バックグラウンド スキャンは、固定ディスク ドライブにあるファイルのレピュテーション レベルを事前に入力するために使用される 1 回限りのスキャンです。バックグラウンド スキャンを構成するには、ポリシー設定を指定します。

バックグラウンド スキャンは、次のいずれかのアクションが実行されると開始されます。
  • エンドポイント センサーがインストールされるとすぐに、バックグラウンド スキャンが有効になっているポリシーにセンサーが割り当てられます。
  • 以前にこの設定を無効にしていたポリシーでバックグラウンド スキャンを有効にした場合。
  • バックグラウンド スキャンが無効になっているポリシーから、バックグラウンド スキャンが有効になっているポリシーにセンサーを割り当てる場合。
注:
  • センサーがすでにバックグラウンド スキャンを完了している場合、スキャンは再度実行されません。
  • 防止バイパス ルールで指定されたパスは、バックグラウンド スキャン プロセスによってスキャンされません。
  • (たとえば、マシンのパワーオフまたはサービス障害が原因で)バックグラウンド スキャンが完了前に終了した場合、バックグラウンド スキャンは中断した場所から再開され、完了するまで続行されます。

Run background scan 設定には 2 つのオプションがあります。左側のナビゲーション ペインで、[Enforce (適用)] > [Policies (ポリシー)] をクリックし、ポリシーを選択して、 [Sensor (センサー)] タブを選択します。

  • [標準]バックグラウンド スキャンは低優先度モードで実行され、低いシステム リソースを消費し、他のプロセスでシステム リソースが必要になったときに一時停止します。標準バックグラウンド スキャンでは、1 分あたり最大 20 個のファイルが処理されます。完了までの時間は、使用可能なシステム リソースと、スキャンするシステム上のファイルの数によって異なります。
  • [優先]バックグラウンド スキャンは高優先度モードで実行され、追加のリソースを消費して完了します。優先バックグラウンド スキャンは最適化された速度で、1 分あたり 100 個のファイルを処理します。完了までの時間は、使用可能なシステム リソースと、スキャンするシステム上のファイルの数によって異なります。
優先スキャンはシステムのパフォーマンスに影響を与える可能性があるため、これらのスキャンは次のシナリオで使用することをお勧めします。
  • VDI プライマリ イメージ
  • テスト
  • 緊急インシデント
注: 優先スキャンは、Windows センサー バージョン 3.3 以降および Linux センサー バージョン 2.12 以降にのみ適用されます。