ストレージ ポリシー保護グループを作成する際は、まずストレージ ポリシーを作成し、使用中の環境が特定の前提条件を満たしていることを確認する必要があります。
前提条件
- データストア タグを作成してデータストアに割り当て、ストレージ ポリシーに関連付けます。
- 環境で拡張リンク モードを使用しない場合は、保護サイトとリカバリ サイトの両方にタグ カテゴリとタグを作成して、保護サイトで保護対象とするデータストアに割り当てます。
- 環境で拡張リンク モードを使用する場合は、保護サイトにのみタグ カテゴリとタグを作成します。これらのタグは、拡張リンク モード環境内の他の vCenter Server インスタンスにレプリケートされます。
- 両方のサイトの vCenter Server で仮想マシンのストレージ ポリシーを作成します。このポリシーには、保護対象のデータストアに割り当てたタグが含まれます。環境で拡張リンク モードが使用されている場合も、両方のサイトで仮想マシン ポリシーを作成します。各サイトのストレージ ポリシーには、異なる名前を付けることができます。
- 保護サイト上で保護対象の仮想マシンに適切なストレージ ポリシーを関連付けます。仮想マシンのすべてのディスクに同じストレージ ポリシーを関連付ける必要があります。
- アレイ ベンダーが提供するレプリケーション テクノロジーを使用して、保護サイトからリカバリ サイトへの、データストアのアレイベース レプリケーションを構成します。
- Site Recovery Manager でインベントリ マッピングを構成します。ストレージ ポリシー保護グループには、インベントリ マッピングの適用に関する特定の動作と、リソース インベントリ マッピングの設定方法に関する要件があります。たとえば、ストレージ ポリシー保護グループを使用していてマッピングを構成していない場合、計画移行またはディザスタ リカバリは失敗し、Site Recovery Manager は一時的なプレースホルダ マッピングにより操作を正常に終了します。
- Site Recovery Manager Server が起動すると、Site Recovery Manager は、vCenter Server のストレージ ポリシーベースの管理サービスとタグ マネージャ サービスに照会して、ストレージ ポリシーに関連付けられている仮想マシンを検索します。これらのサービスと vCenter Server は、Site Recovery Manager Server の起動または再起動時に実行中であることが必要です。これらが実行されていないと、Site Recovery Manager Server は起動しません。
ストレージ ポリシーの作成方法の詳細については、『VMware vSphere ESXi および vCenter Server 7.0』のドキュメントの仮想マシン ストレージ ポリシーを参照してください。
インベントリ マッピングの作成方法の詳細については、インベントリ マッピングの構成を参照してください。
ストレージ ポリシー保護グループおよびインベントリ マッピングの詳細については、ストレージ ポリシー保護グループのインベントリ マッピングを参照してください。
ストレージ ポリシー保護グループの既知の制限事項の詳細については、ストレージ ポリシー保護グループの制限事項を参照してください。