フィルタの表示 ボタンを使用して検索を管理できます。
  7. (オプション) 仮想マシンの命名パターンを使用するには、[マシン名の構成を使用] を選択して、命名パターンを構成します。
    1. 使用するマシン名パターンを [マシン名パターン] テキスト ボックスに入力します。

      各仮想マシンに異なる名前が付けられ、ドメインに参加できるようにするには、{username} プレースホルダを使用します。このプレースホルダは、ユーザーが仮想マシンをダウンロードするときに個々のユーザーの名前に置換されます。また、{n} プレースホルダを使用して連続番号パターンを作成すると、ユーザー名に仮想マシン番号を順番に付けることができます。

      詳細については、仮想マシン名のパターンを作成するを参照してください。

    2. ドメイン名を [ドメイン名] テキスト ボックスに入力します。
      ドメイン名は、 Mirage 管理サーバが属するドメイン、またはその子ドメインのどれかを示す名前でなければなりません。
    3. (オプション) [組織単位] テキスト ボックスに OU を入力します。
      たとえば、 OU=hr1, OU=hr, OU=flex, DC=ws, DC=test, DC=com のように指定します。
  8. (オプション) サーバから割り当てられた MAC アドレスを、資格が付与された制限つき仮想マシンで使用するには、[MAC アドレスの範囲の指定] を選択し、範囲内の最初と最後の MAC アドレスを指定します。
    詳細については、 MAC アドレスの範囲の指定を参照してください。
  9. (オプション) Microsoft DirectAccess をサポートするように Horizon FLEX 仮想マシンを構成します。
    DirectAccess を使用すると、リモート ユーザーが、内部ネットワーク上の共有リソース、Web サイト、アプリケーションに VPN に接続することなくアクセスできます。DirectAccess をサポートするには、 Horizon FLEX 仮想マシンが Windows 8.1 以降を実行している必要があります。 Horizon FLEX サーバは Windows Server 2012 以降にデプロイする必要があります。DirectAccess をサポートするように Active Directory サーバを構成する必要があります。詳細については、Microsoft 社のドキュメントを参照してください。
    1. [ポリシー名] フィールドに、DirectAccess を開始するために使用するグループ ポリシー オブジェクト (GPO) 名を入力します。
      各ポリシー名は、Active Directory 内での GPO の表示名です。各ポリシー名はセミコロンで区切ります。
    2. (オプション) [ルート CA 証明書のインポート] チェック ボックスを選択して、ルート認証局による証明書をインポートします。
    3. (オプション) [既存のコンピュータ アカウントの再利用] チェック ボックスを選択して、仮想マシンでドメイン参加の処理を行った際の既存のコンピュータ アカウントを上書きします。
      この設定は、マシン名に連番 ({n}) のパターンを使用する場合は適用されません。
  10. [次へ] をクリックします。
  11. (オプション) Mirage クライアントを仮想マシンにインストールした場合は、仮想マシンを Mirage で管理するかどうかを選択します。
    オプション 説明
    VMware Mirage をディザスタ リカバリやイメージ管理のシナリオに使用する このオプションを選択して、CVD ポリシー、ベース レイヤ、アプリケーション レイヤ、およびその他の構成を選択します。

    Mirage サーバは、エンド ユーザーがダウンロードする仮想マシンの CVD を自動的に作成します。Mirage は、選択された Mirage ポリシーに基づいて、エンドユーザーのデータをデーター センターと定期的に同期します。メインの Mirage 管理コンソールで Mirage File Portal を使用すると、このデータを使用して CVD を復元したり、仮想マシンのファイルにアクセスしたりできます。Mirage サーバはさらに、イメージのコンプライアンスとリモート アプリケーションの配信のために仮想マシンがプロビジョニングされた後に、ベース レイヤとアプリケーション レイヤーを仮想マシンに自動的に展開します。

    VMware Mirage をディザスタ リカバリのシナリオに使用する このオプションを選択して、CVD ポリシーを選択します。Mirage サーバは、エンド ユーザーがダウンロードする仮想マシンの CVD を作成します。メインの Mirage 管理コンソールの Mirage File Portal を使用すると、このデータを使用して CVD を復元したり、仮想マシンのファイルにアクセスしたりできます。
    VMware Mirage を仮想マシンの管理に使用しない このオプションを選択して、仮想マシンを Mirage で管理しないことを指定します。

    Mirage クライアントがインストールされている仮想マシンを削除すると、削除された仮想マシンの CVD を Mirage サーバがアーカイブします。

  12. [次へ] をクリックし、権限の設定を確認します。
  13. [終了] をクリックして権限を保存するか、[戻る] をクリックして前ページに戻って権限を編集します。