セル管理ツールは、VMware Cloud Director セルまたはデータベースの管理に使用するコマンド ライン ユーティリティです。ほとんどの操作には、スーパー ユーザーまたはシステム管理者の認証情報を使用する必要があります。
セル管理ツールは、/opt/vmware/vcloud-director/bin/ にインストールされます。これは、単一のコマンドの実行またはインタラクティブ シェルとして実行する場合に使用できます。
セル管理ツールの機能には、VMware Cloud Director のデプロイおよび初期構成時に役立つものと、それ以降の VMware Cloud Director の管理に役立つものがあります。そのため、セル管理ツールのドキュメントの一部については、VMware Cloud Director Service Provider Admin ガイドで確認することができます。VMware Cloud Director セル管理ツール リファレンスを参照してください。
使用可能なコマンドの一覧表示
使用可能なセル管理ツールのコマンドを一覧表示するには、次のコマンドラインを使用します。
./cell-management-tool -h
シェル モードの使用
セル管理ツールは、ここに示されているように引数なしで呼び出すことによって、インタラクティブ シェルとして実行できます。
[root@cell1 /opt/vmware/vcloud-director/bin]#./cell-management-tool Cell Management Tool v8.14.0.4146350 Type "help" for available subcommands. cmt>シェル モードでは、次の例に示されているように、 cmt> プロンプトでセル管理ツールの任意のコマンドを入力できます。
cmt>cell -h usage: cell [options] -a,--application-states display the state of each application on the cell [DEPRECATED - use the cell-application command instead] -h,--help print this message -i,--pid <arg> the process id of the cell [REQUIRED if username is not specified] -m,--maintenance <arg> gracefully enter maintenance mode on the cell -p,--password <arg> administrator password [OPTIONAL] -q,--quiesce <arg> quiesce activity on the cell -s,--shutdown gracefully shutdown the cell -t,--status display activity on the cell -tt,--status-verbose display a verbose description of activity on the cell -u,--username <arg> administrator username [REQUIRED if pid is not specified] Note: You will be prompted for administrator password if not entered in command line. cmt>実行が終了すると、コマンドは cmt> プロンプトに戻ります。シェル モードを終了するには、 cmt> プロンプトで exit と入力します。
セル管理ツールの使用法のヘルプ
この例では、使用可能なシェル管理ツールのコマンドをリストする単一の非インタラクティブ コマンドを実行しています。
[root@cell1 /opt/vmware/vcloud-director/bin]# ./cell-management-tool -h usage: cell-management-tool -h,--help print this message Available commands: cell - Manipulates the Cell and core components certificates - Reconfigures the SSL certificates for the cell . . . For command specific help: cell-management-tool <commandName> -h
VMware Cloud Director 10.3 以降、VMware Cloud Director ユーザー インターフェイスへのアクセス失敗のトラブルシューティングを行うには、CMT コマンドの代わりに https://{api_host}/cloudapi/1.0.0/site/settings/cors
API エンドポイントを使用する必要があります。詳細については、VMware Cloud Director ユーザー インターフェイスへのアクセス失敗のトラブルシューティングを参照してください。