Automation Orchestrator 8.x の新機能を使用できるように、vRealize Orchestrator 7.6 SaaS インスタンスをクラウド拡張性プロキシに移行することができます。
Automation Assembler は、クラウド拡張性プロキシを使用して Automation Orchestrator 8.x インスタンスの統合をサポートできるようになりました。既存の vRealize Orchestrator 7.6 SaaS 統合をそのまま使用することはできますが、構成を更新することはできません。この制限を回避するには、vRealize Orchestrator 7.6 SaaS の構成をクラウド拡張性プロキシに移行します。
この移行では、vRealize Orchestrator 7.6 SaaS の構成が現在の Automation Orchestrator 8.x インスタンスに転送され、既存のすべての要素が上書きされます。これには、ワークフロー、アクション、構成要素とリソース要素(ワークフローや構成要素内のセキュアな文字列を含む)、パッケージ、タスク、ポリシー、証明書と信頼済み証明書、プラグイン、js-io-rights.conf ファイル内のカスタム レコード、コントロール センターのシステム プロパティが含まれます。
注: 移行後、vRealize Orchestrator 7.6 SaaS インスタンスで現在実行されているすべてのエンティティ(ワークフローの実行、ポリシーの実行、スケジュール設定されたタスク、ユーザーの操作を待機しているワークフローなど)は、
Automation Orchestrator 8.x インスタンスでは失敗した状態になります。
前提条件
クラウド拡張性プロキシをダウンロードして展開します。クラウド拡張性プロキシのダウンロードと展開を参照してください。
手順
- SSH を使用して、クラウド拡張性プロキシのコマンド ラインに root としてログインします。
- 移行を開始するには、vro-migrate コマンドを実行します。
- コマンド プロンプトに従って、vRealize Orchestrator 7.6 SaaS インスタンスの完全修飾ドメイン名 (FQDN) と認証情報を指定します。
- (オプション) 移行の進行状況を追跡するには、移行ログにアクセスします。
- 別の SSH セッションを使用して、クラウド拡張性プロキシのコマンド ラインに root としてログインします。
- tail -f /var/log/vmware/prelude/vro-migration.log コマンドを実行します。
結果
移行プロセスが開始します。移行が完了すると、クラウド拡張性プロキシに通知が送信されます。