[組織管理者]がロード バランシング サービスを構成する前に、[システム管理者]NSX Edge Gateway でロード バランサを有効にしておく必要があります。

NSX Advanced Load Balancer を有効にしているときに、または有効にした後に、IPv6 サービス ネットワークを追加できます。

バージョン 10.4.1 以降では、VMware Cloud Director は透過的なロード バランシングをサポートしています。透過モードは、受信パケット内のクライアントの送信元 IP アドレスがバックエンド サーバに表示されるかどうかを示します。

前提条件

  • [システム管理者] であることを確認します。

  • VMware NSX Advanced Load Balancer がクラウド インフラストラクチャに統合されていることを確認します。NSX Advanced Load Balancer の管理の詳細については、「VMware Cloud Director Service Provider Admin ガイド」を参照してください。
  • IPv6 サービス ネットワークを使用して仮想サービスと IPv6 ロード バランサ プール メンバーの IPv6 仮想 IP アドレスを構成する場合は、NSX Edge Gateway で SLAAC を有効にして DHCPv6 を構成してあることを確認します。

手順

  1. 上部ナビゲーション バーで [リソース] を選択し、[クラウド リソース] をクリックします。
  2. 左側のパネルで [Edge Gateway ] をクリックします。
  3. ロード バランシングを有効にする NSX Edge Gateway をクリックします。
  4. ロード バランサで [全般設定] をクリックします。
  5. [編集] をクリックして、[ロード バランサの状態] オプションをオンにします。
  6. VMware Cloud Director 10.4.1 を使用している場合に、クライアント IP アドレスの保持を有効にするには、[透過モード] オプションをオンにします。
  7. プロンプトが表示されたら、ドロップダウン メニューから機能セットを選択します。
    [プレミアム] 機能セットを持つ Edge Gateway を有効にした場合は、 [プレミアム] 機能を使用するように Edge Gateway を構成することのみが可能です。 [標準] 機能セットを持つゲートウェイを有効にした場合は、 [標準] または [プレミアム] 機能のいずれかを使用するように選択できます。
    オプション 説明
    標準 標準機能セットには、VMware NSX Advanced Load Balancer Basic Edition に含まれるロード バランシング機能が用意されています。
    プレミアム プレミアム機能セットを使用すると、追加のロード バランシング プール アルゴリズム タイプとプール パーシステンス プロファイル、仮想サービス分析、プール分析、複数の仮想サービス ポート、追加の仮想サービス アプリケーション プロファイル タイプなど、[プレミアム] 機能の一部にアクセスできます。
  8. 仮想サービスの作成に使用する IP アドレスの取得元となるサービス ネットワーク サブネットの CIDR を入力します。
    IPv4 ネットワーク、IPv6 ネットワーク、またはその両方を使用できます。
    デフォルトの IPv4 サービス ネットワーク サブネットを使用するには、 [デフォルトを使用] チェック ボックスを選択します。
  9. [保存] をクリックします。

次のタスク

サービス エンジン グループを Edge Gateway に割り当てます