この Cloud Service インスタンスの識別子としてサイト名を入力し、この Cloud Service を VMware Cloud Director™ およびローカルの vCenter Server Lookup service に登録します。ウィザードに従って、この Cloud Service を 1 つ以上の Replicator Service インスタンスとプライマリ* Tunnel Service に登録します。
前提条件
- クラウド サイトのインストール要件が満たされていることを確認します。要件の詳細については、Cloud Director サイトのインストール要件とデプロイの前提条件を参照してください。
- VMware Cloud Director Availability のすべてのアプライアンスが正常にデプロイされていることを確認します。アプライアンスのデプロイの詳細については、Cloud Director サイトへのアプライアンスの展開を参照してください。
手順
- Web ブラウザで、https://Cloud-Replication-Management-Appliance-IP-Address/ に移動します。
この Cloud Director Replication Management Appliance はまだ構成されていないため、 https://Cloud-Replication-Management-Appliance-IP-Address/ui/provider にリダイレクトされます。
- OVA のデプロイ時に設定した root ユーザー パスワードを使用してログインします。
- アプライアンスに初めてログインする場合、root ユーザーの初期パスワードを変更する必要があります。
- OVA のデプロイ中に設定した root ユーザーの初期パスワードを入力します。
- 新しいパスワードを入力して確認します。
入力するパスワードは、8 文字以上のセキュアなパスワードにする必要があり、次の文字で構成されている必要があります。
- 1 文字以上の小文字。
- 1 文字以上の大文字。
- 1 文字以上の数字。
- 1 文字以上の特殊文字( & # % など)。
- [適用] をクリックします。
[はじめに] タブが開きます。
- [新規インストールの手順] で、[初期セットアップ ウィザードの実行] をクリックします。
[Cloud Replication Management Appliance をデプロイします] に、新しくデプロイされたこの Cloud Director Replication Management Appliance の IP アドレスが表示されます。
- この Cloud Service インスタンスを設定するには、[初期セットアップ] ウィザードを完了します。
- [ライセンス] 画面で、VMware Cloud Director Availability™ のライセンス キーを入力し、[保存して続行] をクリックします。
有効なライセンス キーを指定した後で初期セットアップ ウィザードをキャンセルすると、その後の試行でライセンス キーがグレーアウトされ、ページで再び入力することができなくなります。
- [サイトの詳細] 画面で、この Cloud Service インスタンス サイトを構成し、[保存して続行] をクリックします。
オプション 説明 サイト名 この Cloud Service インスタンスのサイト名を入力します。 重要: サイト名は、 VMware Cloud Director Availability のこのインスタンスの ID として使用され、後でアクティブなレプリケーションに影響を与えずに変更することはできません。パブリック サービス エンドポイントのアドレス 必要に応じて、パブリック サービス エンドポイント アドレスを入力します。 または、このアドレスの入力を省略して、初期構成の完了後にアドレスを入力することもできます。
説明 必要に応じて、このサイトの説明を入力します。 有効にするデータ エンジンを選択
レプリケーション用に 1 つまたは両方のデータ エンジンを有効にします。
- [クラシック] データ エンジンは、移行と保護の両方をサポートします。
- [VMC] データ エンジンは、移行のみをサポートします。
- [VMware Cloud Director] 画面で、この Cloud Service インスタンスを VMware Cloud Director に登録し、[保存して続行] をクリックします。
オプション 説明 VMware Cloud Director エンドポイント URL VMware Cloud Director のアドレスを入力して Tab キーを押し、アドレスを https://VMware-Cloud-Director-IP-Address:443/api として自動入力します。 VMware Cloud Director のユーザー名 VMware Cloud Director で、システム管理者ユーザーのユーザー名を入力します。たとえば、administrator@system を使用します。 VMware Cloud Director のパスワード VMware Cloud Director システム管理者ユーザーのパスワードを入力します。 サムプリントを確認し、 VMware Cloud Director の SSL 証明書を受け入れます。適切な権限のないユーザーを VMware Cloud Director で指定すると、「 予期しない VMware Cloud Director エラーが発生しました。[ UI-id ] この操作は拒否されました。」というエラー メッセージが返されます。VMware Cloud Director に正常に登録すると、Cloud Service によって、Setup DRaaS and Migration および Availability (localSite) という名前のプラグインがインストールされます。
- [Replicator Service インスタンス] 画面で、この Cloud Service インスタンスを vCenter Server Lookup service および 1 つ以上の Replicator Service インスタンスに登録し、[保存して続行] をクリックします。
オプション 説明 [Lookup Service のアドレス] vCenter Server Lookup service のアドレスを入力して Tab キーを押し、アドレスを https://Lookup-Service-IP-Address:443/lookupservice/sdk として自動入力します。 サポートされているトポロジの詳細については、「Cloud Director サイトのデプロイ要件」を参照してください。
[Replicator 1] [Replicator API サービス エンドポイント] 最初の Replicator Service インスタンスのエンドポイント アドレスを入力し、Tab キーを押して、アドレスを https://Replicator-IP-Address:8043 として自動入力します。 [Replicator Service の root パスワード] Replicator Appliance インスタンスの root ユーザーのパスワードを入力します。 [接続テスト] クリックして、このエンドポイントへの接続とその root ユーザー パスワードを確認し、この Replicator Service インスタンスを保存します。アプライアンスのデプロイ後にパスワードが設定されていない場合は、root ユーザーの初期パスワードを変更する必要があります。 入力を求められたら、OVA のデプロイ時に設定した root ユーザーの初期パスワードを入力します。新しいパスワードを入力して確認します。
入力するパスワードは、8 文字以上のセキュアなパスワードにする必要があり、次の文字で構成されている必要があります。
- 1 文字以上の小文字。
- 1 文字以上の大文字。
- 1 文字以上の数字。
- &、#、% などの 1 文字以上の特殊文字。
[SSO ユーザー名] ローカル サイトの Single Sign-On ドメインの管理者権限を持つユーザーを入力します(例:[email protected])。 [SSO パスワード] 管理者ユーザーのパスワード。 [説明] 必要に応じて、この Replicator Service インスタンスの説明を入力します。 [Replicator Service インスタンスの追加] 必要に応じて、Replicator Service インスタンスをさらに追加します。 [Cloud、Manager、および Tunnel に上記の Lookup Service アドレスを使用] - バージョン 4.6 以降、デフォルトではこのトグルは無効です。つまり、vCenter Server Lookup service アドレスは Replicator Service インスタンスにのみ適用されます。
重要: このアドレスを Manager Service、 Cloud Service、およびオプションの Tunnel Service に使用しないことで、構成されていない vCenter Server Lookup service に対しては、想定どおり「 Lookup Service が構成されていません」と表示されます。
このトグルを無効のままにしても、これらのサービスのシングル サインオン (SSO) ユーザー認証は許可されません。後で vCenter Server Lookup service アドレスを構成するには、『Administration Guide』の「vCenter Server Lookup service 証明書を受け入れ、オプションで SSO を許可するようにサービスを構成する」にある手順を参照してください。
- または、この vCenter Server Lookup service アドレスを Manager Service、Cloud Service、Tunnel Service にも使用し、これらのすべてのサービスでも SSO を有効にするには、このトグルを有効にします。
サムプリントを確認し、 vCenter Server Lookup service および構成されている各 Replicator Service インスタンスの SSL 証明書を受け入れます。 - [Tunnel Service] 画面で、この Cloud Service をプライマリ* Tunnel Service に登録し、接続をテストして、[保存して続行] をクリックします。
オプション 説明 Tunnel Service アドレス プライマリ* Tunnel Service の API エンドポイント アドレスを入力して Tab キーを押し、アドレスを https://Tunnel-IP-Address:8047 として自動入力します。 root パスワード Tunnel Appliance の root ユーザーのパスワードを入力します。 接続テスト クリックしてエンドポイントへの接続と root ユーザー パスワードを確認し、Tunnel Service を保存します。アプライアンスのデプロイ後にパスワードが設定されていない場合は、root ユーザーの初期パスワードを変更する必要があります。 OVA のデプロイ時に設定した root ユーザーの初期パスワードを入力します。新しいパスワードを入力して確認します。
入力するパスワードは、8 文字以上のセキュアなパスワードにする必要があり、次の文字で構成されている必要があります。
- 1 文字以上の小文字。
- 1 文字以上の大文字。
- 1 文字以上の数字。
- &、#、% などの 1 文字以上の特殊文字。
* 初期構成時には、プライマリ Tunnel Appliance のみを登録します。 Tunnel Service の高可用性と、2 つ目の Tunnel Appliance インスタンスの登録の詳細については、「 Cloud Director サイトへの HA 用の 2 つ目の Tunnel Appliance の追加」を参照してください。サムプリントを確認し、 Tunnel Service の SSL 証明書を受け入れます。 - [設定内容の確認] 画面で Cloud Service 構成のサマリを確認し、[終了] をクリックします。
- [ライセンス] 画面で、VMware Cloud Director Availability™ のライセンス キーを入力し、[保存して続行] をクリックします。
- ペアリングする前に、プロバイダとして VMware vCloud® Usage Meter で測定する各 Cloud Service インスタンスを追加する必要があります。
vCloud Usage Meter でのクラウド サイト インスタンスの追加の詳細については、 vCloud Usage Meter の統合を参照してください。
- (オプション) Cloud Service の構成が正しいことを確認します。
- 左側のペインの [システム] で、[システムの健全性] をクリックします。
- [システムの健全性] 画面で、ステータスが緑色の OK と表示されていることを確認します。
次のタスク
Cloud Service インスタンスを vCloud Usage Meter に追加すると、この Cloud Service インスタンスをクラウド サイトおよび 1 つ以上の On-Premises to Cloud Director Replication Appliance インスタンスとペアリングできるようになりました。
クラウド サイトのペアリングと測定の詳細については、『Administration Guide』の「Cloud Director サイトとのペアリングの管理」を参照してください。