SDDC Manager に展開される vRealize Log Insight インスタンスの使用については、別途ライセンスが供与されます。vRealize Log Insight は、VMware 環境のリアルタイムのログ管理を実現します。これにより、Cloud Foundation システム内の物理インフラストラクチャと仮想インフラストラクチャにわたってログが可視化され、トラブルシューティングがより簡単に行えるようになります。

導入時に、SDDC Manager によって vRealize Log Insight 仮想アプライアンスが展開され、構成されます。展開された vRealize Log Insight インスタンスから、ログを表示および分析して、トラブルシューティングや傾向分析などに役立てることができます。

ブリングアップ プロセスでは、コンテンツ パックも vRealize Log Insight インスタンスにインストールされ、構成されます。コンテンツ パックは、コンテンツ パックの固有の製品または一連のログに関連するダッシュボード、抽出されたフィールド、事前定義クエリ、およびアラートを提供します。vRealize Log Insight Web インターフェイスを起動すると、インストールされているコンテンツ パックが使用可能な状態になります。それらのコンテンツ パックの概要については、Cloud Foundation システムにおける vRealize Log Insight 機能の使用 を参照してください。vRealize Log Insight でのダッシュボード、事前定義クエリ、および収集されたログ データの使用方法の詳細については、vRealize Log Insight のドキュメントを参照してください。

vRealize Log Insight インターフェイスは SDDC Manager ダッシュボード から直接開くことができます。詳細については、Cloud Foundation で vRealize Log Insight を有効化 を参照してください。

初回ブリングアップ プロセス後に vRealize Log Insight Web インターフェイスを初めて起動する場合は、システムによって割り当てられた認証情報をログイン画面で入力してから、 [Login(ログイン)]をクリックします。次に、 vRealize Log Insight Web インターフェイスを使用して、スーパー ユーザー アカウントおよびその他のユーザー アカウントに権限を割り当てます。
注: : SDDC Manager 仮想マシンにログインして /home/vrack/bin/lookup-password コマンドを実行し、 vRealize Log Insight Web インターフェイスに対してシステムによって割り当てられた認証情報を検索することができます。
重要: : admin アカウントのパスワードは vRealize Log Insight Web インターフェイス内から変更しないでください。変更すると、予期しない結果が発生する可能性があります。すべてのアカウント パスワードをローテーションせずに admin アカウントのパスワードを変更するには、 パスワードの手動更新 を参照してください。

手順

  1. vRealize Log Insight Web インターフェイスを開きます。
  2. vRealize Log Insight のログイン画面が表示されたら、該当の認証情報を使用してログインします。
    • 初回ブリングアップ プロセス後に初めて vRealize Log Insight にログインする場合は、ユーザー名 admin と導入プロセスの最後でパスワード ローテーション時に設定されたランダム パスワードを使用します。
    • vRealize Log Insight で設定されたアカウントを使用する場合は、その認証情報を使用してログインします。
    パスワードを更新した後に admin アカウントを使用して vRealize Log Insight Web インターフェイスにログインする場合は、ローテーション プロシージャでそのアカウントに設定されるランダム パスワードを使用する必要があります。パスワードの詳細については、 パスワードの手動更新 を参照してください。

結果

vRealize Log Insight Web インターフェイスが、[Dashboards(ダッシュボード)] > [VMware-VCF] > [Overview(概要)] 画面の順に選択された状態で開き、各種のイベント ウィジェットが表示されます。