VMware Cloud Director 10.5.1.1 以降では、柔軟性のある Flex 組織 VDC に対して、必要な場合にのみ、VDC をバッキングするリソース プールの再構成の設定を有効にできます。

VMware Cloud Director の以前のリリースでは、メモリ リソースと CPU リソースは、Flex 組織 VDC をバッキングするリソース プールに含まれる仮想マシン (VM) の台数に比例して割り当てられます。新しい仮想マシンを作成またはパワーオンするたびに、VMware Cloud Director はリソース プール内の割り当て済みリソースの再構成をトリガします。

VMware Cloud Director 10.5.1.1 以降では、指定された仮想マシン操作のために必要なリソースがリソース プールにない場合にのみリソース プールの再構成が実行されるように設定できます。この設定を有効にするには、vcloud.flex.vdc.lazy.resource.apportioning.enabled パラメータを true に設定する必要があります。

手順

  1. いずれかの VMware Cloud Director セルの OS に、root としてログインするか、SSH で接続します。
  2. レイジー リソース分配を有効にするには、次のコマンドを実行します。
    /opt/vmware/vcloud-director/bin/cell-management-tool manage-config -n vcloud.flex.vdc.lazy.resource.apportioning.enabled -v true