アプライアンスのバージョン 1.0.2 への自動アップグレードが機能していません。ZIP 解凍エラーが原因で、ダウンロードしたアップグレード バンドルの抽出に失敗します。このトピックで説明する手順に使って、アプライアンスを 1.0.2 バージョンにアップグレードする必要があります。
- アプライアンスのアップグレード ステータスを確認します。
- ブラウザから、admin 認証情報を使用して Carbon Black Cloud Workload アプライアンス (https://<appliance IP address>) にログインします。
- ページに移動します。
- 自動アップグレードは、設定した日時に開始されます。自動アップグレードに失敗した場合は、アップグレードに失敗エラーが表示されます。
- アップグレードの失敗理由を確認します。
- admin 認証情報を使用してアプライアンス CLI に SSH 接続します。例:
ssh admin@<appliance IP address>
。 - 次のコマンドを実行します。
cat /var/log/cwp/apw_upgrade_status.json
- 出力のステータス フィールドの値を確認します。サンプル出力は次のとおりです。
{"status":"EXTRACTING_WRAPPER_BUNDLE_FAILED","reboot_pending":null,"message":"Zip entry breaches extract location, entry resolved path: /var/vmware/bundle/bundles/staging/wrapper-1.0.2.0-xxxxxxxx/cwp-appliance-bundle- 1.0.2.0-xxxxxxxx.zip, extract location/opt/vmware/cwp/etc/bundles/staging/wrapper- 1.0.2.0-xxxxxxxx","source_version":null,"target_version":"1.0.2.0-xxxxxxxx"}
- ステータスが EXTRACTING_WRAPPER_BUNDLE_FAILED の場合、ZIP 解凍エラーが原因でアップグレード バンドルのダウンロードに失敗します。このエラーは、すべての 1.0.1 アプライアンスで発生します。アップグレードの次の手順に進みます。
- ステータスが TIMEDOUT_WAIT_FOR_TERMINAL_STATUS の場合、アプライアンスの root および admin のパスワードが期限切れになります。アップグレードを進めるには、まずパスワードをリセットする必要があります。アプライアンスのパスワードは 90 日後に期限が切れます。アプライアンス パスワードのリセット トピックの説明どおりにパスワードを変更し、次の手順に進みます。
- admin 認証情報を使用してアプライアンス CLI に SSH 接続します。例:
- シェル (.sh) スクリプト ファイルを次のようにダウンロードして実行します。
- 次のリンクをクリックします。スクリプト ファイルがダウンロードされます。ファイルをローカル マシンに展開します。
-OR-
次のコードを update-config シェル スクリプト ファイルとしてコピーします。
CONFIG_FILE="/opt/vmware/cwp/appliance-worker/config/application.yml" if grep -q "upgrade.staging.location" "${CONFIG_FILE}" then # Already exists, nothing to do echo "Settings already up-to-date. Nothing to do!" else # Add config and restart service echo "Updating config..." sed "-i.$(date +%s)" '1i upgrade.staging.location: /var/vmware/bundle/bundles/staging' "${CONFIG_FILE}" echo "Restarting appliance worker service..." systemctl restart cwp-appliance-worker.service sleep 10 echo "Settings updated successfully!" fi
- 次のコマンドを使用して、スクリプト ファイルをアプライアンス仮想マシンにコピーします。
Linux:
scp <Location_Of_update-config.sh_File> admin@<Appliance_VM_IP>: admin@<Appliance_VM_IP>'s password:
Windows:pscp -scp -P 22 <Location_Of_update-config.sh_File> admin@<Appliance_VM_IP>: admin@<Appliance_VM_IP>'s password:
- admin 認証情報を使用してアプライアンス仮想マシンに SSH 接続し、root ユーザーに切り替えます。
ssh admin@<Appliance_VM_IP> Warning: Permanently added '<Appliance_VM_IP>' (RSA) to the list of known hosts. admin@<Appliance_VM_IP>'s password: admin@<Appliance_VM_IP> [ ~ ]$ su - Password: root@<Appliance_VM_IP> [ ~ ]#
- 次のコマンドを使用してファイルの権限を変更し、ファイルを実行可能にします。
# chmod +x /home/admin/update-config.sh
- 次のコマンドを使用してスクリプトを実行します。
# ./update-config.sh
- サンプル出力は次のように表示されます。
Updating config... Restarting appliance worker service... Settings updated successfully!
- 次のリンクをクリックします。スクリプト ファイルがダウンロードされます。ファイルをローカル マシンに展開します。
- アプライアンスのアップグレードをスケジュール設定します。アップグレードの詳細については、アプライアンスとプラグインのアップグレード を参照してください。
アップグレードがスケジュールどおりにトリガされると、アプライアンス ユーザー インターフェイスのアップグレード ページで結果を監視します。アップグレード プロセスは通常、10 ~ 15 分以内に完了します。
- アップグレードを確認するには、次の手順を実行します。
- アプライアンス ダッシュボードに移動します。更新されたバージョンとビルド番号を表示できます。
- [[Upgrade (アップグレード)]] ページに移動します。アップグレード関連のエラー メッセージがないことを確認します。