組織は、コスト レポートを受け取る関係者に応じて、さまざまな視点からコストを検討する傾向があります。財務部門は、製品ラインまたは共有環境ごとのコストの月次内訳を必要とする場合があります。運用部門には、プロジェクトまたはチームごとのコストの内訳が必要になる場合があります。エンジニアリング部門では、アプリケーション ロールごとのコストの内訳が必要になる場合があります。
大規模なクラウド環境では、これらのパースペクティブは時間の変化につれて変化します。そのため、ビジネスが反映されるように、コストを調整し、資産を整理できることが重要です。
クラウド環境を構成するすべての資産とリソースを特定し、ビジネス上の観点から整理することが容易ではない場合があります。それだけでなく、毎月末にリソースに関連付けられていないコストが大量にある場合は、ビジネス レポートの要件を満たすグループを作成するのが困難になることがあります。
AWS と Azure では、2 つのタイプのコストが報告されます。
VMware Aria Cost powered by CloudHealth は、AWS サービスまたは Azure サービスを直接費または間接費のいずれかとして分類します。AWS または Azure でサービスを導入した場合、プラットフォームでは、サービス コストが最初に間接費として分類されます。その後、そのサービスのサポートがプラットフォームに組み込まれると、サービス コストはパースペクティブ グループに割り当てることができる直接費になります。
直接費と間接費が混在していると、請求が誤った部門に課せられることが多くなり、コスト配賦に時間と手間がかかります。
直接費と間接費の両方がクラウド資産の使用をもたらしたアカウントに関連付けられます。パースペクティブ グループ内で直接費の配分率に応じて間接費を再配分することができます。
コスト再配分ルールを作成して、アカウントに対する間接費の課金のタイミングを指定することができます。コスト再配分ルールは、パースペクティブを使用して、極めて時間のかかるビジネス グループ間のコスト調整を容易にするのに役立ちます。
再配分を行うには、コスト ソースを選択して、1 つまたは複数のコスト ターゲットに配分し直す必要があります。
コスト再配分ルールを作成して保存した後、再割り当ての結果をコスト レポートで利用できるようになるまでに少なくとも 24 時間かかります。
さまざまなシナリオに従ってコストを再配分する方法の詳細な例については、コストの再配分方法を参照してください。
ルールセットとは、1 つまたは複数のルールのプレースホルダです。ルールセット内で設定された順序に従ってルールが実行されます。
メニューで セットアップ > コスト再配分 を選択し、*新しいルールセット をクリックします。
後で識別するのに役立つように、ルールセットの 名前 と 説明 を入力します。ルールセットは、デフォルトで 有効 になっており、保存するとすぐにアクティブになります。
ソースには次の 2 つのタイプがあります。
コスト ターゲットは、選択するコスト ソースによって異なります。コストの再配賦に一致する宛先がない場合、コストは各パースペクティブ グループに均等に再配賦されます。
再配分中に総コストまたは正味コストを考慮する必要があるかどうかを指定するように選択します。正味コストにはクレジットが含まれますが、総コストには含まれません。
再配分されるソースのコストにはクレジットが含まれる場合があり、選択による影響はありません。
ただし、この設定をオンにすると、ターゲット内のクレジットは次のような影響を受け、再配分されたコストがターゲット内で配分される比率に影響します。
このオプションが利用可能になる前に作成された既存の再配分ルールセットはどうなりますか。この設定を有効にする前に作成したルールセットは、再配分中にクレジットを考慮しません。この設定は既存のルールセットに対して有効にできます。有効にすると、コスト履歴レポートに次の 1 つ以上の効果が現れます。
デフォルトで、再配分はアカウントごと、およびリージョンごとに実行されます。要件に応じて、[アカウント全体] または [リージョン全体] オプションを有効または無効にすることもできます。
詳細設定 を展開して、リージョン全体で再配分 オプションを有効にします。
リージョン全体で再配分 オプションを有効にすると、コスト履歴レポートで遅延が発生することに注意してください。
この設定に応じて、コストの再割り当てが変更されます。スイッチを オン にした場合の結果として、次の 3 つを認識しておかなければなりません。
詳細については、VMware Aria Cost ナレッジベースの記事「コストの再配分方法」を参照してください。
VMware 資産のコストを可視化し、ベンチマークの価格設定を使用してコストの傾向から洞察を導きます。
VMware 環境での運用における課題の 1 つは、コストを可視化し、コストの傾向から判断材料を導き出すことです。VMware Aria Cost では VMware 資産の検出と価格設定を行うことが可能で、コストの傾向から判断材料を発掘できるようになります。
VMware アカウントの仮想マシンのコストを適切に評価すると、マシン使用率のコストは、組織内の部門、チームあるいは担当者ごとに割り当てて課金することができます。
ただし、マシンのコストを把握することは簡単ではありません。コンピューティング コスト、コンピューティング キャパシティ、使用量予測に関する知識が必要であり、これらすべての変数は VMware アカウントが成長するにつれて進化します。
マシン、データセンター、クラスタ、およびホストのコストは、コスト ドライバによって定義されます。コスト ドライバは、サーバ ハードウェア コストから、ストレージ、ライセンス、メンテナンスなどの料金に至るまで、マシンの総コストを構成する基準です。
Benchmark Pricing を使用するには、VMware アグリゲータをバージョン 1.7.27.56 以降に更新します。アグリゲータがそれより前のバージョンを使用している場合は、VMware Aria Cost サポートまでお問い合わせください。
Benchmark Pricing は、業界標準に従って実際のマシンのハードウェア コストを算出し、資産のコストを計算します。Benchmark Pricing では、マシンの価格設定を手動で構成しなくても、すべての VMware アカウントに対し自動的に価格を設定します。
Benchmark Pricing を有効にする前に、Benchmark Pricingの日単位コストがどのようになるかを確認できます。
理論上の日次ベンチマーク コストが、資産レポートの 日次コスト 列に表示されます。Benchmark Pricing を有効にすると、この列では実際の日次コストを報告します。
資産レポートでコスト ドライバと Benchmark Pricing の変更を反映するには、2 時間かかります。
レガシーのお客様は、Benchmark Pricing を手動で有効にする必要があります。新しいお客様は、Benchmark Pricing が自動で有効になっているので、この手順を省略できます。
Benchmark Pricing を有効にした後に、Benchmark Pricing がインフラストラクチャ全体でどのように価格設定をしているかを確認するには、セットアップ > 管理 > Benchmark Pricing の順に移動します。
コスト ドライバの価格設定を更新する場合、月次費用 列の値が正しい金額に更新されるまでに最大 45 分かかります。
業界ベンチマークとの比較 列は 12 時間ごとに更新されます。
[コスト ドライバ履歴] レポートでコスト ドライバによるコストの履歴を確認するには、レポート > コスト > コスト ドライバ履歴 の順に移動します。
[コスト ドライバ履歴] レポートでコスト ドライバと Benchmark Pricing の変更を反映するには、24 ~ 48 時間かかります。
Benchmark Pricing で自動生成される価格設定は、コスト ドライバによるコストを正確に反映していない場合があります。このようなコストは、必要に応じて セットアップ > 管理 > Benchmark Pricing の順に移動し、次のいずれかのコスト ドライバを選択して変更できます。
Benchmark Pricingで生成された元のコストは、編集可能な各コスト フィールドの リファレンス コスト として常に表示されます。
リファレンス コスト は 12 時間ごとに更新されます。
VMware ライセンスに割り当てられた Benchmark Pricing を変更するには、次の操作を実行します。
VMware 施設に割り当てられた Benchmark Pricing を変更するには、次の操作を実行します。
月次コストは必要に応じて変更します。
保存 をクリックします。
VMware メンテナンスに割り当てられた Benchmark Pricing を変更するには、次の操作を実行します。
Benchmark Pricing のコスト ドライバでは、すべてのコストが計上されるわけではありません。たとえば、Benchmark Pricing のコスト ドライバでは、保険のコストを考慮していません。次の資産タイプで追加コストを追加できます。
追加コストを追加するには、次の操作を実行します。
VMware ネットワークに割り当てられた Benchmark Pricing を変更するには、次の操作を実行します。
サーバに割り当てられた Benchmark Pricing を変更するには、次の操作を実行します。
減価償却費とは、資産の価値が時間の経過とともに失われる程度と速度を計算したものです。デフォルトでは、[サーバ ハードウェア] コスト ドライバは、Double モデルまたは Straight モデルの 5 年間での最大値を使用します。サーバ ハードウェアの減価償却費の計算方法を変更するには、次の操作を実行します。
(original cost - accumulated depreciation) / number of remaining depreciation years
(original cost - accumulated depreciation) / number of remaining depreciation years
または (original cost - accumulated depreciation) * (2 / number of depreciation years)
のいずれか大きい方。VMware ストレージに割り当てられた Benchmark Pricing を変更するには、次の操作を実行します。
VMware 人件費に割り当てられた Benchmark Pricing を変更するには、次の操作を実行します。
デフォルトでは、コスト ドライバの価格設定変更はすべてのデータセンターへ適用されます。コスト ドライバの価格設定は、データセンターごとに変更することもできます。これにより、コスト ドライバでデータセンター別に異なった価格設定をすることができます。
すべてのデータセンターのコストを変更するには、組織のデフォルト がコスト ドライバの 費用を表示する ドロップダウンリストから選択されているようにします。
コスト ドライバをデータセンターごとに変更できるのは、コスト ドライバの詳細なコストを変更している場合のみです。たとえば、選択した価格設定メソッドが ネットワーク インターフェイス コントローラーごと であり 月額合計 ではない場合、データセンターごとに [ネットワーク] コスト ドライバを変更できます。
変更したデータセンターは、他のデータセンターと価格が異なっており、現在のコスト ドライバの 組織のデフォルト の下にグループ化されなくなりました。
現在のコスト ドライバに 費用を表示する ドロップダウンから 組織のデフォルト を選択して月次コストを変更した場合、以前個別に変更したデータセンターは価格設定変更の影響を受けません。データセンターのコストを一度変更したら、組織のデフォルト のグループ化に戻すことはできず、今後はそのデータセンターのコストを個別に変更する必要があります。
Cost Engine の実行時、個々のデータセンターの価格設定変更でメインの [コスト ドライバ] ページが更新されるまで最大 2 時間かかることがあります。
コストを可視化し、コストのトレンドから判断材料を導き出します
データセンター環境での運用における課題の 1 つは、コストを可視化し、コスト傾向から判断材料を引き出すことです。VMware Aria Cost によって、データセンターの資産を簡単に検出して価格を設定できるため、コスト傾向から判断材料を生み出すことができます。
データセンターの仮想マシンまたはマシンのコストを適切に評価すると、マシン使用率のコストは、組織内の部門、チームあるいは担当者ごとに割り当てて課金することができます。
ただし、マシンのコストを把握することは簡単ではありません。これには、コンピューティング コスト、コンピューティング キャパシティ、および予測される使用率といった、データセンターの成長に伴って進化する変数についての知識が必要となります。
マシンのコストは、固定費用と経常費用の 2 つのコンポーネントで構成されます。
VMware Aria Cost は、シンプルな価格計算ツールを使用して、固定費用と経常費用の計算と割り当てを簡素化します。
たとえば、月単位 の間隔を選択してから、OS のメンテナンス コストを $8.00
と指定した場合、選択したアカウントの各マシンは、OS のメンテナンスで $8.00/月 に割り当てられます。
次の 2 つのアプローチのいずれかで、マシンにコストを割り当てることができます。
アプローチ | 使用するタイミング |
---|---|
構成別 | 固有の各マシン構成の合計コストを計算するために、固定費用と経常費用を明細化します。 |
タグ別 | 各タグ キーの値に対して一律のコストを適用します。 |
このオプションを使用すると、VMware Aria Cost は、データセンター環境内の固有のマシン構成を識別します。これにより、固有のマシン構成ごとに合計コストを計算するための固定費用と経常費用を明細化できます。
VMware Aria Cost は、ユーザーの価格設定メカニズムをすべての固有のマシン構成に適用します。4.デフォルトでは、VMware Aria Cost はこの時点から新しい価格設定を適用します。VMware Aria Cost アグリゲータによって資産が最初に検出された時点から新しい価格を適用するには、履歴で価格設定 を選択します。次に、価格の保存 をクリックします。
このオプションを使用して、コストを環境内のマシンの特定のタグ キー値に関連付けます。
Environment:Development
というタグが付いている選択したアカウントの各マシンに cht_vm_cost:$4.00/day
というタグが割り当てられています。同様に、Environment:Production
というタグが付いている選択したアカウントの各マシンには、cht_vm_cost:$5.00/day
というタグが割り当てられます。指定したマシンのコストは、資産レポートに即座に表示されます。左側のメニューから、資産 > マシン の順に選択します。
VMware Aria Cost では、新しい価格設定を保存してから 24 時間以内に、新しい価格設定がコスト履歴レポートに反映されます。
マシンのコストを指定するときに、価格の履歴 オプションを選択しなかった場合、この時点からコスト履歴レポートに新しい価格が表示されます。
左側のメニューから、レポート > コスト > 履歴 を選択します。
このレポートの詳細を掘り下げて、さらに詳しく分析することができます。たとえば、レポートのカテゴリを変更して、データセンター ごとにコストを表示できます。
チャートの下にある表を分析することで、インスタンス タイプのコストの推移を分析できます。
VMware CSP 組織全体のコスト履歴のトレンド
選択した 時間間隔 ディメンションによって、X 軸上でのデータの定義方法が決まります。
月別およびサービス別の VMware Cloud コスト
ビジネス グループ別のコスト削減の機会を把握します
月単位およびコスト カテゴリの項目ごとのコスト削減
EC2 や RDS の予約を使用することで、未実現の機会と実現されるコスト削減を検出できます。
月単位の間隔でのみ表示される一意のディメンションから選択します。
フィルタ | 間隔 | X 軸 | Y 軸 | カテゴリ | チャート タイプ |
---|---|---|---|---|---|
+ パースペクティブ | 月次 | + パースペクティブ | EC2 の機会 | + パースペクティブ | 棒 |
アカウント | アカウント | EC2 のコスト削減 | アカウント | 横棒 | |
課金アカウント | 課金アカウント | RDS の機会 | 課金アカウント | 面 | |
コスト カテゴリ | コスト カテゴリ | RDS のコスト削減 | コスト カテゴリ | 線 | |
月次 | :コスト カテゴリ項目 | EC2 RI カバレージ | :コスト カテゴリ項目 | ||
月次 | EC2 SP カバレージ | 月次 | |||
EC2 スポット カバレッジ | |||||
EC2 オン デマンド カバレージ | |||||
有効な EC2 ブレンディング割引率 | |||||
有効な EC2 RI 割引率 | |||||
有効な EC2 SP 割引率 | |||||
RI による EC2 のコスト削減 | |||||
SP による EC2 のコスト削減 |
これらの Y 軸のディメンションは次のように定義されます。
現在の請求期間の日単位コストのトレンドとコスト ドライバ
このレポートは、パートナーと、パートナーのユーザーにのみ表示されます。
注請求期間は、お客様の Microsoft Azure アカウントでの請求書の日付によって決まります。
以前の請求期間の日単位コストのトレンドとコスト ドライバ
注このレポートは、パートナーと、パートナーのユーザーにのみ表示されます。
注請求期間は、お客様の Microsoft Azure アカウントでの請求書の日付によって決まります。
このレポートには、すべてのクラウドのコストが選択した通貨で表示され、すべてのクラウド コストを統一された通貨で表示できます。
VMware Aria Cost は、すべての既存の GCP 製品ラベルをすべての OLAP レポートの GCP サービス ラベル名にマッピングしました。過去 13 か月の更新されたカテゴリが表示されます。
以下の標準フィルタ オプションを使用して、ビジネス ニーズに応じてレポートを表示できます。
例 - 日別およびクラウド プロバイダ別のコスト履歴(デフォルト ビュー)
マルチクラウド コスト履歴レポートは、個々のクラウド コスト履歴レポートからデータを取得します。グラフにカーソルを合わせると、最新のデータ同期タイムスタンプが表示されます。表示される時間は、個々のクラウドのデータを使用してレポートが最後に更新された時間です。
VMware Aria Cost を使用すると、選択した通貨でマルチクラウド コストを表示できます。
通貨設定を変更するには、管理 > 設定 の順に移動します。マルチクラウド コスト履歴の通貨設定 ドロップダウンで、使用可能なオプションのリストから選択します。
注- 各日の初めに、OANDA を使用して為替レートが参照され、個々のクラウド コスト通貨を選択した通貨に変換するために適用されます。
- 通貨の選択は、マルチクラウド コスト履歴レポートにのみ適用され、プラットフォーム上の他のレポートでは通貨は変換されません。
- VMware Aria Cost は、過去 13 か月間の通貨換算レートの記録を保持します。
月別およびサービス アイテム別のコスト履歴を分析します
月およびサービス項目別のコスト履歴
履歴トレンド分析を作成して、データを評価します。
選択した 時間間隔 ディメンションによって、X 軸上でのデータの定義方法が決まります。
このレポートの負の値は、クラウド プロバイダから受け取ったクレジットに対応します。
Google インボイスに基づく各インボイス(請求)月の製品別コスト
- このレポートは、データ ソースとして BigQuery を使用します。プラットフォームで BigQuery を有効にしていない場合、このレポートに正確なデータが表示されません。
- VMware Aria Cost は、すべての既存の GCP 製品ラベルをすべての OLAP レポートの GCP サービス ラベル名にマッピングしました。2022 年 6 月以降に更新されたカテゴリが表示されます。
「GCP のコスト履歴」レポートと「請求書履歴」レポートは、内容が類似しており、同じデータ ソースとして BigQuery エクスポートを使用します。GCP コンソールでは、時間範囲の使用日または請求月のいずれかを選択することで、これらのレポートにアクセスします。
ただし、2 つのレポートには重要な相違点がいくつかあります。このため、月次コストの合計が 2 つのレポート間で一致しないことが想定されます。
コスト履歴 | 請求書履歴 | |
---|---|---|
データ ソース | BigQuery エクスポートの [使用開始時刻] 列 | BigQuery エクスポートの [請求月] 列 |
粒度 | 月次、週次、日次 | 月次 |
含まれるコスト | 税および請求書の調整を含んでいない | 税および請求書の調整を含んでいる |
想定されるユースケース | 日次のコスト傾向の表示 | 月次のチャージバックの表示 |
マシン タイプ別のコンピューティング エンジンのコストを分析します
レポート設定 - カテゴリ:製品カテゴリ
コンピューティング コストが最も高い製品カテゴリを特定します。
レポート設定
マシン タイプを使用せずに分類されるコストを可視化できます。
ECS Fargate タスクのレポート データ
Elastic Container Service (ECS) Fargate タスクのパースペクティブを作成できます。これらの資産に添付された AWS タグを使用して、Fargate と関連コストが [パースペクティブ] グループに配分されます。これらのパースペクティブは、レポート クエリに使用できます。
レポート > コスト > 履歴 の順に移動します。フィルタ で AWS サービス をクリックし、Amazon Elastic Container Service - Direct で次のオプションを選択して、[更新] をクリックします。
結果レポートでは、今月以降に有効な Fargate タスクに関連する費用を表示できます。履歴データは使用できません。
各レポートをドリルダウンするには、コスト値をクリックしてリソースの詳細を表示します。SyntheticId のエントリは、タグおよび他の関連する列に基づく Fargate リソースとタスクの集計を示します。
タイプ別の EC2 インスタンスのトレンドを分析します
日別および予約タイプ別のインスタンス コスト
EC2 インスタンスのコストを日別および予約タイプ別で表示します。このレポートでは、[オンデマンド]、[一部前払い]、[前払いなし]、[スポット]、[全額前払い] の各予約タイプ別にコストを表示することができます。
「高」、「中」、「低」などのレガシー予約タイプが引き続きインフラストラクチャで使用されている場合は、それらを確認することもできます。また、インスタンス タイプ(t1.micro
や r3.large
など)ごとのインスタンスの使用状況を表示することもできます。各タイプは選択または選択解除できるので、最も重要なデータに注目することができます。
データ転送のコストを把握し、そのコストを削減する機会を検出します
このレポートは、バイト単位の課金のデータを提供します。コスト履歴レポートを使用して、処理(1 接続あたり)とプロビジョニング(1 時間あたり)の料金を報告します。
AWS のドキュメントでは、NAT ゲートウェイのバイト単位の課金が処理中であることを示しています。このレポートでは、これらの NAT ゲートウェイの「処理中」(バイト単位) の料金を表示できます。
カテゴリ のドロップダウンをクリックし AWS のサービス を選択して、すべての AWS のサービスによって発生する転送コストに関するレポートを表示します。
カテゴリ のドロップダウンをクリックし 宛先の場所 を選択して、ファイル転送の宛先の場所に基づくレポートを表示します。
カテゴリ のドロップダウンをクリックし 送信元の場所 を選択して、ファイル転送の送信元の場所に基づくレポートを表示します。
カテゴリ のドロップダウンをクリックし 転送タイプ を選択して、リージョナル ファイル転送およびインターネット経由のファイル転送に関するレポートを表示します。
コスト タイプ別の DynamoDB コストについて把握します
月別およびアカウント別の DynamoDB コスト
DynamoDB コスト レポートでは、データ転送コスト、プロビジョニング済みリソースのコスト、予約済みリソースのコスト、使用されていない予約済みリソースのコストなど、さまざまなコスト要素をアカウントごと、リージョンごと、または週ごとに分類して確認することができます。
当月のアカウント別およびサービス アイテム別の現在のコスト
当月のアカウント別およびサービス アイテム別の現在のコスト
単一の期間を調査対象として、X 軸やカテゴリを基にデータを分析します。
データセンターにおけるコスト ドライバ タイプ別のコストのトレンド履歴。
このレポートは、VMware アカウントのベンチマーク価格設定を有効にしている場合にのみ使用できます。
実際の支出のトレンドを分析し、予算と対比しながら追跡します
Actual - Budget
) とロールオーバー傾向レポート設定
支出傾向を予算の割合で表示。
レポート設定
プラットフォームでパースペクティブによって分類された予算がある場合は、そのパースペクティブの予算と実績の傾向を表示できます。
複数のパースペクティブによって分類された予算がある場合、このレポートでは、分類された予算が最後に更新されたパースペクティブのみを選択できます。
Azure ストレージのコストのトレンド履歴
タイプ別のコスト履歴傾向の分析
バリエーション:X 軸でのデータの定義方法を決定するには、別の 時間間隔 ディメンションを指定します。
このレポートの負の値は、クラウド プロバイダから受け取ったクレジットに対応します。
当月のタイプ別のコストを分析します
予算のコストと実際のコストとを比較して、トレンドと差異を分析します
Actual - Budget
) とロールオーバー傾向レポート設定
支出傾向を予算の割合で表示。
レポート設定
プラットフォームでパースペクティブによって分類された予算がある場合は、そのパースペクティブの予算と実績の傾向を表示できます。
複数のパースペクティブによって分類された予算がある場合、このレポートでは、分類された予算が最後に更新されたパースペクティブのみを選択できます。
GCP の予算のコストと実際のコストとを比較して、トレンドと差異を分析します
Actual - Budget
の差異また、グラフの表示 の下で 予算の割合 (%) を選択して、支出の傾向を予算の割合として表示することもできます。
レポート設定
データ間隔:特定の期間セクションで選択された月範囲
プラットフォームでパースペクティブによって分類された予算がある場合は、そのパースペクティブの予算と実績の傾向を表示できます。
複数のパースペクティブによって分類された予算がある場合、このレポートでは、分類された予算が最後に更新されたパースペクティブのみを選択できます。
予約済み仮想マシンのコストを含む、償却コストのトレンドを精査します
バリエーション:[カテゴリ] ドロップダウンで、リージョンなどのカテゴリを指定します。レポートには、傾向を分析できるように、これらのカテゴリ別の償却が表示されます。
レポート設定
1 か月あたりの最大および最小の償却コストが発生する機能(または類似のパースペクティブ)がどれかを判別します。
バリエーション:[カテゴリ] ドロップダウンで、環境またはチームなどのパースペクティブ グループを指定します。レポートには、傾向を分析できるように、これらのパースペクティブ別の償却が表示されます。
Azure の償却コスト レポートにより、精度とスケーラビリティが向上します。
償却レポート | 償却コスト レポート | |
---|---|---|
償却コストの計算方法 | VMware Aria Cost は、予約コストと使用量データに基づいて償却コストを計算します。 | VMware Aria Cost は、コスト管理 API を使用して Microsoft からの償却コストにアクセスし、精度とスケーラビリティを向上させます。 |
償却データ | 仮想マシンの償却データのみが含まれます。 | 追加の予約可能なリソースの償却データも含まれます。 |
前払い料金 | 仮想マシン の前払い料金を償却します。 | 仮想マシン予約注文 - 前払い カテゴリの前払い料金を償却します。 |
機能のサポート | カスタム明細項目 ルールおよび コスト再配分 ルールでサポートされます。 | カスタム明細項目 ルールおよび コスト再配分 ルールではサポートされていません。 |
サービス プリンシパル | enrollmentreader ロールは不要です。 |
enrollmentreader ロールが必要です。 |
このレポートを表示するには、「enrollmentreader」ロールを含むようサービス プリンシパルを更新する必要があります。サービス プリンシパルに「enrollmentreader」ロールを割り当てる方法の詳細については、Enterprise Agreement Azure アカウントの構成を参照してください。
フィルタ:サービス 間隔:月次 X 軸:月 Y 軸:使用率別の償却コスト ($) カテゴリ:サービス カテゴリのチャート タイプ:棒
使用率別の償却コスト:サブスクリプション、仮想マシン シリーズ、登録、リージョンなどに配分された償却コストを表示します。
すべての予約について、レポートには、それぞれの サブスクリプション および リージョン にマッピングされた予約の償却コストが表示されます。未使用の RI の場合、償却コストはレポートの その他 カテゴリに表示されます。
請求されるすべての項目について、AWS の月単位の明細を表示します
このレポートには、課金されている各アイテムについて、AWS の月単位の明細が一覧表示されます。明細書の横にある 表示 アイコンをクリックして、その明細書の概要を確認します。
次のレポートは CSV ファイルでダウンロードすることもできます。
サポートされているすべての予約可能 AWS サービスの償却などを含む、任意の期間の「完全にロードされた」費用を確認します。
この償却レポートには、次の情報が表示されます。
請求ルールのサポート
予約の前払い料金とコスト節約計画 の初期料金は、償却レポートから除外されます。
Amazon のコストと使用状況レポート (CUR)
レポート設定
仮想マシンのコストのトレンドを分析します
SQL データベースのコストのトレンドを分析します
S3 のコストのトレンドを分析します
日別およびアカウント別の S3 コスト
S3 レポートでは、S3 ストレージに関するコスト情報が表示されます。S3 は、使用されるストレージ容量だけでなく、送信されるデータ量によっても課金されます。
このレポート内の合計には、ストレージ容量と共にデータ転送コストも反映されています。API コスト、バケット別のコスト、および/または Glacier ストレージ コストなど、他のオプションを選択することもできます。
予約によってカバーされる RDS インスタンスとコストのトレンドを分析します
バリエーション:[カテゴリ] ドロップダウンで、[アカウント] の代わりに [所有者]、[環境]、またはその他のパースペクティブを選択します。レポートに、それらのパースペクティブごとのコスト傾向が表示され、チーム、プロジェクト、またはインフラストラクチャ所有者ごとの支出を分析することができます。
レポート設定
チーム、プロジェクト、およびアカウントで使用されている RDS インスタンスのタイプを確認します。
レポート設定
AWS RDS サービスに関するオンデマンドと予約ベースでの RDS コストの傾向を比較分析します。追加の予約購入を行うことでコストを削減できる可能性について、すばやく把握します。
当月のプロジェクト別のコストを分析します
EBS ボリュームのコストのトレンドを分析します
日別および EBS ボリューム ステータス別のボリューム コスト
EC2 ボリューム レポートは、ボリュームのコストに関する判断材料を提供します。このレポートを使用すると、定義されたパースペクティブ、EBS ボリュームのステータス、またはボリューム タイプだけでなく、アベイラビリティ ゾーンにも基づいてボリュームのコストを把握することができます。
たとえば、このレポートは財務グループ別にボリューム コストを表示するように構成されています。本番環境、開発、テストのすべてにおけるボリュームのコストを示しています。割り当てられていない資産に関するさまざまなデータもあります。
仮想マシン RI の償却コストのトレンドを分析します
バリエーション:[カテゴリ] ドロップダウンで、[契約状態] や [サブスクリプション] などのカテゴリを指定します。このレポートでは、予約仮想マシンの契約状態やサブスクリプションなどについてカテゴリごとの償却額が表示され、トレンドを分析することができます。
レポート設定
購入済みの予約の償却原価を確認します。
バリエーション:
[カテゴリ] ドロップダウンで、[契約状態] や [アカウント] などのカテゴリを指定します。このレポートでは、予約の契約状態やアカウントなどについてカテゴリごとの償却額が表示され、トレンドを分析することができます。予約が共有サブスクリプションを使用して購入されている場合、その予約の加入契約はグラフで「その他」と表示されることに注意してください。
レポート設定
各月の償却原価が最も多い所有者と最も少ない所有者を確認します。
バリエーション:[カテゴリ] ドロップダウンで、[環境] や [機能] などのパースペクティブ グループを指定します。レポートには、傾向を分析できるように、これらのパースペクティブ別の償却が表示されます。
AWS での定期 RI の配分方法についての説明
VMware Aria Cost は、すべての定期的なリザーブド インスタンス (RI) を配分して、サービスまたはビジネス グループの総所有コストを提供します。配分を有効にすると、すべての RI の定期的なコスト(初期コストとは異なる)が AWS 請求書の各使用量の行項目の時間ごとの料金計算に含まれます。これは、チャージバックとショーバックに特に役立ちます。
たとえば、1 年前に 3 年間の EC2 予約を $2/時間のレートで購入し、6 か月前に 1 年間の別の EC2 予約を $1/時間のレートで購入したとします。これらの予約は両方とも現在アクティブです。現在適用可能なインスタンスを使用すると、その使用を確認し、コストとして $0 が表示された行が請求書に表示されます。この方法では、完全前払いの RI のコストが正確に反映されますが、前払いなし、または一部前払いの RI に対しては正確ではありません。配分により、定期的な RI コストが使用量に関連付けられ、完全にロードされたコストをパースペクティブ グループに配分ることができます。
拡張レポートには、次の UI タブからアクセスできます。
予約タイプによってフィルタリングされた ElastiCache レポートの例を考えてみましょう。ここでは、2022 年 5 月から配分が有効になっています。
2022 年 5 月以前は、前払いなし RI の使用量は認められていますが、正しいカテゴリでは請求されません。この使用に関連するコストは、レポートの 不明 セクションの下に表示されます。
2022 年 5 月以降、配分を有効にすると、使用されたすべての前払いなし RI のコストが使用量に正しく配分されます。使用された RI の正確なコストは、レポート テーブルの 前払いなし 行に表示されます。
次の Elasticsearch レポートの例を考えてみます。ここでは、2022 年 5 月に配分が有効になりました。
2020 年 5 月以前は、コンピューティング リソースの使用に関する請求は、ほかの間接料金の計算時に考慮され、間接料金 > Elasticsearch - その他 に表示されます。
配分が有効になった 2022 年 5 月以降、使用されているすべてのコンピューティング リソースの正しいコストが計算され、レポートの Elasticsearch - コンピューティング セクションに表示されます。
元の登録契約の残高におけるトレンドを分析します
レポートの一般的な Y 軸の測定値の説明
この測定結果には、すべての予約購入とコスト削減プランのコストの償却原価が表示されます。この測定のデータソースは、AWS コストおよび使用状況レポート (CUR) です。VMware Aria Cost では、この値の計算は行わず、単にレポートに選択された期間を対象に総計を求めます。この測定値は、コストや経常的なコストなど、他のコスト メトリック加えて使用することにより、「fully loaded」運用コストを求めることができます。
レポート > コスト > 償却 も参照してください。この定型のレポートには、予約の前払い料金、コスト削減プランの初期料金、および償却費用を除き、すべての AWS サービスが記載されます。償却コストは請求ルールをサポートします。
VMware Aria Cost は、次の個々のコストの合計として 予測コスト を計算します。
(Number of days remaining in the current month) x (Weighted average of previous and current month's recurring costs)
。ここでは、当月の残り日数の各日について、日次平均リカーリング コスト は前月コストまたは MTD コストと同様であると想定します。この測定では、EC2 コンピューティング サービスのみを対象として、適用される RI のメリットを排除し、非スポット EC2 インスタンスの使用量がオンデマンド価格で課金された場合と同じように、時間あたりの使用量を再計算してコストを表します。これは、EC2 使用量の RI を購入した場合に想定される節約の影響を評価する優れた方法です。
この測定では、合計コストを算出し、前払いの RI、サポート コスト、その他 1 回限りのプログラム、またはその他 1 回限りの料金が削除され、継続的な運用コストのビューが提供されます。
この測定では、AWS 請求書に記載するすべての AWS サービス項目が対象になります。これには、EC2 コンピューティング、EBS、RDS、S3 ストレージ(その他のあらゆるサービス)など継続的サービスのほか、前払いの RI の支払い、AWS プログラム、サポート料金といった具体的な課金が含まれます。これにより、特定の期間の間に AWS で課金されている「現金」の状況を確認できます。なお、請求内容を手動で調整すると、AWS からの詳細請求レポートには記載されず、反映されないことがあるため、ご注意ください。また課金によっては、特定月の第 1 日で請求されるもの(すなわちサポート)があります。
コストの再割り当てがサポートされていないコスト。
タイプ別のコスト履歴傾向の分析
新しい「GCP のコスト履歴」レポートと「請求書履歴」レポートは、内容が類似しており、同じデータ ソースとして BigQuery エクスポートを使用します。ただし、2 つのレポートには重要な相違点がいくつかあります。このため、月次コストの合計が 2 つのレポート間で一致しないことが想定されます。
コスト履歴 | 請求書履歴 | |
---|---|---|
データ ソース | BigQuery エクスポートの [使用開始時刻] 列 | BigQuery エクスポートの [請求月] 列 |
粒度 | 月次、週次、日次 | 月次 |
含まれるコスト | 税および請求書の調整を含んでいない | 税および請求書の調整を含んでいる |
想定されるユースケース | 日次のコスト傾向の表示 | 月次のチャージバックの表示 |
現在の請求期間の日単位コストのトレンドとコスト ドライバ
請求期間は、お客様の VMware Cloud Services のアカウントの請求日によって決まります。
レポート > コスト > 現在の請求期間 の順に移動します。
以前の請求期間の日単位コストのトレンドとコスト ドライバ
現在の請求期間のコストの主な発生要因は何ですか。
請求期間は、お客様の VMware Cloud Services のアカウントの請求日によって決まります。
レポート > コスト > 以前の請求期間 の順に移動します。
タイプ別のコスト履歴傾向の分析
Oracle の請求書が毎日アップロードされている場合でも、請求データは 2 日前までのものである可能性があります。そのため、Oracle の日次コスト レポート データの表示内容は、最大 2 日分遅れたものとなる可能性があります。たとえば、7 月 8 日に生成された請求書には、7 月 5 日までのデータのみが含まれます。これは想定される動作です。
コストのレポート ビューを日次、月次、週次の間で切り替えます。指定された間隔により、X 軸でデータをどのように定義するかが決まります。
以下の標準フィルタ オプションを使用して、ビジネス ニーズに応じてレポートを表示できます。
カテゴリの「予約タイプ」を使用して、月額フレックスと従量課金制 (PAYG) の費用を分離できます。
予算と実際の費用を比較し、実際の費用の傾向を分析する
レポート設定
[グラフを表示] で 予算に対する割合 (%) を選択し、更新 をクリックして、予算に対する割合として支出のトレンドを視覚化します。
レポート設定
データ間隔 を選択し、更新 をクリックして、指定された期間のデータを表示します。
プラットフォームでパースペクティブによって分類された予算を構成した場合、そのパースペクティブの予算と実績の傾向を表示できます。
予算 ドロップダウンからパースペクティブを選択し、グループ ドロップダウンからパースペクティブ グループを選択し、更新 をクリックします。
複数のパースペクティブによって分類された予算がある場合、このレポートでは、分類された予算が最後に更新されたパースペクティブのみを選択できます。
コストのレポート ビューを日次、月次、週次の間で切り替えます。指定された間隔により、X 軸でデータをどのように定義するかが決まります。
以下の標準フィルタ オプションを使用して、ビジネス ニーズに応じてレポートを表示できます。
月単位およびサービス別のコスト履歴
チャート タイプ: 棒